
クルマ・ジャケコーナー第108回は、風見慎吾の「泣き虫“チャチャ„の物語」(1985)です。
風見慎吾(かざみしんご 1962 - )、ご存知でしょうか?
現在は「風見しんご」で活動する元アイドル・タレント。
「欽ちゃんの週刊欽曜日」オーディションに合格し、芸能界デビュー(1982)。
欽ちゃんファミリーの中でもアイドル性・タレント性が高く、デビュー以来、2022年現在(レギュラー番組98本!)まで一度もレギュラー番組が途切れないという人気タレントです。
『僕笑っちゃいます』(1983)でレコード・デビュー。
作曲は同郷の大先輩、吉田拓郎。
作詞は欽ちゃんバンド+森雪之丞。33万枚と大ヒットし日本レコードセールス大賞・新人賞受賞。
1stアルバム「FRIDAY TROUBLE」(1983)
ほぼ、作詞:森雪之丞、作曲:後藤次利。
ポスター、ピンナップカードそして、慎吾ハチマキ入り!
2ndシングル『泣いちっちマイ・ハート』(1983)
作詞:森雪之丞、作編曲:五藤次利。日本有線大賞・最優秀新人賞受賞曲。
小堺一機と関根勤がバックダンサーズの名前でバックダンサーを務めていたそう。
3rdシングル『そこの彼女』(1984)
作詞:荒木とよひさ、作曲:三木たかし、編曲:五藤次利。
B面『朝陽のプロローグ』は作曲:林哲司ですよ!
4thシングル『涙のtake a chance』(1984)
作詞:荒木とよひさ、作曲:福島邦子、編曲:小泉まさみ。
ニューヨークで修得したブレイクダンスを大胆に取り入れ大きな話題を呼びました。
現在では「日本におけるブレイクダンスの先駆者」と評価されています。
ジャケ裏には、ブレイキングの図解やバックダンサー「Electric Wave」の写真。
Youtubeで、マイクを持ったままで手をつかない側転?やバク宙するシーンが見られます。
2017年にはキリンビール『のどごし生』のWEB CMムービーで54歳のブレイクダンスを披露! とても面白いCMです。
5thシングル『BEAT ON PANIC』(1985)
作詞:水色玉青、作曲:福島邦子、編曲:小泉まさみ。
ラップが取り入れられ、こちらも日本のポピュラー音楽への導入としては初期のものだそう。
1985年までにシングル6作、アルバムを3作(ナレーション入りベストを含む)を発表。
1987年には、嶋大輔と矢吹薫の3人で「ハリケーントリオ」を結成。
風見はデヴィッド・ボウイと同じスーツを着て化粧をし、カルチャー・クラブや欽ちゃんファミリーメドレーなどを3人で歌ったんだとか・・・一体どんなステージ?!
事務所、レコード会社が違うメンバーでの活動は「イモ欽トリオ」、「わらべ」の欽ちゃんファミリーが初期だそうですが・・・
『ハイスクールララバイ』/イモ欽トリオ(1981)
なんと作詞:松本隆、作・編曲:細野晴臣ですよ!
山口良一(ヨシオ)、西山浩司(ワルオ)、長江健次(フツオ)の3人組で、「たのきんトリオ」と「YMO」からこのユニット名にしたのは萩本欽一のアイデアだそう。
2ndシングル「ティアドロップ探偵団」(1982)も松本隆、細野晴臣の作品!
B面『サーフサイドX』は作詞:松本隆、作・編曲:井上大輔。
1stアルバム「ポテトボーイズNo.1」/イモ欽トリオ(1981)
9曲が作曲:松本隆。作曲陣には井上大輔、南こうせつ、吉田拓郎、FAY'S、細野晴臣!
主な演奏はムーンライダーズ!
初回15万枚はソノシート付。
『めだかの兄弟』/わらべ(1982)
作詞:荒木とよひさ、作曲:三木たかし、編曲:坂本龍一。
高部知子、倉沢淳美、高橋真美の3人組。
翌年、高部知子がスキャンダル(ニャンニャン事件)により脱退。
2ndシングル「もしも明日が…。」/わらべ with KINDOKO FAMILY(1983)

作詞:荒木とよひさ、作曲:三木たかし、編曲:佐藤準。
B面『昔、むかしは・・・』の編曲は鈴木慶一。
すいません。思いっきり話が逸れました~ m(__)m
風見は、デビュー30周年には『ゆるら/今さら Fall in love』(2012)を発表。
交通事故で命を奪われた当時10歳だった娘への思いを作詞した歌のようです。
命の大切さを語る講演や、交通安全関連イベントなどに積極的に参加したり、『赤いランドセル』(2012)、『さくらのとんねる〜二十歳のえみる』(2016)などの本を出版したりしています。
さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは・・・
「泣き虫“チャチャ„の物語」/風見慎吾(1985)
風見慎吾の6thシングル(作詞:大津あきら、作曲:山梨鐐平、編曲:和泉一弥)。
主演映画「泣き虫チャチャ」(1987)の主題歌。
主人公チャチャは茨城出身のディスコキングの設定らしい(゚Д゚;)
ちなみに、風見慎吾が主演した映画「あいつに恋して」(1987)の相手役はオーディションで選ばれた森高千里(その後芸能界入り)!
さらに、「200X年 翔」(1992)では息子役に堂本光一、同級生役に堂本剛が出演し、その後「KinKi Kids」としてデビューしてます。
さてさて、ジャケのクルマは・・・これは難しい~~
「ポルシェ944」? 違うかな~~
944は、商業的に成功しこの時期のポルシェの経営を支えたモデル。
特に1986年発売の944ターボは「世界一ハンドリングが良い自動車」(Best Handling Car In The World )と称され、スポーツカーのベンチマークとなっていたようです。
今見ると、当時よりもカッコ良く見える~
ポルシェ、1台あってもいいなあ~ (^-^;)
【登場車両】
Porsche 944(ポルシェ944)(1983 - 91)
【自己採点】
クルマ度 7点(ポルシェ、やはり憧れます。4人乗りとは知らなかった・・・)
魅惑度 6点(ソフトスーツ?ネクタイ・インがねえ~(笑))
音楽度 6点(今聴くと新鮮?ブレイクダンスの先駆者とは知りませんでした。)