
クルマ・ジャケコーナー第113回は、真木悠子・浅丘ルリ子の「白い旅」(1976)です。
真木悠子(まきゆうこ)、ご存知でしょうか?
Wikipediaには載ってないようで・・・
「70-80年代アイドル・芸能・サブカル考察サイト」にシングル7枚、アルバム2枚が紹介されてました。
『小さな旅』/真木ゆうこ(1973 作詞:瀬尾一三・田口誠人、作編曲:瀬尾一三)
ナショナル自転車「LOVE NAURE」のCMソング?非売品のようです。
『落葉のおとずれ』/真木ゆうこ(1973 作詞:林春生、作編曲:馬飼野俊一)
『翼のない天使』/真木ゆうこ(1974 作詞:藤田敏雄・山川啓介、作曲:いずみたく、編曲:南安雄)
西武劇場公演ミュージカル「俺たちは天使じゃない」の主題歌。
『最後の絵はがき』/真木ゆうこ(1974 作詞:林春生、作編曲:馬飼野俊一)
『めぐりあい』/真木悠子(1975 作詞:万里村ゆき子、作編曲:坂田晃一)
よみうりテレビドラマ「北都物語」主題歌。この辺りから「悠子」に。
こんなレコでも歌ってるようです。
『いま、とびうお / お花のおまつり / 三角タウン / グリーン・グリーン』(1983)
運動会用のダンス教材レコード。
『お花のおまつり』を歌ってます。
『いま、とびうお』と『三角タウン』は子門真人。 クルマジャケ!?
そして、浅丘ルリ子(1949 - )、ご存知でしょうか?
15歳の時、オーディションで選ばれ、映画「緑はるかに」(1955 監督:井上梅次)でデビュー。
瞳の大きな美少女として脚光を浴び、「ルリコカット」が大流行したそうです。
↓ 私にはコチラのイメージかな・・・(;^_^A
日活の看板女優として人気を得、映画出演本数は150本以上。
「男はつらいよ・寅次郎相合い傘」(1975)では、マドンナ・リリーを演じ、第21回 キネマ旬報主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、第30回毎日映画コンクール女優演技賞などを受賞しています。
「セルボ」〈2代目前期型〉(1982 - 83)のCMにも出ていたようです。
うちの嫁入り道具だあ~! (^-^;)
Wikipediaには、シングル35作、アルバム6作が掲載されてますが、シングル1枚だけ持ってました。
『悲しみは女だけに』(1969)
日活映画「愛の化石」(1970)の挿入歌。
浅丘ルリ子演じる主人公、沢由紀は当時最新のフェアレディZに乗るテキスタイルデザイナー。
テキスタイルデザイナーとは、ファッションデザイナーの描いたデザインを基に、布地の糸や織り方をデザインする人らしいです。
↑ コレコレ。私の持ってる浅丘ルリ子のイメージ。
スリムで、化粧が
濃くて上手で、年齢不詳・・・
さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは・・・
「白い旅」/真木悠子・浅丘ルリ子(1976 作詞:青山透、作曲・編曲:坂田晃一)
真木悠子のスキャットに浅丘ルリ子のナレーションが被ります。
海が見たい!
真っ白なコートを着て
真っ白な車に乗って
真っ白な雲を追って 私は旅に出る・・・
B面『明日の海がみえる』は石坂浩二作詞。
石坂浩二は浅丘ルリ子の最初の夫ですね。
その前に小林旭と事実婚の関係であったそうですが・・・、
その小林旭とのデュエット『いとしいとしというこころ』(2014)が最新シングルのようです(2021年現在)。
さてさて、ジャケのクルマは・・・
この『白い旅』は浅丘ルリ子主演のTVドラマ「新車の中の女」(1976)のテーマ曲。
セバスチアン・ジャプリゾの小説「La Dame dans l'auto avec des lunettes et un fusil」(1966)を望月芳郎が翻訳したものを脚色したドラマ。
原題の英訳は「The Lady in the Car with Glasses and a Gun」で直訳すると「眼鏡と銃をもった車の中の女」。
主人公 金剛水江(浅丘ルリ子)はフォード・サンダーバードを軽井沢に置いて来いと言われ、木崎英治(山﨑努)と冒険的なドライブの旅に出る。しかしそれには、殺人事件の罠が・・・。水江の成熟した女性になっていくその過程などを描いたロマンとサスペンスのドラマ、だそうです。
ということで、ジャケのクルマはフォード・サンダーバード。
6代目、愛称「ビッグ・バーズ」。
プラットフォームやボディが「リンカーン・コンチネンタルMKⅣ」と共通で、その名の通り、歴代で最も大きく重いボディを持つモデル(全長5,733mm、全幅2,024mm、車重:約2,300kg)。
1973年のオイルショックの影響を相当受けたと思われます。
【登場車両】
Ford Thunderbird 6代目フォード・サンダーバード (1972 - 76)
【自己採点】
クルマ度 5点(アメ車らしいクルマ)
魅惑度 7点(「新車の中の女」! うちのは「中古のセルボの中の女」でした(笑))
音楽度 5点(真木悠子のスキャットがなかなかイイ)
Posted at 2022/06/18 20:50:42 | |
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