種子島で購入した鋏は、機内持ち込み出来ないので宅配にしていましたが、昨晩届きました。
「梅木本種子鋏製作所」鍛冶職人・梅木昌二さんによって作られる本種子鋏 4寸。
本種子鋏の伝統と技術を守ってきた鍛冶職人37代目・牧瀬義文氏の唯一の弟子・梅木昌二さんによって、刀と同じく鋼と地鉄を重ね合わせて(鍛接)作られる完全手打ち鋏。
昌二さんの銘切りも凛々しいですが、菜種油を使って黒く焼き上げられた持ち手(アシ)も鉄砲鍛冶の技術だとか。アシの先端のキュルっと小さく丸められた箇所(ミナジリと呼ぶようです)も味わい深いですね。
現在では当たり前の中央支点の鋏を、日本で初めて製作したのが本種子鋏なんですね。一つ一つ異なる刃模様は、手打ちならではの刀鍛冶の技術。
本種子鋏の特徴は「ねり」と呼ばれるねじれた刃。刃を閉じた時に隙間ができる「ねり」によって刃と刃が1点で交わるので、切るたびにシャキシャキと互いに研がれるようになっているそうな。いい音がしますね〜。
二枚の刃が擦れ合い切ることから「二人一緒になって人生を切り開きなさい」という意味合いで、種子島では鋏は結婚式などのお祝い品として使われているそうですが、一般には「縁を切る」意味を持つとして贈り物では避けられますよね。(^^)
大事に使いたいと思います。
もう一つ、種子島で買って印象深いのが、マウイ島で栽培、焙煎されたマウイ豆、Mokka Reserve。
こんなに小さな珈琲豆は初めて見ましたが、ここまで小さいと、手挽きミルで丁寧に挽いてあげないとね。(左が普段飲んでいる豆)
Mokkaは「一緒に食べるもので味が変わる」とハワイ人店長に聞きましたが、たしかに!
今朝、トーストやクリームチーズ、ヨーグルト、オレンジジュースなどと一緒に飲んでみたら、少しずつですが万華鏡のように口腔内の味や香りが変わる印象。珈琲豆って奥が深くて、面白いなぁ。
ヨーグルトを入れる容器は、最近キャンプ用に買ってみたクピルカ。フィンランド製。
輸入販売するモンベルによれば、「木繊維とポリプロピレンを混ぜ合わせた独自素材「Kareline®(カレライン)」を使用しています。木質素材の自然な風合いと樹脂素材の軽量性・耐久性・扱いやすさを併せ持ちます。」とのこと。
スープボウルや小鉢的に使えるサイズと、平皿サイズの2種を買ってみましたが、軽くて割れないし持ち手が付いているから、私のような高齢者の普段の食器としても使えますね。(^^)
Posted at 2022/08/20 12:17:09 | |
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