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ねも.のブログ一覧

2024年07月29日 イイね!

クルマ・ジャケ「CHANSONS DE PARIS DE LUXE」/V.A.

クルマ・ジャケ「CHANSONS DE PARIS DE LUXE」/V.A.クルマ・ジャケコーナー第237回は「CHANSONS DE PARIS DE LUXE」(19??)です。

2024年パリオリンピック(7/26-8/11)・パラリンピック(8/28-9/8)開催記念、フランス特集第8弾です!

「シャンソン・ド・パリ デラックス」 \2,000

レーベルは「PHILIPS」、日本ビクター発売。発売年がはっきりしません。



ジジ・ジャンメール、ジュリエット・グレコ、ジャクリーヌ・フランソワ、パタシューの曲を集めたオムニバス盤です。


今回は、最多6曲が収録されたジャクリーヌ・フランソワを取り上げたいと思います。


フランスの歌手、Jacqueline François(ジャクリーヌ・フランソワ 1922 - 2009)、ご存知でしょうか?

出身はパリの西、セーヌ川左岸のクルブボワ。

クルブボワは、1900年パリオリンピックで水泳競技などが開催された地ですが、この大会では陸上競技のみが正式な五輪競技だったようです。

凧揚げや魚釣りなどの競技があったり、射撃では鳩を的にしたりというんですから驚きますね。

そんな地で生まれたジャクリーヌは、裕福な家庭の令嬢として育ち、映画や歌に興味を持ち、パリ解放後の1945年、オーディションに合格。1947年にはレコードを出せるようになります。

1950年には米国へ。
パーシー・フェイスの伴奏で『マドモアゼル・ド・パリ(パリのお嬢さん)』、『ラ・セーヌ』、『枯葉』を歌い、注目されました。


今回ご紹介のレコには、『バラ色の人生』、『愛の賛歌』、『私の心はヴァイオリン』、『パリの屋根の下』、『マドモアゼル・ド・パリ(パリのお嬢さん)』、『ラ・セーヌ』が収録されてます。

Youtube 愛の賛歌 ジャクリーヌ・フランソワ


Youtube 【フランス語】パリのお嬢さん (Mademoiselle de Paris) (日本語字幕)


『愛の賛歌(Hymne à l’amour)』はフランスのシャンソン歌手エディット・ピアフ(Édith Piaf, 1915 - 63)の名曲。

「Bande Originale Du Film "Piaf"(愛の讃歌)」/Edith Piaf(1973)




Youtube 愛の讃歌 エディット・ピアフ

難病を抱えるセリーヌ・ディオンがパリオリンピックの開会式のフィナーレで『愛の賛歌』歌いました。



さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコのクルマは・・・?


エッフェル塔とセーヌ川にかかるイエナ橋(?)かな?


橋の上に・・・


似た写真をようやく見つけ、なんとか辿り着きました~💦




Berliet(ベリエ?)のバス?


Berliet(ベリエ?)は、1899年設立のフランスの自動車メーカー。
乗用車、バス、トラック、軍用車両などを造っていたようです。

Berliet 40HP Tourer 1904


Berliet CBA 1916


Berliet Dauphine de 1939


Berliet GLC 6r 1951 ?


Berliet TR 4x2 tracteur 1970


1967年にシトロエン、1974年にはルノーに買収され、1978年にはサヴィエムと合併して新しいルノートラック会社に。
「Berliet」のブランドは1980年までに消えてしまったようです。

ジャケのバスは「Berliet PCP10」と思うのですが、ルーフ近くに明かり採りのような窓がある画像はコレ↓しか見つかりませんでした。


後期モデルなんでしょうか?


【登場車両】
Berliet PCP10 1946 - 57 後期モデル?




【自己採点】
クルマ度  5点(フランスBerliet のバスになんとか辿り着きました~)
魅惑度   6点(エッフェル塔にセーヌ川、そしてクルマ😅)
音楽度   6点(『愛の賛歌』を歌いましょう❣)
Posted at 2024/07/29 21:01:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ・ジャケ | 音楽/映画/テレビ
2024年07月26日 イイね!

クルマ・ジャケ「Chanson Custom Collection」/V.A.

クルマ・ジャケ「Chanson Custom Collection」/V.A.クルマ・ジャケコーナー第236回は、V.A.(ヴァリアス・アーティスツ)の「Chanson Custom Collection」(197?)です。

2024年パリオリンピック(7/26-8/11)・パラリンピック(8/28-9/8)開催記念、フランス特集第7弾です!

V.A.、いわゆる、コンピレーション、オムニバス盤。


全19曲中、ジュリエット・グレコ(上)が5曲、ジャクリーヌ・フランソワ(下)が6曲。


他にはバルバラ(上)、ナナ・ムスクーリ(左下)、ジェーン・パーキン(右下)など


今回は、前回のクルマ・ジャケ「Yves Montand récital 63」/イヴ・モンタン にも登場した、A1『枯葉(Les Feuiless Mortes)』のジュリエット・グレコに注目してみましょう。

Youtube Juliette Gréco - Les Feuilles Mortes (La la la, 1966)

ジュリエット・グレコ(Juliette Gréco 1927 - 2020)は、フランス出身のシャンソン歌手、女優。


9歳の時、パリ・オペラ座でダンサーとしてのレッスンを受けるも、戦争のため中断。
ナチス・ドイツによりパリが陥落(1942年)し、グレコはゲシュタポによりパリ近郊のフレンヌ監獄に収容されます。


16歳のグレコは酷い拷問を受けた末に釈放。この過酷な体験によって「個人の自由の剥奪は許さない」という信念をもつようになったといいます。

中学時代の女教師を頼り一人パリへ戻り、演技のレッスンを再開。
この時、あり合わせの男物の服を着て、“サンジェルマンスタイル”を創り出したそうです。


やがて、パリ解放(1944年)


サンジェルマン・デ・プレ界隈には、サルトル、ボーヴォワール、ボリス・ヴィアン、カミュら芸術家や文学者たちが集い、その中で、長い黒髪を無造作にたらし、黒ずくめの衣装で歌うグレコは“サンジェルマン・デ・プレのミューズ”と呼ばれるほど人気者になります。


サルトルらはグレコに詩を贈り、また、セルジュ・ゲンスブールが捧げたラブソング『 La Javanaise(ラ・ジャヴァネーズ)』は、フランスの学校で教えられるほどの名曲となっているそうです。


Youtube Juliette Greco ~ La Javanaise

ちなみに、戦後、パリの街での派手な服装のアメリカ人達に反感を持ったパリっ子達の服装が、黒のセーターに汚れた黒ズボンの“サンジェルマンスタイル”でした。


グレコは女優として1950~60年代には数多くの映画に出演。
デビュー映画は「オルフェ(ORPHÉE)」(1949)





私生活では3度の結婚、マイルス・デイヴィスとの恋愛など、恋多き女性でもあったようです。


♪『枯葉』は、真っ赤な落ち葉が、あの夏の君の唇に見え寂しい・・・という、失恋の歌。


サルトルがマイルスに、グレコと結婚しなかった理由を聞いたとき、「私は彼女をあまりにも愛し過ぎたので、不幸にしたくなかった。彼女を守りたかった。」と答えたそうですが、肌の色で差別を受ける時代でした・・・

「SOMETHIN' ELSE」/CANNONBALL ADDERLEY(1958)


実質マイルスのリーダー作。収録曲の『枯葉(Autumn Leaves)』はジャズのスタンダードに

Youtube Autumn Leaves


LP、ベスト盤を1枚だけ持ってました。
「アテンション!ジュリエット・グレコ」(1973 特別価格\1,200)


前オーナーさんは、熱心なファンだったと思われ、新聞や雑誌の切り抜き、パリの写真などが数多く入ってました。


憧れのパリ、「自由・平等・博愛」の国フランス

パリ・オリ・パラリンピックのマスコット「フリージュ」はローマ時代に解放された奴隷がかぶっていた、自由を象徴する帽子「フリジア帽」(リバティ・キャップ)をモチーフにしたそうです。



さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコのクルマは・・・?
「Chanson Custom Collection」/V.A.(19??)






Renault 4(キャトル)ですね。



クルマ・ジャケ「ドロンの独言(Delon Murmure)」/Alain Delon で登場したばかり。
フランス特集なので、どうしてもこうなりますね💦

「ドロンの独言」では後期型(1967-94)でしたが、今回は前期型(1961-67)と思います

2台後ろは・・・?


メルセデス・ベンツ 200 かなあ ?


ジャケの一番左端は何かなあ❓😅


誰かお願い😅


【登場車両】
Renault 4 1961 - 67






Mercedes-Benz 200 (W114/W115) 1968 - 76







【自己採点】
クルマ度  7点(商業的に成功した世界初のハッチバック!)
魅惑度   7点(サンジェルマン・デ・プレでしょうか?)
音楽度   7点(シャンソン、そしてジャズのスタンダード)
Posted at 2024/07/26 20:50:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ・ジャケ | 音楽/映画/テレビ
2024年07月25日 イイね!

クルマ・ジャケ「Yves Montand récital 63」/イヴ・モンタン

クルマ・ジャケ「Yves Montand récital 63」/イヴ・モンタンクルマ・ジャケコーナー第235回は、イヴ・モンタンの「Yves Montand récital 63」(1962)です。


2024年パリオリンピック(7/26-8/11)・パラリンピック(8/28-9/8)開催記念、フランス特集第6弾です!


イヴ・モンタン(Yves Montand 1921 - 91)、ご存知でしょうか?



イタリア出身、フランスで活躍した俳優・シャンソン歌手です。

1923年、ムッソリーニのファシスト政権から逃れるように、家族でフランス・マルセイユに移住。1926年にフランスに帰化しました。

モンタンはミュージック・ホールなどで歌うようになり、ムーラン・ルージュでも活躍し、1944年にエディット・ピアフに見出され、パリへ。

ピアフはモンタンの助言者であり愛人であったそうです。


映画「恋をしましょう」(1960)で共演したマリリン・モンローとのスキャンダルなど、だいぶモテたようですね!🤤


ほぼ主演映画「夜の門(Les Portes de la nuit)」(1946)では、主題歌『枯葉』を歌いました。




Youtube Yves Montand 映画「夜の門」 枯葉 Les Feuilles Mortes from " LES PORTES DE LA NUIT "

『枯葉』はその後、ジュリエット・グレコが歌い大ヒット。


Youtube 【フランス語】枯葉 (Les Feuilles Mortes) (日本語字幕)

Youtube 枯葉・・・ジュリエット・グレコ

英語詞にした『枯葉(Autumn Leaves)』をビング・クロスビー(1950)やナット・キング・コール(1952)が歌いました。


そしてロジャー・ウィリアムズ(1955)のバージョンが全米チャートで4週連続1位!

Youtube Autumn Leaves - Roger Williams (1965)

シャンソンを代表する1曲となりました。


初主演を務めた映画「恐怖の報酬(Le Salaire de la peur)」(1953)はカンヌ映画祭グランプリを受賞し、モンタンは国際的な人気スターに!


映画「さよならをもう一度(Aimez-vous Brahms?)」(1961)ではイングリッド・バーグマンのお相手役


映画「グラン・プリ(Grand Prix)」(1966)では、マネッタ・フェラーリチームのベテラン・エースを演じました。


この映画には当時F1に参戦していたホンダをモデルにした「ヤムラ(矢村)」チームが登場。本田宗一郎を思わせるオーナー役を三船敏郎が演じ、「世界のミフネ」のハリウッド映画デビュー作品でもあるようです。



さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは、
「Yves Montand récital 63」/イヴ・モンタン(1962)




フィリップス・シャンソン・リサイタル・シリーズ第4集
1962年11月15日、パリのエトワール座でのリサイタルの実況録音盤です。

同じ音源が見つからなかったのですが、近いと思われる動画がありました。
Youtube Music-Hall - Spécial Yves Montand - 1959

↑ 30分辺りからモンタンが登場してます


さてさて、ジャケのクルマですが、
看板の前の赤っぽいクルマは・・・


ルノー「ドーフィン」と思います。


RR、排気量845ccの小型乗用車
4輪ディスクブレーキのスポーツモデル「ゴルディーニ」もあったようです。


「ドーフィン」の前に停まってるのは、


シムカの「アロンド」でしょうか?


イタリア・フィアットのライセンス生産メーカー「シムカ」初の独自設計モデル。
FRのオーソドックスな設計で成功し、シムカはフランス第4位の自動車メーカーに。

豪華版「エリゼー(Elysée)」や「モンレリー(Montlhéry)」、2ドアコンバーチブル「オセアーヌ(Océane )」、ハードトップクーペ「プラン・シエル(Plein Ciel )」、クーペ「モナコ(Monaco )」などのバリエーションがあったようです。


最後に、ドーフィンとアロンドの間に見える奥のクルマは、


フォードの「アングリア105E」ではないでしょうか?


「アングリア」は1939年から1967年まで続いた英国フォードの小型乗用車

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」に登場した「空飛ぶ車」として有名になったクルマです。


他にもビートルなど4,5台写ってますがこの辺にしておきましょう😅


【登場車両】
Renault Dauphine 1956 - 68






Simca Aronde 1958 - 64






Ford Anglia 1959 - 68







【自己採点】
クルマ度  5点(一番地味なドーフィンの点数💦)
魅惑度   7点(自身の看板と大衆車たち)
音楽度   6点(モテ男のシャンソン♪~)
Posted at 2024/07/25 05:33:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ・ジャケ | 音楽/映画/テレビ
2024年07月24日 イイね!

クルマ・ジャケ「ダーバン アラン・ドロンのテーマ」/小林亜星

クルマ・ジャケ「ダーバン アラン・ドロンのテーマ」/小林亜星クルマ・ジャケコーナー第234回は、小林亜星の「ダーバン アラン・ドロンのテーマ」(1973)です。

2024年パリオリンピック(7/26-8/11)・パラリンピック(8/28-9/8)開催記念、フランス特集第5弾です!

前回のクルマ・ジャケ「ドロンの独言(Delon Murmure)」/Alain Delon  で、レナウンの高級紳士服「ダーバン」のCMキャラクターをアラン・ドロンが務めたというお話をしましたが、音楽は小林亜星が作曲したものでした。

作詞・作曲家、俳優でもあった小林亜星(こばやしあせい 1932 - 2021)、ご存知でしょうか?


CM曲や歌謡曲、アニメソング、テレビ番組のテーマ曲など、生涯に6,000曲以上を残したそうです。

大ヒット代表曲は、
『北の宿から』/都はるみ(1975 67thシングル)


作詞:阿久悠、作曲:小林亜星、編曲:竹村次郎
1976年日本レコード大賞受賞曲。2015年には日本レコード大賞功労賞を受賞
オリコンシングルチャートでは1976年の年間第3位、1977年の年間11位

Youtube 北の宿から  都はるみ

CMソングとして有名なところでは、
出世作となったレナウンの『ワンサカ娘』(1961 作詞曲:小林亜星)


Youtube 【昭和CM・1964年】ワンサカ娘'64
歌は弘田三枝子(原曲はかまやつひろし歌唱(1961))



Youtube ワンサカ娘(レナウンCMソング) シルヴィ・バルタン& 弘田三枝子(Re-Up)

↓ こんなCMもあった?

Youtube レナウン CM集


コチラもレナウンのCM曲『イエイエ』(1967 作詞曲:小林亜星)

Youtube レナウン「イエイエ」1967年

歌は渡辺かおる(?)、朱里エイコ(?)


『マイファミリー「味の素」』/Andy Williams(1969)




非売品レコ。A面の3曲『いつでもどこでも』、『Let's Dance』、『すてきなそらを』を作曲

Youtube アンディ・ウィリアムス「マイファミリー味の素」(1969年CMソング)作曲:小林亜星


エメロン・クリームリンス『ふりむかないで』/ハニー・ナイツ(作詞:池田友彦、作曲:小林亜星)


Youtube 【昭和CM・1971~72年】エメロンクリームリンス「ふりむき(おじぎ)・銀座」(2種)


日本生命『モクセイの花(日生のおばちゃん)』(作詞:横内理員、作曲:小林亜星)
Youtube 【昭和のテレビ】【No.10】CM編 日本生命 ニッセイのおばちゃん【懐かしいCM】

歌はデュークエイセス


『日立の樹(この木なんの木)』(1972 作詞:伊藤アキラ、作曲:小林亜星)
Youtube 日立世界ふしぎ発見CM 日立の樹 この木なんの木 現代から初代まで 詳しい解説付き HITACHI モンキーポッド


1969年、「イエイエ」、「エメロンシャンプー」他のCM音楽作曲により、第6回放送批評家賞(ギャラクシー賞)を受賞してます。


アニメでは、『科学忍者隊ガッチャマン』、『魔法使いサリー』、『まんが日本昔ばなし』(エンディング「にんげんっていいな」)などなど

Youtube まんが日本昔ばなし エンディング にんげんっていいな 1991年

作詞:山口あかり、作曲:小林亜星、歌:中島義実


社歌、校歌、応援歌なども手がけてます

『地平を駈ける獅子を見た』/松崎しげる(1979)


埼玉西武ライオンズ球団歌 作詞:阿久悠、作曲:小林亜星
Youtube 松崎しげる 地平を駈ける獅子を見た


俳優としては、TVドラマ「寺内貫太郎一家」(1974)で頑固な親父「寺内貫太郎」を演じました。


Youtube 『寺内貫太郎一家』の名場面集

私の中では、作曲家としてよりも、この『寺内貫太郎一家』の小林亜星がイメージとして強く残ってます💦


さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは、
「ダーバン アラン・ドロンのテーマ」/小林亜星(1973)


このレコ、ちょっと不思議なんです。

まず、ジャケには「小林亜星」の表記はありません。
ジャケ裏には「ダーバン~アラン・ドロンのテーマ 過ぎ去りし青春 小林亜星作曲 TV.オリジナル・サウンド・トラック」とあるだけです。

B面は『リスボン特急』/クロード・フィリップ・オーケストラ
ドロン主演映画のテーマ曲?

解説は、アラン・ドロンについてのみ書かれており、「小林亜星」についても「ダーバン」についても全く記述無し。

ジャケのアラン・ドロンはイラスト。肖像権などの問題があったのでしょうか?でもジャケ裏には写真があります・・?


どういう目的でこのシングルがリリースされたんでしょう?


持ってないのですが、ネット上でこんなLPを見つけました。

「アラン・ドロン ジタンの香り」/小林亜星(1977)


ネット情報によると、1972~77年にCMで使われた曲にアラン・ドロンのナレーションが乗るというLPだそうです。

LPのライナーノーツには以下のような小林亜星の言葉があり、
「そんなわけで、71年から80年に亘る計10曲は、全て何の制約もなく、私の信ずる音楽、生涯かけて作りたいと思っていた、ポップ・オーケストラの音楽を、好きなように作曲させて戴くことができたのです。これは正にダーバン社のご理解の賜物であると感謝いたしております。」

小林亜星は毎年1曲づつ、単なるCMソングではなく、映画の主題曲のように作曲し、ライフワークのように取り組んでいたようです。

ちなみにこのLPにも小林亜星、ダーバンの表記は見えず(帯に隠れてるかも)、「Parfum de Gitanes Alain Delon」とあるだけです。


Youtube ALAIN DELON in D'URBAN/Part-1

↑ 3"30あたりからが『ダーバン アラン・ドロンのテーマ』のように聴こえます(アレンジ違い?)

レコと全く同じ音源が見つからなかったので、スマホで録画し、Youtubeにアップしてみました
Youtube 『ダーバン アラン・ドロンのテーマ』/小林亜星(1973)


数日前にアップしたのですが、もうすでに視聴500回超え!
他のレコ動画は20回(みん友さんと思われ)ぐらい(笑)
さすが、アラン・ドロン❣

う~ん、小林亜星、「寺内貫太郎一家」でのイメージとかなり違いましたねえ😅


さてさて、ジャケのクルマは・・・


シトロエン「DS」ですね!


クルマ・ジャケ「CHANSON deluxe」/V.A. でご紹介したばかりです。

今回はフロントマスクが見えてるのでシリーズ3 (1968 - 76)と判ります。

シトロエンDS(シリーズ3だけではありません)は、アラン・ドロンと一緒にスクリーンにも何度か登場しているようです。

ジャケの黄色いDSも映画に登場してるのかもしれません
でもこのDS、なぜフェンダーミラーなんでしょう・・・?

DSの前の赤いクルマは・・・ピックアップ?


どなたかお願いします😅


【登場車両】
Citroën DS 19 シリーズ3 (1968 - 76)







【自己採点】
クルマ度  8点(革新的な技術と前衛的なデザインが取り入れられたクルマ!)
魅惑度   6点(う~む、何故イラストなのか?何故Fミラーなのか?)
音楽度   7点(「D'URBAN, c'est l'élégance de l'homme moderne.(ダーバン、現代を支える男のエレガンス」に小林亜星の男のエレガンスを発見!)
Posted at 2024/07/24 05:22:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ・ジャケ | 音楽/映画/テレビ
2024年07月23日 イイね!

クルマ・ジャケ「ドロンの独言(Delon Murmure)」/Alain Delon

クルマ・ジャケ「ドロンの独言(Delon Murmure)」/Alain Delonクルマ・ジャケコーナー第233回は、Alain Delonの「ドロンの独言(Delon Murmure)」(1974)です。


2024年パリオリンピック(7/26-8/11)・パラリンピック(8/28-9/8)開催記念、フランス特集第4弾です!


少し後付け的になりますが・・・💦


第1弾 クルマ・ジャケ「CHANSON deluxe」/V.A.
第2弾 クルマ・ジャケ「光と風のプレリュード」/カラベリ
第3弾 クルマ・ジャケ「エモーション」/フランシス・レイ


アラン・ドロン(Alain Delon 1935 - )、ご存知でしょうか?



1960~70年代にかけて、世紀の二枚目として人気を博したフランスの映画俳優です。


パリの郊外ソー(セオー)生まれ。裏街の不良少年だったとか。17歳で入隊しインドシナ、ベトナムを転戦。その後パリに戻ります。

1957年、カンヌ映画祭の会場近くを毎日歩き、アメリカ映画の大プロデューサー、デイヴィッド・O・セルズニックの目に止まり契約を結ぶも破棄。
同年、マルク・アレグレ監督に勧められフランス映画界入り。年上の女優たちがこぞってドロンを引き立てたそうです。🤤

日本では、主演したラブ・コメディ映画「お嬢さん、お手やわらかに!」(1959)にで一躍注目されるようになりました。


主演映画「太陽がいっぱい」(1960)の大ヒットで世界的なスターに


『地下室のメロディー(Mélodie en sous-sol)』/ユベール・ビアンコ楽団(1963)




↑ 大スター、ジャン・ギャバンとの共演映画

1964年、のちのナタリー・ドロンと結婚


ナタリーは結婚後に女優になったのですが、代表作「個人教授」について
クルマ・ジャケ「エモーション」/フランシス・レイ で少し触れてます。

教授(💦)がランボルギーニ・ミウラを運転するシーンがあります


ドロンと浮名を流した女優は数知れず。同棲したロミー・シュナイダーとミレーユ・ダルクを除いて同じ女優と2度共演しなかったそうです。

映画「危険がいっぱい」(1964)のお相手はジェーン・フォンダ。クルマは「Ferrari 250」
 

その後も『シシリアン』『冒険者たち』『さらば友よ』『暗黒街のふたり』『ボルサリーノ』『栗色のマッドレー』『レッドサン』『友よ静かに死ね』『ショック療法』『ル・ジタン』『アラン・ドロンのゾロ』など多数の映画に出演

『シシリアン』/エンニオ・モリコーネ(1969)


『暗黒街のふたり』/フィリップ・サルドゥ(1973)


娯楽大作中心ではなく、社会派やアート志向の作品への出演歴が多く、フランスや欧米諸国では大衆的な二枚目スターとは異なる評価を受けているようです。

↓ これは娯楽大作かな?
『アラン・ドロンのゾロ』(1975)


“アラン・ドロン主演50本記念作品”が日本公開時のキャッチコピーだった映画「アラン・ドロンのゾロ」(1975)の主題曲『Zorro's Arrival(ゾロのテーマ)』、『To You Mi Chica(愛しのあなた)』収録


レコードは『あまい囁き』(1973)がヒットしました。


アラン・ドロンのささやきとダリダの歌のデュエット(?)

Youtube 『あまい囁き』 ダリダとアラン・ドロン(仏語の歌詞及び日本語意訳付)


さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは、

「ドロンの独言(ひとりごと)(Delon Murmure)」/Alain Delon(1974)




☆ロードショー創刊1周年記念盤☆  協力 DURBAN

「DURBAN(ダーバン)」はレナウンの高級紳士服のブランドで、アラン・ドロンをイメージキャラクターとして注目されました。


日本の大手広告代理店が三船敏郎を通じてアラン・ドロンにCM出演の打診し、映画「レッド・サン」(1971)の撮影がスペインで行われていたとき、三船がドロンに『日本ではCMに出るというのは、スターの証だ。俺はビールのCMに出ている。チャールズ・ブロンソンは「マンダム」に出ているんだぜ』と語り、OKをとったのだとか。

ダーバンのCMはYoutubeで見ることができます。

Youtube ALAIN DELON in D'URBAN/Part-1
Youtube ALAIN DELON in D'URBAN/Part2


本日ご紹介のレコの内容は、







 A1『ドロンが朗読したヴェルレーヌの詩』
 A2『太陽がいっぱい』
 B1『ドロンとのインタビュー』
 B2『過ぎ去りし青春』

A1は、ドロンがポール・ヴェルレーヌの詩「L'Aube A L'envers」を朗読したもの。

 セーヌ、この清い流れはかつては英知あふれるパリの心、パリに享楽と堕落に身を汚す狂気の人間が満ちあふれ、巷に卑猥な喧噪が飛びかうようになるころ、セーヌもまた、その流れを汚濁と猛毒のよどみに変えてしまう・・・

というような詩らしいのですが、そういえば、パリ・オリンピックのトライアスロン競技がセーヌ川で実施できるのか、気になるところです。



A1、B2はダーバンのCMの再録と記してあります。

タイトルの“Murmure”は英語で“Whisper”つまり“囁き(ささやき)”
『ドロンの独言(ひとりごと)』より『ドロンの囁き』の方がいい感じがしますが、『あまい囁き』(1973)の関係で使えなかったのでしょうか・・?


さてさて、ジャケのクルマは・・・


ルノー・4(キャトル)ですね!



商業的に成功した世界初のハッチバック車とされ、モデルチェンジなしの量産車としてはフォルクスワーゲン・タイプ1、フォード・モデルTに次いで、累計生産台数世界第3位のクルマです。

1950年代、人気車種のシトロエン・2CVを徹底的に研究し開発された4ドアとテールゲートを組み合わせた2ボックスのボディは、後のVWゴルフなど、多くのハッチバック車の先駆けとなりました。


ジャケのルノー4はアルミニウムグリルが採用された1968年モデル(1967 – 74)に見えます。


「PLEIN AIR」なるモデルもあった?


Youtube Renault 4 - 1968 Plein Air (1)


【登場車両】
Renault 4 1961 - 94 1968年モデル






【自己採点】
クルマ度  7点(商業的に成功した世界初のハッチバック!)
魅惑度   6点(ドロンとFerrari 250の方がいい?)
音楽度   4点(曲も入ってますが、朗読とインタビューがメイン)
Posted at 2024/07/23 05:56:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ・ジャケ | 音楽/映画/テレビ

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何シテル?   06/02 05:03
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