
クルマ・ジャケコーナー第246回は「Theme Songs chansons Vol.5(映画主題歌シャンソン集)」(19??)
2024年パリオリンピック(7/26-8/11)・パラリンピック(8/28-9/8)開催記念、フランス特集第17弾です!
4曲入EP盤(45rpm)
A1:映画「海底の黄金」より『さくらんぼの木とリンゴの木』/ティノ・ロッシ
A2:映画「現金に手を出すな」より『グリスビイ』/ジャック・ピルス
B1:映画「パリの空の下」より『パリの空の下』/エディット・ピアフ
B2:映画「醜聞」より『ボレロ』/リュシエンヌ・ドリイル
今回はジャケが映画「現金に手を出すな」なので、A2のジャック・ピルスについて調べてみたいと思います。
ジャック・ピルス(Jacques Pills 1906 - 1970)はフランスの歌手、俳優。
フランスのコメディ映画「Boum sur Paris(パリは踊る)」(1953)などで主演もしてます。
この映画、エディット・ピアフも重要な役どころで出演してますが、ピルスとピアフは1952年に結婚
・・・1957年には離婚。 まあ、恋多きフランスの男と女ということで💦
♪『グリスビイ(LE GRISBI)』は、フランス・イタリア合作ギャング映画「現金に手を出すな(Touchez pas au Grisbi)」(1954)のテーマ曲?挿入歌?
「GRISBI」は「(せしめた)カネ、獲物、お宝」といった意味のようです。
映画は、パリの暗黒街に生まれ育ち、その実情を熟知した作家アルベール・シモナンの同名ベストセラー小説(1953)が原作
主演はパリ生まれの俳優 ジャン・ギャバン(Jean Gabin 1904 - 76)
邦題の“現金”は“げんなま”と読みますが、引退を考える初老のギャング・マックスが最後の大仕事として“金塊”を強奪し・・・という映画のようです😅
音楽を担当したジャン・ウィエネルの曲で日本でもヒットしました。
Youtube
Le grisbi
主人公マックスの「老い」が強調されるシーンで幾度か流れる哀愁感じる曲です。
さてさて、ジャケのクルマは・・・
ジャケは映画「現金に手を出すな」のラスト(?)シーン。
Youtube
Jean Wiener 映画「現金に手を出すな」 グリスビーのブルース Touchez pas au Grisbi にそのシーンが映ってました。
似たクルマとして、「マーキュリー・エイト・タウン・セダン」が見つかりました。
「マーキュリー(Mercury)」はフォード・モーター社のブランド(1938 - 2011)
GMの「ビュイック」や「ポンティアック」に対抗するために設けられ、大衆車のフォードと高級車のリンカーンの中間を担ったブランドです。
映画には「Citroen Traction Avant」(1934 - 57)も登場してるようで、もしかしたらフランス vs アメリカを演出したかもしれません(全くの憶測です)
【登場車両】
Mercury Eight Town Sedan 1939
【自己採点】
クルマ度 6点(フォードとリンカーンの中間ブランドのクルマ)
魅惑度 6点(ジャン・ギャバンが渋い)
音楽度 6点(主人公マックスの「老い」が強調されるシーンで流れる曲)
Posted at 2024/08/16 20:49:47 | |
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