a-waterのブログ一覧

益子で手彫りの木のお皿を見つけたものの高くて手が出ず、機械で成型した木のお皿をこのところ朝のパン皿として使っています。

それもなかなか気分が良かったのですが、昨晩、別の木のお皿と出会ってしまい、一目惚れ。それが渥美半島の松本氏の作品。楢の木を切り出してすべて手彫りで仕上げています。当然お高いのですが、手に持った感じといい、光が当たった時の木肌の輝きといい、手彫りの素晴らしさを生涯味わえると思えば安いのかも知れません。どこか革サドルに通ずるものがありますね。

出会ったのは、帰り道の三田線千石駅のそばにある喫茶店、八百コーヒーにて。外から覗いていたら、作家らしき男性が「見るだけでもどうぞ」と中に招き入れてくれました。しばし、その松本さんと話していたら、どうしても欲しくなってしまったので、カミさんへのXmasプレゼントと言う理由を付けて、どーんと。へへへ。

断捨離の効果が別の形で現れているような気もしますが、ま、いいか。

何かあったらいつでも補修しますと言って渡してくれた、手書きの取扱説明書もかわいい。

神保町は共栄堂の焼きりんご。10月から4月迄のメニュー。林檎の季節というわけです。

午後に御茶ノ水に用事があったので、早めの夕飯にいつものスマトラ式ポークカレーを食してから、焼きりんごと珈琲を頼んでみました。

好みで珈琲用のミルクをかけてもイイですが、自然な酸味を味わいたい方は抜きで。ココの焼きりんごはずいぶん昔に一度食べたきりですが、なぜだか懐かしい味がします。風邪をひいた時におふくろが擦ってくれたりんごを思い出すからかな？

珈琲もなんだか昔の喫茶店みたいで、およそコクとか香りとかとは無縁ですが、苦味と酸味のバランスは良くてホッとする味ですね。

昭和初期に庶民が求めたエキゾチックな味が、今もそのまま残っていることに感謝。ごちそうさまでした。