
クルマ・ジャケコーナー第349回は、Paul Ankaの「ダイアナ(DIANA)」(1977)です。
オリジナルは1957年のリリース
猛暑🌞の
宇都宮・発掘調査ドライブ で汗を拭きながら発掘したレコ第3弾💦
Paul Anka(ポール・アンカ 1941 - )、ご存知でしょうか?
カナダ出身のSSW(シンガーソングライター)
1990年にアメリカ市民権を取得しています
1957年、本日ご紹介の『ダイアナ』がビルボード1位!(当時16歳!?)
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Diana [日本語・英詞付き] ポール・アンカ
『あなたの肩に頬うめて(Put Your Head on My Shoulder)』(1959)は全米2位
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Put Your Head On My Shoulder
P.アンカが作詞・作曲した『恋の汽車ポッポ(Train of Love)』(1960)は当時の恋人アネットが歌い、全米36位のヒット
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Train of Love
アルマ・コーガンのカバーは全英27位、日本でもヒットし、森山加代子の日本語カバーもヒットしました
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恋の汽車ポッポ 森山加代子 TRAIN OF LOVE Kayoko Moriyama (Japan Version)
大瀧詠一も『恋の汽車ポッポ』という歌を歌ってますがパロディなんでしょうかね?(誰か教えて~)

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恋の汽車ポッポ[シングル・バージョン]/ 大瀧詠一
詠ちゃんは、「ポール・アンカが日本人にとってのロックの父だ」と言ったとか…?!
フランク・シナトラの『マイ・ウェイ』(1969)はP.アンカの作詞
フランスの曲『Comme d'habitude』に英語詞をつけたものだそうです
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[歌詞和訳] My Way (マイ・ウェイ) Frank Sinatra (フランク・シナトラ)
トム・ジョーンズの大ヒット曲『She's a Lady』(1971)もP.アンカの曲

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Tom Jones - She's A Lady • TopPop
なんと、トシちゃんにも楽曲提供!
『さらば‥夏』/田原俊彦(1983)
作詞:岩谷時子、作曲:Paul Anka & Bobby Goldsboro、編曲:飛澤宏元
15thシングルで初バラード オリコン週間1位 紅白で歌唱
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田原俊彦 さらば・・夏
いやあ、まさかトシちゃんがこのコーナーに登場するとは思ってませんでした
HA-HA-HA-HA-HA~😅
マイケルジャクソンの『THIS IS IT』は、マイケルとアンカの1983年の共同制作曲!
アンカのアルバム「Walk A Fine Line」にジャクソンとのデュエット曲として収録される予定だったそうです(原題『I Never Heard』)
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Michael Jackson - This Is It (Official Video)
M.ジャクソンとは、『THIS IS IT』のほかに、『Love Never Felt So Good』、『Don't Matter to Me』も共同作曲しており、それぞれジャクソンの死後(2009、2014、2018)にヒットしました
私が持ってるP.アンカのLPやCDは・・・
「Excitement On Park Avenue - Live At The Waldorf-Astoria」(1964)
ニューヨークのワルドーフ・アストリア・ホテルでの実況録音盤
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Hello, Dolly! (From the Music Production "Hello, Dolly!")
「Jubilation」(1971)
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Paul Anka - Jubilation (Paul Anka in Concert, 1979)
レコは持ってませんが、久しぶりのヒット(全米1位!)が、オディア・コーツとのデュエット曲『(You're) Having My Baby』(1974)
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You're Having My Baby - Paul Anka & Odia Coates | The Midnight Special
O.コーツと組んで3曲をトップ20入りさせており、『One Man Woman』(1974)は全米7位
『Times of Your Life』(1975) ビルボード7位のヒット!
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Times Of Your Life
コダックのCMソングとして使われました
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Kodak film 1975 TV commercial
「Live At Caeser's Palace」(1975)
↑ G.ハリソンの『Something』なんかも歌ってます
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Something
「The Painter」(1976)
ジャケのイラストはアンディ・ウォーホル!
この辺りから(?)、AOR路線へ❣
ジョー・サンプル(Key)、ラリー・カールトン(G)、ジェイ・グレイドン(G)、ディーン・パークス(G)、リー・リトナー(G)、ジム・ゴードン(D)、ハーブ・アルパート(Tp)、キム・カーンズ(BVo)らが参加
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Paul Anka - The Painter
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Paul Anka- Happier (lyrics)
「Paul Anka The Original Hits Vol. 2」(1977)
23曲目のヒット曲『電話でキッス(Kissin' On The Phone)』などを収録
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ポール・アンカ/電話でキッス Paul Anka/Kissin' On The Phone(1961年)
日本でもカバーがヒットしてますね
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ダニー飯田とパラダイスキング/電話でキッス/1962年
「The Music Man」(1977)
ラリー・カールトン(G)、ジェイ・グレイドン(G)、デビッド・ハンゲイト(B)、ジェフ・ポーカロ(D)、デビッド・フォスター(P)らが参加!
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Paul Anka A Mexican Night
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Paul Anka My Little Girl's Become A Big Girl Now
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Paul Anka My Best Friend's Wife
シングル『スーパー・ナウ (Everything Is Super Now)』(1977)
スーパー・ニッカのために書き下ろしたCMソングでオリジナルアルバム未収録
日本でのみリリースしヒット
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ポール・アンカ Paul Anka/スーパー・ナウ Everything Is Super Now(1977年)
シングル『スーパー・シンキング-永遠の思い-(Super Thinking)』(1978)
大ヒット作「スーパー・ナウ」に続くスーパー・シリーズ第2弾。(解説より)
こちらもスーパー・ニッカのために作った曲とのことですが、アルバム「二人のきずな-ポール・アンカの新しい世界」(1974)に収録済(日本企画アルバム?)
B面は『ワン・マン・ウーマン』
アンカは、同じカナダ出身の若いデビッド・フォスターを気にかけ、作曲の手解きをしたり😲、政府高官を動かしてグリーンカード取得を手助けしたりしたそうです
D.フォスターの日本制作のソロアルバム「The Best Of Me」(1983)には、アンカの『Learning To Love Again』をピアノ・インストにした『The Dancer』が収録されてます
「The Best Of Me」/David Foster(1983)
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David Foster - The Dancer
↓ 原曲はこちら
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Paul Anka / Learning To Love Again
他にもj.グレイドンも参加した、アル・ジャロウのヒット曲『Mornin'』などを収録
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David Foster / Mornin'
「Headlines」(1979)
紙ジャケCD(2010)
帯には“若きデヴィッド・フォスターが参加!稀代のシンガー・ソングライター、ポール・アンカのAOR作品、ついに世界初CD化!”“当時30歳だったフォスターが作曲・アレンジで1,4,5の3曲に参加し、強烈な印象を残しています。”
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Paul Anka - Headlines (full album)
出だしからニヤリとしてしまいます😀
「Walk a Fine Line」(1983)
42歳の時のアルバム(旧邦題「マイ・ソングス~朝のとばりの中で」)
9曲中7曲をデビッド・フォスターがプロデュースし、それらの楽曲はD.フォスター、マイケル・マクドナルド、ジェイ・グレイドン、スティーブ・キプナーらとの共作❣
バリバリAORなので、紙ジャケCDをリリース時(2010)に手に入れてます
AORファンで未聴の方は是非!
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Paul Anka & Peter Cetera - Hold Me Till The Morning Comes
↑ コーラスはシカゴ(『素直になれなくて』大ヒット直後)のピーター・セテラ
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Paul Anka - Darlin' Darlin'
↑ バック・ボーカルはケニー・ロギンス
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Paul Anka Take Me In Your Arms
↑ ギターソロはスティーヴ・ルカサー、コーラスはリチャード・ペイジとスティーヴ・ジョージ❣
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Paul Anka - This Is The First Time
↑ ギターソロはJ.グレイドン❣
「Rock Swings」(2005)
P.アンカが64歳でリリースした、ロックを大胆にスイングジャズアレンジにしたアルバム(ビルボードのジャズ・アルバム・チャートの2位)
ボン・ジョヴィ、スパンダー・バレエ、サヴァイバー、オアシス、ヴァン・ヘイレン、ニルヴァーナらの曲を歌ってるんです!
「ジャンプ」にはビックリ😲!
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Jump
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It's My Life
ポール・アンカ、やるなぁって感じです
さて、本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコは、
「ダイアナ」/Paul Anka(1977)
全米、全英(9週間連続)1位!
P.アンカが15歳、弟のベビーシッターである19歳ダイアナ・アユーヴに思いを寄せた歌だそうです(アンカの同級生や、教会で見かけた知らない少女説もあり)
日本でも大ヒットし、山下敬二郎が歌った日本語カバーは、
♪ 君は僕より年上と まわりの人は言うけれど
なんてたって構わない 僕は君に首ったけ
死んでも君をはなさない 地獄の底までついていく
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ダイアナ
さてさて、ジャケのクルマは・・・
ハイウェイ脇の巨大な看板には“NEW MODEL”とあり赤いオープンカーが描かれてます
『ダイアナ』は1957年のリリースなので、この年の新車で似てるクルマは・・・
「フェラーリ・250 GT カリフォルニア スパイダー」❓
アメ車の方がいいんですが、P.アンカのAOR(西海岸のアーティストが活躍)がらみということで・・・😅
実際、車名が示すように、アメリカの消費者をターゲットに開発されたようです
7年間で106台が製造といいますから、ごく一部の人にしか手にすることができなかったでしょうね…
【登場車両】
Ferrari 250 GT California Spyder (1957 - 63)
【自己採点】
クルマ度 7点(ちっちゃなイラストなので…💦)
魅惑度 6点(このイラストはイケてるのか❓)
音楽度 6点(P.アンカ、オールディーズ・シンガーだけでなく、素晴らしいSSW、AORシンガーとしての再評価を望みます)