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今日の仕事場は、「2025年頃の訪日外国人の日本体験についての洞察」のために、場の力も借りようと三渓園の鶴翔閣にやって来ました。

たしか20年くらい前に来たはずなのに、すっかり忘れておりましたが、明治時代の日本建築の清々しさが気持ちいいですね。富岡製糸場を創設した原三渓の本宅で、横山大観らを滞在させて絵を描く支援もしていたようです。

木枠の広い窓や高い天井に囲まれた空間に、障子を外せば三間ぶち抜きで使える畳の間に椅子とテーブルを置いて、紅葉を眺めながら未来に思いを馳せます。

明日は駅前のシティホテルに会場を移しますが、比べれば昔の事業家は金の使い方や空間の作り方がうまいなぁ。飛鳥山公園の晩香盧（渋沢栄一の別荘）にまた行きたくなりました。