
映画と小説の「国宝」で作家の吉田修一氏に興味をもち、また、図書館から借りてきました
小説「国宝」(2018)は歌舞伎の世界、「ミス・サンシャイン」(2022)は映画の世界を舞台とした小説でちょっと似た雰囲気でしたが、「太陽は動かない」(2012)はアクション大作、「悪人」(2007)は日本映画的なミステリー(?)、「怒り」(2014)は、ヒューマンドラマ&推理サスペンス(?)、「永遠と横道世之介」(2023)は青春・ヒューマンドラマ(?)、「ランドマーク」(2004)はヒューマンドラマ(?)、「路(ルウ)」もヒューマンドラマ(?)でした
今回、図書館から借りてきたのは小説「平成猿蟹合戦図」(2011)です
WOWWOWで連続ドラマ化(全6話)されてるようですね
出演は鈴木京香、高良健吾、萩原聖人、高岡早紀ら
ここからはネタバレとなります
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↓ ネタバレ注意(クルマが登場する場面など)
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“
「どれだ? お前の車」と純平は駐車場を指差した。
「あれだ、あれ」
真野がまだ新しいステップワゴンを指差す。
「まだ新車だっしゃ」
「んだ。先月買い替えでや」
真野は地元の大手自動車メーカーのディーラーに勤めていた。客が少ないわりに毎月のノルマが厳しいと、以前嘆いていたことをふと純平は思い出した。
”
この小説の連載は、2010年5月~2011年4月なので、当時の新車のステップワゴンは…
4代目(2009 - 15)ですね
スパーダあたりかな?
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感想など(ネタバレ)
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↓ 完全ネタバレ
総頁500
クルマで人を弾き殺してしまう話や、ヤクザの暴力シーンが出てきますが、極端な性的描写や緊張が高まるような場面はなく、気持ちの良い読後感でした(スカッどはしませんでした)
吉田修一の小説は、登場人物が多く、いくつものストーリーが絡み合い、どういうラストシーンに繋がっていくのかを楽しめるかどうか・・・
ドラマ化された方でわかりやすく(?)、さら~っと楽しみたい気がします
題名「平成猿蟹合戦図」の意味がわかるのはほぼラスト
「……スカッどする話さは毒っこ入ってらど」
毒ねえ・・・
クルマで弾き殺した人物が指を切り落とされる罰は受けますが、どんな理由があるにせよ、それでいいんがなあ・・
浜本純平くんには日本のために精一杯がんばってもらうということで、まあ、いいが…
ま、死ぬ気でがんばんなくてもいいけど(笑)
Posted at 2025/09/20 05:05:27 | |
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