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あぁ、遂にかつての愛機CONTAX G2を手放す時がやって来ました。とはいえ、会社の後輩がぜひ引き取らせて欲しいというので、G2も防湿庫で眠っているよりも幸せですよね。

レンズは、迫力ある画角とリッチな色のビオゴン21mm、こちらの腕を問う画角とコクのある色再現のプラナー35mm、ボケの美しさと素直な色のゾナー90mm。

ずっしり軽い重さとピシッと言うシャッター音、チタン色のひんやりしたボディに触っていると後ろ髪を引かれるので、しまっちゃいます。

さようなら、そして、ありがとね。

お代はすべて娘が買おうとしている一眼レフに捧げます。感謝しろよー。

イークルからの帰りにCappuccinoさんと神保町へ。駿河台下の南洋堂書店に行くというのでついて行きました。建築専門の書店ですが、タモリ倶楽部でここの東京の地形模型を紹介していたのを思い出したのです。

ラッキーなことに現在は毎週土曜の14-19時に展示会を開いていました。一辺が3mほどの小さな模型ですが、武蔵野台地の起伏を精巧に再現し、そこにプロジェクターで電車の線路や高速道路、縄文時代の地形や江戸時代の街並などを投影するエキジビション。特に海面が40mほど上がると、東京都心部のほぼ全域が水没する様には驚きました。なかなか見応えがあるので、時間のある方はぜひご覧あれ。

イークル朝ポタはピノキオでトースト&ホットケーキを食べたあと、Cappuccinoさんの先導で裏道を通りながら池袋の自由学園経由で目白庭園へ。豊島区が運営している都会のオアシス的な庭園。池袋からすぐの場所にこんな庭があるなんて…。

Cappuccinoさんたちが池の四阿でマッタリしている間、受付の上品なおばさまが我々の自転車に興味駸々らしく話しかけて来ました。足が悪いというおばさまは、それでも35年間同じ自転車に乗っているというので見せて貰ったのが写真の自転車。

これ、アローサイクルの初期のシティサイクルらしく、なんとコースターブレーキです。革サドルや三ヶ島のペダルは最初から付いていたそうですが、フロントブレーキは後付けしてもらい、竹籠は自分で付けたとか。ギアが無いから坂は押しているそうですが、生活の道具として馴染んだ自転車はかっこいいなと思うのでした。

イークル朝ポタ第三回は前回下見（味見？）したホットケーキのピノキオでした。

参加者12名で8時開店直後になだれ込み、銅板で焼き上げるトーストとホットケーキをいただきました。トーストも厚切りで美味。銅板の威力でしょうか？

今回は焼くところを寄りで撮影。写真は、仕上げ段階で側面を焼きながら形を整えているところ。この銅板のホットケーキ焼き器が欲しくなりますな〜。

常連のカエルさんによれば、昼時は近所の家族や子供たちで賑わい、地元の集会所的な存在だそうで、銅板を操るマスターの人柄が呼び寄せるのでしょうね。昭和の空気が流れる喫茶店です。次回はナポリタンも試してみたいな〜。

湯島で買った味噌漬は2-3日お預けということで、なぜかとんかつを食べようと、カミさんと「とんき」に行って来ました。有名な目黒とんきの駒込店。

17時開店からまだ30分しか経っていないのに既に行列。これも連休のせいか。でも、10分くらいの待ち時間で、いつものロースカツ定食にありつけました。最近はとんかつも塩で食べていますが、ここのとんかつはやはりソース、しかもあまり辛くない辛子を付けて初めてとんきの味になります。つまり、とんかつであってとんかつでない、とんきのとんかつです。

作り方を見ていると、小麦粉→卵→小麦粉→卵→小麦粉→卵と三度漬けしてからパン粉を絡ませ揚げています。三度漬けは親父さんの仕事ですが、腰つきが独特のリズムを刻んでいるよう（笑）。出来上がりは鎧を被った豚ロースのようで、鎧は硬めで肉から剥がれるところが好き嫌いの分かれ目。私もとんかつとして好きかと言われればNOですが、比べるものがないユニークなメニューなので、年に数回、無性に食べたくなるのです。もしも肉と共に玉ねぎが入っていれば、松栄亭の洋風かきあげに似ているとも言えますね。

帰宅すると、カミさんは明日の私の誕生日用にとガトーショコラを作ってくれました。ポケロケで自転車のある生活を始めようと決心して丸三年経ったことになりますが、自転車は想像以上に刺激と学びがありますね。ありがとうと言いたくなりました。