伏木悦郎のブログ一覧

NW1840便は、定刻より40分遅れの18時ちょうどにボーディングを開始。小型のEmbraer175型機はほぼ満席で横1席/2席のファーストはゲットできず。

でも予約してあったエコノミー最前列窓側は、足元も広く快適そのもの。ただ、さすがに眠気には勝てない。軽食もパスして熟睡でした。

ニューアーク着は時差の関係もあって予定の2時間遅れの23時ちょうど。BAGGAGEをピックアップして、空港内のターミナルとNJ(ニュージャージー)トランジットという郊外鉄道駅を結ぶAir Train。

到着したターミナルBから二つ目のP4という駅で下車すると、そこは空港パーキングとホテルシャトルの発着場。エスカレーターを降りるとちょうど宿のバスが。5分ほどで昨年のNYIAS取材で初めて試したHoliday inn Newark ITNL Airport に到着。

シャトルには大勢の宿泊客で満席でしたが、メンバーシップの特典でさっとチェックイン。部屋はご覧の通り。本当は11月の予約時より直近のほうが値下がりしていて(50＄/日)少しがっかりしたけれど、これで62＄/日(＋税)なら文句ない。

以前はニューヨークといえばJFK空港ということで、深く考えることなく直行便を使っていたのですが、空港からマンハッタンへのスムーズなアクセスとなると片道50＄のタクシーが基本。加えて、マンハッタンのホテルはかなり値が張り、快適さを追求するとまず仕事には使えない。

マンハッタンからデトロイトへの移動にラガーディア空港を使ったこともありますが、ここもアクセスはタクシー以外に使えなくて、料金もJFKとほぼ同じ。何年か前に地下鉄とバスを乗り継いで数ドルでいったことがあるけれど、乗り換えが大変でした。

ニューアーク(EWR)はコンチネンタル航空のハブ空港。成田からの直行便が飛んでいますが、飛行機が好きなら今回のルートも悪くないと思います。

空港近くに宿を取り、無料のシャトルサービスとエアトレインを使って片道15＄のNJトランジットでマンハッタンに通う。ニューアーク空港駅から約25分でマディソンスクエアガーデンの地下にあるニューヨーク・PENNステーションに着きます。

それまで地下鉄は利用していましたが、NYがこれほど鉄道が活用されている街とは去年ニューアーク泊を試みるまで知りませんでした。ちょっと時間が掛かりますが、ニューヨーカーの暮らしぶりを肌で知るにはEWRはお勧めです。

やっとベッドで寝られます。NJトランジットその他の話はまた明日。

さあボーディングという段になって、ゲートがＣ２からＣ５に……だけならいいんだけど、17時20分のディパーチャーが18時15分に。あららら。ＥＷＲ着は22時かいな。きびしぃ～っ!!

ミネアポリス・セントポール空港は、デルタに吸収合併されたとはいってもその名を轟かせたノースウェスト航空のハブ空港。

同じＮＷのハブ空港デトロイトとはクルマの両輪の関係にあるが、しっかしだだっ広い。



ターミナルの延長は果てし無く、行く先が大げさでなく霞むほど。ミネソタのど田舎だからこそ広大な敷地が確保でき、全米のどの地域にも等距離で飛べる。

しかし、ここで4時間近い待ち合わせは退屈だ。まだ2時間近くある。ニューアーク着は夜の9時。12時間アメリカ横断ですな。

ＮＷ06便は15時34分にＮＲＴをテイクオフ。9時間足らずのフライトで、まだ明けやらぬポートランドに定刻より早い6時55分に到着した。

チェックインの際、オンラインで事前予約していたシートが機材違いのため希望に反していた。搭乗口で念を押すと最前列のＥＸＩＴシートが確保できた。

チェックインカウンターではないと言われたのに、ここでは隣のアイルシートも空いている。どうなってるの？お蔭様でストレスは極小で済んだ。

途中デジカメを取り出してゴソゴソやっていると、ＣＡが「撮ってあげましょうか？」脊髄反射で「はい」と言ってしまったのがこの写真だ。

と書いたところでボーディングの時間になっちゃった。

ここからはポートランド～ミネアポリスＮＷ218便の機内（Ｂ757　300　ＯＷ）で書いてます。ファーストクラス確保は成田で知らされていました。格安チケットでこの待遇はひたすら嬉しいものであります。

アメリカにはこれまで何度来たことだろう。降り立った空港は、ＬＡのＬＡＸ、サンフランシスコ、サンディエゴ、ミネアポリス、フェニックス、アトランタ、デトロイト、シカゴ、ニューヨーク、ニューアーク、ワシントンＤＣ、デンバー、アンカレッジなどといったところ。

ＮＹにはもちろん直行便がラクなんですが、12時間以上のエコノミーシートフライトはけっこう堪える。米国内を乗り継ぐ便にはＮＷのオンラインでもディスカウントチケットが手に入るわけです。

エリートメンバーの資格を得ているので、空席があれば米国内はファーストクラス（といってもあくまでもドメスティックの）にアップグレードされる仕組みとなっている。

ＮＡＩＡＳ取材の場合、デトロイトがＮＷのハブ空港なので直行便が便利なんですが、エコノミークラスの単純往復は退屈だ。ＮＹ立ち寄りは、せっかく行くのなら……という貧乏性の結果ですが、何事も初めての試みというのは刺激的なものです。

「ポートランドは、小さいけれど素敵な街よ。2泊ぐらいはしたいものね」ミネアポリス在住の元お嬢さんＣＡは薦めてくれた。オレゴン州なんて、訪ねるチャンスはやって来るのだろうか？

ミネアポリスまでの所要時間はTSRのスケジュールを見ると3時間14分。あとまだ2時間ほど残している。時差の関係で到着時刻は14時04分。ボーディングパスには13時38分着とあるが、それでも2時間が飛んでいる内に消える計算だ。

やはりアメリカは、嫌んなるほど広いねぇ。ただいま雲の上。下界の様子は見えません。と、思っていたら、ミネアポリスに近づくと快晴で下界は一面の銀世界。ニューヨーク(ニューアーク)はまだまだ先だ。

今世紀に入ってから、デトロイトのＮＡＩＡＳ（北米国際自動車ショー）が仕事始めとなるのが恒例になっている。

バブル期の拡大路線の破綻から危機に陥ったマツダは、1996年にフォードからヘンリー・ウォレスを招き、国内メーカー初の外国人社長が誕生。以来、ジェームス・ミラー（97年）、マーク・フィールズ（99年）、ルイス・ブース（02年）と03年8月に井巻久一前社長が就任するまでの7年間で、マツダの企業イメージは大きく変わった。

なかでも39歳の若さで社長に就任したフィールズさん（現フォード・アメリカズ社長）とは、ＲＸエボルブ～ＲＸ８に至る発表の過程を通じて親交を深めることになった。それがＮＡＩＡＳ通いのきっかけだったと思う。

同じ99年。日産はルノーからカルロス・ゴーンを当時あまり耳慣れなかったＣＯＯ（最高執行責任者）として招き、当時の最大関心事のひとつとなったＮＲＰ（日産リバイバルプラン）に着手。01年6月に社長兼ＣＥＯに就任すると、Ｚの復活やＧＴ－Ｒの再生などのプロジェクトの推進役として強烈なリーダーシップを発揮する。

フィールズさんとゴーンさんという非常に現実的な外国人トップは、スポーツカーの最大マーケットはアメリカであるとして、コンセプトの段階からＮＡＩＡＳへの出展を断行。それを契機に、当時はまだトラックとミニバン主体のローカルショーの色彩が濃かったデトロイトショーは名実共に国際ショーに相応しい内容へと盛り上がっていく……。

わずか10年たらずの出来事ではあるけれど、この間の変化はまさに激動といった感がある。定点観測を続けてきて思うのは、何事も今までどおりでは立ち行かない……ということ、ですね。


ということで、仕事始めです。海外取材に出掛ける時には、その時々のスケジュール、体調、懐具合などを勘案して、出発の空港や空港までのアクセスをいろいろ変えている。

今回は、あと約3時間後のＮＷ6便でポートランドに入り、ミネアポリス経由でニューアークまで行く。マンハッタンを見て気合を入れてから、デトロイト入りするプランにした。

昨日（7日）はあれこれバタバタしていて、思った通り深夜の成田入りとなってしまった。こんなことだろうと読んで、定宿のホリデーイン成田を予約していた。ここは泊まると2週間まで駐車場代が掛からない。

priorityclubというメンバーシップに入っていると、2週間以上前の予約だと6500円ほどで泊まれる。現在のステイタスはゴールドメンバーなので、その料金で広くて新しい新館のツインルームにアップグレードしてもらえ、しかも例とチェックアウト（16時まで）が可能なんですね。

昨夜は深夜の移動となったので、ＥＴＣ利用の交通料は合計1360円。用賀ＩＣまでは246号利用。懐具合が寒いので、すべてにおいて節約なのだ。

すでにオンラインでチェックインしているけれど、そろそろ空港に向かうとしよう。

では、行ってきます！！