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今年のGWは近場で出かけられる所だけにしようと言いつつも、デベソのカミさんのリクエストに応えて割と出かけていることが多かったです。(^^)

ツインズと出かけたのが房総のむら、手賀の丘公園、カミさんと行ったのがさきたま古墳公園、東京国立博物館、骨波田の藤。


そんなGWの最終日くらいは、一人で自転車に乗りましょう。

とりあえず荒川河川敷に出て気ままに距離を伸ばすつもりでしたが、ずっと乗っていないのでわずかな坂でも脚に来そうな予感。w

右岸を遡上してまもなく、江北橋と鹿浜橋の間に広がる緑の中で、親子連れが水辺遊びしているのが目に入りました。

Google mapによれば、足立区立新田わくわく水辺広場公園と名がついて整備されているようです。家からは8km地点と近いですが、ちょっと覗いてみました。

まるで伊佐沼バヴァルダージュを思わせる場所がありましたが、人はおらず自転車には釣竿らしき物が。釣り仲間のベースキャンプ？(^^)




更に進むと、魚か蟹を獲ろうとする親子たちが集う場所も。




しばらく周囲を偵察して戻って来ると親子が居なくなっていたので、此処で野点といきましょう。





荒川で野点するのも2年ぶりですが、今日は風もなくアルストでの湯沸しもあっという間。

珈琲と煙草と本で小1時間過ごしたら、小腹が空いて来たので、王子の町中華へ。



「早起きせっかくグルメ」で見たもやしそばの印象を引きずって注文しましたが、実にいい按配の味のスープを堪能しました。




途中通りかかって見つけたパン屋で、お徳セット¥500を買ってみました。




また、谷中でいつものジンジャーシロップも買いましたが、いずれも野点セットで一杯のサドルバッグには入らないので、携帯エコバッグに入れて持ち帰りました。



ソーダストリームを買ってからはジンジャーシロップを常備したいので、道の駅などでも必ず探すのですが、これが意外に置いてないんですよね。ジンジャーシロップのサブスクは登場しないですかね？w


寄り道を加えても20km程度のポタリングでしたが、毎週末に50km以上走る生活に戻さないと、神社巡りも出来ない脚力になってしまいそうです。泣

櫻路郎さんのブログで知った、本庄市の藤の名所、骨波田の藤を見に出かけました。

本庄児玉ICで降りて長泉寺に到着したのが11時頃。高速道路が空いていると気分がいいですね。



玉敷神社の藤はノダフジで既に見頃を過ぎていましたが、こちらはムラサキナガフジでまだかろうじて見頃期間中でした。
有名な他の藤との比較調査コメントの看板も藤棚でよく見えませんでしたがw、花房の長さが艶やかですね。













近くに植えられたアヤメもさまざまな色合いで見応えがありました。いつも見分け方を忘れますが、陸はアヤメ、水辺がショウブ、水中がカキツバタ、らしい。w



因みに、骨波田（こつはた）は長泉寺のある地名で、この地を荒らした大蛇を当主が鎮めた際に大蛇の大量の骨が池に浮かび上がって波を立てたという伝説があるのだとか。


続いて、近くにある成身院百体観音堂、通称さざえ堂へ。日本三大さざえ堂の一つで、他は太田市と会津若松市にあるそうです。

1階が秩父、2階が坂東、3階が西国で、全百体の観音様をお参りできるようですが、たまたま秩父で観音巡りのガイドをされている方と一緒になったので、いろいろ解説を聞くことができました。


















小腹が空いたので、近所の古民家カフェで、うどんとジンジャーエールでひと息つきましょう。








せっかく此処まで来たので、道中に看板で見た武蔵国二ノ宮の金鑚神社（かなさなじんじゃ）へ。御神体は裏山の御室山なので本殿を持たない神社です。










その代わり、脇の御嶽山に鏡岩や見晴台があると言うので、登ってみました。
鏡岩まで400mとありましたが、なかなかの階段数で結構脚に来ました。w











関八州を望むなかなかの絶景でしたが、残念ながら榛名山は雲に隠れていました。

また、見晴台周辺には石仏群がありましたが、更に尾根伝いに行けば御嶽城址もあるのだとか。標高350m程度ですが、この辺りのパワースポットなんでしょうね。


本庄市に降り立つのは初めてでしたが、歴史的にも文化的にも、秩父とも群馬ともつながるエリアなんですね。

今日は、カミさんが以前から予約していた「空也上人と六波羅蜜寺」展に行く日。

私は京都の六波羅蜜寺で観ているのお付き合いのつもりでしたが、昼のNHKで琉球の染織物を取り上げているのを見ていいなぁと思っていたら、なんと同じ国立博物館で「琉球」展もやっているらしい。ならば、早目に行ってハシゴしましょ。w


空也上人像を展示する本舘の前にある大きなユリノキは花が咲いていました。デザイン画のような模様のある花弁なんですね〜。






「琉球」展は左奥の平成館。



沖縄復帰50年記念だそうで、そう言えば、復帰直後に沖縄に行ったことがあるのを思い出しました。


琉球国王尚家の菩提寺・円覚寺所蔵の御後絵の復元事業の一環で、そのコーナーのみ撮影が許可されています。





もちろん王家の品々も素晴らしいのですが、私が惹かれたのは琉球漆器の技術の高さと、芭蕉布や苧麻を使った織物の紋様の美しさ。
特に、NHKで取り上げていた経緯絣桐板（トゥンバン）はその技術を継承する者がない幻の織物だそうです。

琉球というのは随による命名らしいですが、沖縄を復帰と呼ぶのも日本の勝手かも知れず、沖縄は沖縄としてその気候風土や生活文化と共に自立できるのが理想なのかしら？
首里城の復興にはまだまだ時間がかかるようですが、その支援を兼ねて、また訪れたいですね。


たっぷり2時間くらい鑑賞して、本館の空也上人像を観に行きましたが、こちらは一切撮影禁止。



ただ、空也上人像を背面からも見ることができ、念仏信仰を大衆に広めるべく歩いた、そのくるぶしやアキレス腱辺りの造作のリアリティに見入ってしまいました。運慶の四男、康勝による鎌倉時代の作。

一方、改めて心惹かれたのは地蔵菩薩立像で、こちらは定朝の作。平安時代らしい優しい顔立ちが見飽きませんでした。

六波羅蜜寺はこれら仏像を収める新たな宝物館を作ったようで、なにより。

子どもの日の今日は、以前から観てみたかったさきたま古墳公園へ。


二子山古墳は武蔵国で一番大きな前方後円墳。




稲荷山古墳は前方を復元して登れるようになっています。




丸墓山古墳は日本一の大きさの円墳で、桜の季節は絵になりますね。




埼玉←さきたまの名称の由来となった前玉神社も一角にあります。




古墳に沈む夕陽もいい感じで、世界遺産登録を目指しているそうな。





さて、この辺りに来たら食べたかった加須うどん。と言うか、加須うどんを食べてみたかったから、さきたま古墳を観ると言う口実を作ったとも言える？w
でも、なぜ加須と書いてカゾと読むんだろ？









麺の弾力と喉ごしがサイコーですが、加須のあやひかりという小麦を使っているとか。うどん県は香川でしょうが、うどん市は加須かも。いろんな店をハシゴしたくなりますね。


このエリアを走るのは初めてでしたが、谷津の多い房総や里山に囲まれた益子とは違って、ひたすら真っ平ら。

久喜、加須、羽生、行田、鴻巣といった行政区分や東西南北を感じにくいのは、初めてだからと言う理由だけではないような気がします。

次回は古代蓮を見に来たいな。


追記）

当地名物と言う「いがまんじゅう」と「いちじく大福」が美味かった店






加須うどん発祥地と言われる不動ヶ岡不動尊 總願寺と、その脇にある五家宝の店






すでに見頃を過ぎていた藤のある玉敷神社（この地域に多い久伊豆神社の総本社）

カングーは息子が使っていて遠出はできないけど、昨日までとは打って変わって明るい空が広がった今日は、前から行ってみたかった本郷のカレー屋さんへ。


低床バスに初めて乗りましたが、車内の段差も少なく、ベンチシートじゃないから乗り易いですね。








カレー屋さんは「ニシシッピデルタカレー・ぼなっ」。ミシシッピデルタブルースが好きなご主人の本名を引っ掛けた、洒落っ気ある店名だそうです。





相がけのデルタカレーと焼きチーズカレーを注文しましたが、いずれもやり過ぎない味わいで、最後まで美味しく頂きました。






店の前はなんだろ？と見ると、本郷給水所公苑とあります。かつて神田上水から水を引く水道橋がかかっていた、東京の水道の歴史に欠かせない場所を公園にしているようです。










子どもたちはザリガニ獲りに夢中で、ちょっとしたバラ園もありました。日陰はないけど、水遊びにもいいかも。






この辺りは、江戸時代に家康が地元三河の人たちを住まわせたという所以の神社があったり。




あれ？こんな所にお煎餅屋さんが。磯巻と玉川を頂くと、玉川は美味しいよ〜とご主人が嬉しそう。






文房具屋さんの看板のオリジナルフォントにも愛嬌がありますね。




本郷は自転車でも車でも通り過ぎることが多いですが、一本裏道を歩いてみるといろいろ発見があって味わいがある町ですね。