
昨年春に買い替えた眼鏡は、初めて安いチェーン店を利用してみたわけですが、どうにも具合が悪い。
出来上がったレンズは度が合わずチェンジしてもらったし、軽いけれど鼻の上で位置がズレることが多いし、耳にかけるテンプルの端のキャップがいつの間にか取れて紛失したし。本来はこのコストでよく作っていると言うべきなのでしょうが、毎日使うものは価格以上に使い心地、そしてメンテのしやすさが大切。
長く愛用していたアランミクリは草臥れてきたけれど、それもきちんとメンテしてあげればまだまだ使えるんだろうなぁ。そう言えば、地元の眼鏡屋さんで覗いてみたいところがあったなと今朝思い出し、会社の帰りに立ち寄ってみました。sunny glass。
入口に「メガネ修理します」と書いてあったので尋ねてみると、アセテートのフレームが白っぽくなっている程度なら無料でバフ掛けしますよ、アランミクリなら中古市場でも良い値が付くから使わないともったいないですよ、と。ならば…。
「日本製のフレームで遠近両用レンズが嵌められ、僕の顔に合うオススメがありますか?」と尋ねると、杉本圭、クレイトンフランクリン、SHU KUMEDAなどから次々に見所を紹介しながら掛けさせてくれ、久々に買い物魂が刺激されました。
レンズ部の形の微妙な違いもさることながら、テンプル部のデザインや材質、技術で掛け心地がこんなに違うのか!アランミクリの掛け心地もかなり良かったけれど、さらに柔らかい掛け心地。これが毎日のことならば日々を艶っぽくしてくれそう。義足などもそうですが、こういう日々の豊かさに関わる日本の職人技はやっぱりすごいなぁ。メガネコレクターがいるのもわかる気がしました。
が、どれもこれも感嘆するばかりで、すぐには選べそうにないので、今日は出直すことにしました。気軽に出直したり、修理に出せたり。地元にこういう店があるのは本当に幸せですね。時計屋、カメラ屋、靴屋、金物屋、電気屋、家具屋など、昔あった街のお店も、好きで愛用する人と創る人にフォーカスすれば、むしろこれから需要は増えるんじゃないかな。マス需要に応えるのはネットやショッピングセンターに任せればいい時代ですもの。
さ、仕舞い込んでるアランミクリを探しておこうっと。
Posted at 2014/12/09 21:36:43 | |
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ファッション | 日記