
クルマ・ジャケコーナー第245回は、ライオネル・ハンプトン六重奏団の「狂乱の追跡」(1958?)です。
2024年パリオリンピック(7/26-8/11)・パラリンピック(8/28-9/8)開催記念、フランス特集第16弾です!
本日ご紹介のレコは、フランス映画「危険な曲り角」の音楽を2曲を収めたシングル盤(45rpm)
サントラにはモダン・ジャズが全面的に使われ、アメリカのノーマン・グランツのJATP(ジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック)とフランスのマキシム・ソーリー楽団が演奏を担当
このシングルの演奏は、A面『狂乱の追跡(CRAZY HAMP)』がライオネル・ハンプトン六重奏団、B面『オスカーとピートのブルース(OSCAR AND PETE'S BLUES)』がピート・ルゴロ楽団
ライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton 1908 - 2002)は、アメリカのジャズ・ヴィブラフォン奏者、パーカッショニスト、ボーカリスト、バンドリーダー
このシングル盤での熱いドラムはハンプトン?
Youtube
狂乱の追跡 / ライオネル・ハンプトン
ピート・ルゴロ(Pete Rugolo)もアメリカのジャズ・ミュージシャンでどちらもフランスと関係なさそうなので、映画監督の話へ💦
「危険な曲り角(Les Tricheurs)」(1958)の監督は、パリ生まれのマルセル・カルネ(Marcel Carné 1906 - 96)
第2次世界大戦中、フランスがナチスに占領され、ほとんどの映画人がアメリカに亡命する中、マルセル・カルネは脚本家のジャック・プレヴェールと組んで国内に残り、反ファシズムの姿勢を貫いて活動
「悪魔が夜来る(Les Visiteurs du soir)」(1942)でフランス映画グランプリを受賞してます。
フランス・シネマ大賞を受賞した「危険な曲り角」は、青年たちの非行問題を取り上げ、既成のモラルに反抗するフランスの青少年を描いた映画。
↑ ポスターによってイメージがかなり変わりますね。観客も変わる?😅
この映画では生粋のパリジェンヌ女優パスカル・プティ(Pascale Petit 1938 - )がブレイク!60年代にはブリジッド・バルドーに次いで人気だったそうです。
さてさて、ジャケのクルマは・・・
ジャケ裏に“狂乱の追跡(同映画のラスト・シーンより)”とあり、そのラストシーンをネットで探してみると・・・
「ジャガー XK 140」ではないでしょうか?
性能・デザインとも高い完成度で、ジャガーの国際的名声を確立した「XK120」の後継モデルで、最高速度が140mph(約225km/h)から名づけられたスポーツカー
映画では若者たちがクルマで飛ばして「危険な曲り角」で事故?(たぶん違う)
こんないいクルマ、大事に乗らなくちゃね~
【登場車両】
Jaguar XK 140 1954 - 57
【自己採点】
クルマ度 7点(高級スポーツジャガー!)
魅惑度 6点(狂乱パーティと事故った(?)ジャガー)
音楽度 7点(激しいドラムで若者の狂乱を表現?)
Posted at 2024/08/15 19:17:50 | |
トラックバック(0) |
クルマ・ジャケ | 音楽/映画/テレビ