房総のむらと龍角寺

ちょっと肌寒い風が吹いていましたが、連休初日はツインズと一緒に印旛沼近くの房総のむらへ。

昨年訪れた時は、ツインズお気に入りの鬼滅の刃のコスプレが出来なかったのでリベンジでもあります。と言っても、顔出し禁止なのでコスプレ写真は無しですが、なかなか似合っていてツインズのテンションも上がっていました。


前回は商家の町並みを再現したエリア中心でしたが、今回は上総、下総、安房の農家を再現したエリアを中心に。

下総に多く見られる除災招福の辻斬り／綱つり、上総掘りの水車小屋、紅あずまの芋床、桐の花など、昔の房総の豊かな暮らしを垣間見ることが出来ました。




























続いて、房総のむらから1.5kmほど離れた龍角寺へ行ってみました。というか、龍角寺や岩屋古墳があるから、此処を房総のむらと呼んで整備したのでしょうね。









今や住職もいない廃寺ですが、ボランティアのガイドの方が丁寧に解説してくれました。





かつて国宝であった白鳳期の薬師如来（昨年ご開帳された深大寺の仏像と同時期）を本尊とする、和銅2年創建と伝わる古刹。東大寺よりも古いじゃん。

霞ヶ浦、印旛沼、手賀沼全てが内海として繋がっていた時代は、この地が内海に突き出た要衝であり、東国全体にとって重要な意味を持っていたようです。なるほどなぁ。

本尊は年に2回ほど開帳されるようですが、にしてもあまりにもったいない保存状態。房総のむらも良いですが、千葉県は龍角寺の復興にもっと力を入れるべきでは？


近くの温泉に寄って帰ると、印旛沼脇の水田に輝く夕日がきれいでした。