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週末にいつもの凡豆を切らしたので、百塔珈琲でモカ・イルガチェフェを調達。夜9時までやっているので、助かります。

で、昨日は暖かかったから浅煎りを。今朝は寒くなったから深煎りを。いずれも220cc/25gを、ペーパーと金属フィルターで飲み比べてみました。

浅煎りの方が花のような香りが強く、酸味だけをストレートに味わえ、深煎りはチョコの香りが強くなって、酸味の後から甘みが追っかけて来る印象。

寒くなって来ると、深煎りをペーパーで淹れた味の方が好ましく思えますが、同じ豆の焼き方違いでこれだけ個性の引き出し方が違ってくるのが面白い。あったかくした部屋で何杯も飲むなら、浅煎りの爽やかな清涼感が好ましいでしょうね。

久しぶりに日の出前に起きられたので、とりあえず朝の光を浴びに外に出てみました。

朝日に向かってペダルを回し始めると、入谷のねぎどんが金土限定の朝定食をやっていることを思い出しました。こんな時じゃないと、いつまでも行けないからな、と思ったところが道灌山下。丘に上がれば朝日を拝めそう。

登ったところは諏訪台と呼ばれ、谷中の夕焼けだんだんへと道がつながる、好きな通り。折しも諏方神社ではラジオ体操が始まらんとしているじゃありませんか！ということで末席に滑り込み、40年ぶりにラジオ体操に参加。

前奏ではアキレス腱を伸ばすストレッチもやるんですね。もう忘れてるなぁ〜と不安になりましたが、第一はクリア。間奏で首を回すうちに、そのまま第二がスタート。あわわ、全然覚えてない！前の人の動きを真似ると、あぁそうだったと思い出しますが、次の体操が何かは結局一つも事前には思い出せず。うーむ、第二は40年どころか、もっとやってなかったのかな。

今朝は気持ちがいい天気だったせいもありますが、ラジオ体操は適度にカラダがほぐれるので、ウォーミングアップに最適。諏方神社では毎朝6時半にやっているみたい。ふむ。終わってから、朝日を浴びつつお詣りするとシャキッとしますね。

その後、谷中経由で言問通りを東へ向かい、途中、小野照崎神社（きれいに富士講が現存することで有名）にもお詣りして、ねぎどんへ。毎回変わるらしい混ぜご飯と蕎麦とお新香のみですが、朝イチにカラダに入れるならこれ位が丁度いい。諏方神社のラジオ体操とセットにして、土曜の朝の習慣にしたいくらいです。

新幹線で首がヤラレるのを何とかしなきゃだなあと思っていたところ、たまたまテレビ番組でヘンなネックピローを紹介していたのでポチッと。

ワウピローという名前のコレ、トラベルピローなのに小さく折り畳めない不便さはありますが、ミツマタになった形状は子象のぬいぐるみのようにも見えます。

その子象の鼻の部分を顎に、耳の部分を後頭部や側頭部に当てがうのが基本ですが、使い方は自由というのが実は良いところ。例えば家でソファに座る時は、耳を畳んで首に回すと壁との隙間を埋めてくれて良い具合。トラベル以上に映画を観る時にいいかも。

そもそもネックピローは首を固定した方が良いように思えますが、実はある程度動けた方が良いという発見は、実際にネックピローを使ってみたことがないと気づかない。若い頃に2回ほどネックピローを使って気に入らなかったのが正にこの点なのです。

昨日いつもの散髪屋でいつものスカルプシャンプーをやってもらったら、店のオヤジから「初めてスカルプをやった時よりも首が柔らかくなったね〜」と言われました。うーむ、最近自転車に乗っていないことがどっちに働いているのか…。40代までの手足の冷え性が無くなったのは自転車のおかげだと思うのですが。

頭部の重さは体重の10%、ということは6-7kgの重さを常に首で支えているわけで、首回りの筋力低下を補う意味でネックピローは若い頃よりも大切なのかも知れませんね。

「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「ふしぎなポケット」などの童謡で有名な、まどみちおさんのことを、詩作を離れ抽象画を描いていた時期があるとして、少し前に日曜美術館で取り上げていました。

自分が感じていることを言葉で表現することの限界を超える為に一度言葉を捨て、全くの独学で極められた抽象画の豊潤さも凄いのですが、再び詩作に戻ってより純化された言葉の力がまた凄い。有名な童謡も詩作として読み返すと、不思議に美しいタッチがあることに気づきます。

絵の方は今回取材者によって明るみになったばかりですが、詩作やエッセイならば本が出ているので、普段は詩など読まないのですが2冊ほど買ってみました。

それらを読むと、人間以外の生き物はもちろんのこと、無生物にも等しく価値があるとする眼差しが優しく鋭く、そうした眼差しを失っている自分はギクリとします。大好きな熊谷守一さんにも通ずる眼差しで、日本人は凄いなと思えます。だって、本に挟まれて死んでいる蚊を愛おしく思って詩にする外国人はいないんじゃないかな。笑

珈琲豆の計量に、HARIOのV60ドリップスケールを導入。これまでは、筑波のカフェで買った桜の計量スプーンでざっくり計っていましたが、「珈琲飲み」を読んで、豆の計量は疎かにできないと思った次第。

で、普段最も淹れる機会が多いのは2杯、240ml。これはKONO珈琲サーバーの2杯の目盛りに合致し、会社に持って行く珈琲ボトルCafé Trunkの量（270ml）に近く、普段飲みのマグカップで私のブラックとカミさんのカフェ・オ・レを作れる量でもあります。（マグカップ末切りの量）

さて、2杯の珈琲をドリップするための珈琲豆の量は、20-25gと言われているので、まずは20gから始めて、この量を1g単位で好みの濃さに調整してみようと思うのです。

スケール自体は0.1g単位で計れ、更にタイマーも使えるので抽出時間も調整出来ますが、慣れた金澤メソッド（蒸らし20秒後、3分くらいで必要量の1/3のみ抽出）まで変えると混乱しそうなので、まずは豆の計量のみ。

で、いま飲んでいる凡豆のマンデリン・カロシー（中煎り）で試した結果としては、20gではあっさりした飲み口で、サンドウィッチなどと一緒に飲むのに丁度良い感じ。音楽を聴いたり、煙草を喫しながら飲むなら、24グラム辺りがトロッとした甘み/濃さになりそうですね。

因みに、サードウェーブで有名なカフェでは、ドリップ用のアプリと連携するスケール（acaia）が使われているとのこと。毎回の量や時間を記録できるのは便利ですが、いちいちアプリを起動しないといけない煩わしさはなんだかなぁ、と選択から外しました。

もう一つ因みに、珈琲好きだったベートーベンは、毎回きっちり60粒の豆を使っていたそうですが、マンデリンで同じ数を計ってみると8.5gに相当。もう少し大きな豆だったかも知れませんが、通常1杯に15gと言われる量に比べれば少なかったことが推測されます。これは、いま以上に珈琲豆が高価であった時代背景なのか、ベートーベンの好みなのか。

とはいえ、目視での計量スプーン1杯はほぼ10gだったので、なかなか優秀だなぁとも思いましたとさ。