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ポケロケにはキャラダイスのバーレイ！と決める前に気になっていたサドルバッグは、吉祥寺グーワタナベのモノ（写真）。

まさにポケロケに取り付けられていたからですが、小径車ならではのホイール上空間を活用するアイデアに感心しました。他社にはナイロン製で似たデザインのものもあるようですが、革サドルに合わせると質感が狂いますね。

ただ、こうした縦型バッグは荷物を積み上げるように収納するため、振動でみな底に集まり欲しいものが取り出しにくかったり、例えばトーストのようなキューブ状のものは収納出来ないという欠点があります。

もちろん一つのサドルバッグで全ての用途に応えることは出来ませんが、ちょっとしたポタリングでもパンやスイーツを買ってしまう私には、縦型バッグは上手く使えないと考えたのでした。

ただ、オリジナルで自転車用バッグを作ってくれる工房が身近にあったり、元となるアイデアが豊富にあるのは楽しい。そう思います。

キャラダイスのサドルバッグの愚痴をこぼしていたら、あじこぼさんに教えてもらったRSAサンバックスという名古屋のお店。ちょうど先頃、シクロツーリストのブログでも取り上げられました。

サドルバッグ4種、フロントバッグ8種、ポンチョ、グローブ、マッドフラップなど、心憎いアイテムを独自にデザインして作っているようで、名古屋に行く機会があれば工房にお邪魔してみたいですね。

写真のタイプ7は、キャラダイスのサドルバッグサポーター（キャリア)を想定して作られた新作。ポケロケには立派過ぎる雰囲気ですが、横幅は220mm/250mm/280mmから選べ、カラーも12種と豊富。よく考えられていて好感が持てます。

サイドポケットが少し斜めにしてあるのも、バーレイの欠点（直付けするとサイドポケットからモノがこぼれそう）を知ってのことでしょう。それにバーレイの横幅は公称280mm、実測300mmもあるので、実はこちらの220mmの方がサドルとのバランスは良さそう。このモデル以外のサドルバッグは何れも茄子型（サドルループとシートポストに直付け）になり、更にコンパクトですが腿が少し当たるようです。うーん。

グッと秋っぽくなりましたが、夏の疲れが出たのか、エアコン要らずの眠りが深いのか、矢鱈に眠たい今日この頃。こんな時こそ自転車でリフレッシュと思うものの、不意打ちのような雨を思うと遠出もできず…。ということで、ブランチの後にふらっと御徒町方面へ走り始めました。

アサゾーでカンパRDのミドルケージを探しましたが、カンパのクイックやセラミックベアリングのプーリーもいいなぁと思ったり。ハクセンでブルックスの革バーテープを見ましたが、パシュレイのクラブマンやガバナーも売っているんだなぁと思ったり。

すぐに暗くなり始めたので、どら焼きを買って帰ろうとうさぎやに向かうと、すぐそばに「日本最初の喫茶店発祥の地」の標識を発見。いつも通っているのに今まで気づきませんでした。明治21年、鹿鳴館時代に鄭永慶氏が「可否茶館（かひさかん）」をこの地に創ったそうな。２階建ての洋館には、ビリヤード・トランプ・クリケット・碁・将棋と遊具をそろえ、硯に筆・便箋と封筒、国内外の新聞・雑誌を置いていたとか。更衣室・化粧室・シャワーまで完備していたというから、今で言えば図書館とスポーツジムを併せたような紳士淑女のリクリエーションの場だったのですね。

ところで、この鄭永慶氏、名前からわかるように台湾から日本に来た人物ということで調べてみると、あの国性爺合戦（近松門左衛門）に出てくる国姓爺=鄭成功氏の末裔にあたる役人です。日中関係を良くするために尽力したと思われますが、今生きていたら最近の日中両政府の人をどう叱るんでしょうね。

11時前に切れた豆乳紅茶を買いに行こうとしたら雨が降り始め…。諦めてTVを見ていた零時頃、人生で最も近くに雷が落ちるのを感じました。
ピカッとドドンがほぼ同時、そのピカッも大きな閃光の塊が南向きの窓一面に広がるようで、とても怖かった。消防車が駆けつける風でもないから被害は無かったのでしょうか？
5分おきに更新される雨雲ズームレーダーを見ると、まさに日暮里から池袋にかけての山手線上の雨量が最も多いことになっておりました。
ホントに局所的な雷雨というのが多くなりましたね。穏やかな秋空はいつやってくるのでしょう？

今日は娘から写真展に一緒に行かない？と連絡をもらい、カミさんとクルマで恵比寿のギャラリーへ。

その後、代々木VILLAGEで三人でお茶して、六本木ヒルズの森美術館では息子も合流して、カミさんがチケットを貰っていたアラブ・エクスプレス展を見ました。

同時開催の大英博物館エジプト展に隠れた地味な展示かと思ったら、これがなかなか見応えがあり、いかにアラブ世界のことを知らなかったか、気づかされました。

エジプトからシリアに跨るアラブ系のアーチストの目線を通じて、ニュースによってアラブのイメージが歪められていることや、国という存在への意識が希薄な日本人のことを考えさせられました。娘も息子も先に見たエジプト展よりも面白かったと言っておりました。もしもお時間があれば、ぜひご覧ください。10月28日まで。

写真は、作者が自ら国境線を引くというインスタレーションをした際の記録写真の一部です。