20年来使っている壁掛け時計が一年前に止まり、電池交換やムーブメントの分解組み立てで直ったかと思ったのですが、リフォームを考え始めた頃に再び止まってしまいました。
さすがにムーブメントの寿命だろうから交換したいのですが、イタリア製の壁掛け時計が採用するムーブメントは東欧製で、同じ型のムーブメントはもはや作られていません。かと言って、通販で買ってみたムーブメントの軸は高さや形状が異なります。
これは手に負えないやと、最寄りの時計修理屋を探して見つけたのが「時計の玄人」。最寄駅は巣鴨だからなんと徒歩8分の場所!
長年デパート時計修理コーナーの下請けをしていた共栄産業が、コロナ禍をきっかけに店舗を作り直接サービスを始めたとのこと。デパートに修理に出す件数も減っているでしょうからね。
ベテランと思しき年配の技術士とサービス応対する人とが二人三脚で頭を捻ること暫し。
「日本で流通している三針式ムーブメントの先を加工して直すのが一番いいと思うが、元がニ針式だから秒針分だけ若干厚みが増し、先端のキャップが使えなくなることを許容できますか?」と。
「先端キャップは形状も色も針とマッチしているから、軸部を加工する際にキャップが使えるように加工できるならお願いしたい。厚みが若干増すと言っても2-3mmですよね?」
で、待つこと1か月、出来上がりがこちら。
注文通り先端キャップを嵌めた状態で、若干厚みが増したものの遠目ではほとんどわからないレベル。お見事です。壁掛け時計にもかかわらず、対応は誠実で価格もリーズナブル。
20年間壁に掛かっていた定位置に戻せましたが、時刻と言えば此処を見る習慣になっていたので、この1か月は地味に困惑していたのでした。よかったよかった。
あ、写真手前のが懸案のインドネシア製テーブルですが、フローリングや壁紙を施工する際はベランダに出すことで決着しました。
リフォーム代が当初予算をオーバーしそうで、処分や買い替えの費用が捻出できない事情もありますが、このテーブルを気に入っているカミさんにテーブルの上も下も片付けてもらう条件付きで。(^^)
リフォームもこれから徐々に大物に着手です。
Posted at 2022/10/07 23:22:02 | |
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時計 | 日記