
シュトゥットガルトといってもポルシェAGの本拠地ツッフェンハウゼンとダイムラーAGのウンターテュルクハイムでは南と北、クルマがないと電車だとけっこう大変だ。宿をツッフェンハウゼンに取ったのは、格安(シングル2泊税込みで¥9,742。☆☆☆)なのが第一で、歩いてポルシェ博物館に行ける立地が決め手。結果は大正解で、近所にびっくりするほど安いスーパーがあったりして次も来るならここだな。
今朝はゆっくり朝食を取り、午前中は書き物をしながら体調を整えることに。午後になって、ほなメルセデス博物館に行こー。昨日の内にパトロールを済ませていたので、土地勘は戻っている。VfBシュツットガルト(岡崎慎司が所属している)のクラブハウス前のパーキングは前回使ったのと同じ。
ちょいとクラブハウス周辺を探索してみるか……歩を進めると、向こうに見えるVfBのホームスタジアム、メルセデスベンツアレーナとの間にあるピッチでゲームをやっている。今日は土曜日でドイツ・ブンデスリーガの開催日だが、あいにくVfBシュツットガルトの今節のゲームはバイエル・レバークーゼンe.Vとのアウェー戦(結果は1-2でシュツットガルトの負け)。さすがにここから観戦に出掛けるのは無理ということで残念に思っていたので、なんか得した感じ。
時間は1時過ぎ。丁度いい頃合いなので、会場入口のホットドッグ屋(というより巨大フランクサンド)で腹をみたしながら観戦することに。入場料はタダ。店のカウンターにゲーム内容のコピーがあったので確認すると(ドイツ語なので完全なる意訳だが)B-ジュニアーブンデスリーガStaffel、どうやらクラブのユースレベルのゲームでプロの卵の試合という感じ。チームカラーの白に赤文字はVfBシュツットガルトだね、対戦相手は?1.FSV マインツ05濃いグリーンが対照的だ。

見るからに若いプレイヤーが、ちょっと粗いがプロっぽいゲームをしている。彼らの遥か上に日本の岡崎慎司がいるのかと思うと、欧州リーグで闘う日本人選手の存在をあらためて誇らしく思った。
あまり長居をしてしまうと対面の博物館の時間がなくなる。少ないけれど観客もいて、時折檄を飛ばすオジサンがいたりする。手入れの良いピッチがここのほかにもあと3面くらいある。シュツットガルトの巨人の本社工場とメルセデスベンツアレーナとの間で繰り広げられる明日に向けた闘い。良いものを見ました。
さて、2年ぶりの博物館、さっそく館内に入ろうとすると左に銅像が。ファン・マヌエル・ファンジオ、3年連続を含む5度のF1ワールドチャンピオンに輝いた伝説のメルセデス乗りだった。
エントランスでチケットを購入しようとすると「何歳?」問われるままに「60」と応えると、「なら4ユーロね」半額であるという。なんか得したような、しかしそんな歳に見えるようになったの? 複雑な心境とはこういうことだろう。
バーコードを読む回転バーを押してハンディの解説ヘッドセットを受け取りエレベーターで8階までGO。
扉が開くと、左に馬……ではなくて、配置が逆の右に移っていた。
公式ブログDRIVING JOURNALの表紙にも使っている『おじいさんの時計』を撮るのはお約束。
情緒に浸り、その空間にいるだけで幸せな気分となるポルシェ博物館とは違って、メルセデスベンツ博物館は歴史を中心に学びのひととき。それはそれで楽しくて、今回は2度目の余裕もあって自分なりの楽しみ方が出来たような気がする。
メルセデスのフロアにある1902年のMercedes Simplex 40PSは現存する最古のメルセデスで、アメリカ人の富豪ウィリアム・K・バンデヴェルド(だったかな?)が所有した、とかね。
1952年製のメルセデスベンツ300には同い年としての愛着がある。お互いまた逢えましたな……という感じ?
1984年とある190E(W201)は、33歳だった1986年に一念発起して購入したクルマという生涯の記憶に残る。FR絶対主義の源流に位置するこのクルマ、当時は元祖日本のモータージャーナリストK.Sさんとその同世代のM.Kさんくらいしか購入しなかったはずだが、そこに妙な若造が加わった。いじめられてもしかたのない所業? 今なら何となく分かるが、若者がナマイキさを失っていいことなど何もない。ま、いろんな意味で僕の血となり肉となったクルマであるわけです。
あらてめて学んだことが多かったように思えたひととき。土曜日ということもあっておばあちゃんと孫とか様々な人が足を運ぶ。女性というか若い女の子が目についたのが印象的。トヨタ博物館はどうなっているだろう?近い内に除いてみたくなりました。
ゆっくり歩きながら壁に埋め込まれた写真や資料を見ながらスロープを下って行くと、最後にモニターに自分の姿が。前回も気がついていたはずですが、思わず撮ってしまいました。身体を動かすと、いくつかの文章が浮き上がり、それが面白くて……。
さあ、明日はいよいよジュネーブに向かいます。
Posted at 2013/03/03 18:04:00 | |
トラックバック(0) | 日記