
まるでお伽話を見るような。
目の前に広がる光景に、あまり実感が得られず、ただ時の過ぎ行くのを見送った。
そして、すべてがつつがなく完了し、潮が引くようにそれぞれが家路についた後の広い広い鈴鹿の7Pを見渡した時でもまだ、今日一日の出来事が夢か現か。
そこに居た人々はリアルだし、彼らが愛するS2000とともに俺の目の内に存在したのは間違いないが、今は一握の砂の如く指の隙間からこぼれ落ちて失せている。
夢幻の境地にいるのは、徹夜明けのせいか? 肝腎な時にも万全な体調で臨めない悪い癖は、死ぬまで直りそうにない。
2月8日午前3時30分。予定よりも30分押しで自宅を後にした。
浜名湖SAには5時30分に着いた。すでに数台のS2Kが集まっているのがまだ明けやらぬ静寂の中に確認できたが、携帯の目覚ましを5時55分にセットしてまずは仮眠することにした。
ここに集ったS2000は、計17台。0でなくて良かった…胸をなで下ろしたが、埋めつくす光景は夢想に終わった。ここで散会となったS2Kは3台だったか。S2000乗りではない有志も何人かいて、ただ会いに来てくれたその気持ちが嬉しかった。ありがとう。
14台のS2000(と一台のS13)が鈴鹿に向かった。途中2台が合流。
鈴鹿サーキットの駐車場7Pに着いたのは9時30分頃。ここでも即仮眠。30分の熟睡で鋭気を取り戻すことにした。
徐々に集結するS2000。広大なスペースに横一線……「さぁ始めますか…」拡声器を手にした時には、60台を超えていた。
ここで流れた3時間半の時空は、参加した者だけが知る。
結局参集したS2000は89台。その他のクルマの参加も『あり』としたので、約100台、参加者は100人を超える盛会となった。
私は、今回のオフラインミーティング開催を呼びかけたが、主催者という認識は持っていなかった。発起人? 言い出しっぺ? オーガナイズする才能はないと思うので、まあ司会みたいな気分で望むことにしたわけである。
それにしても、広大な敷地にいろとりどりのS2000を並べた光景は壮観だった。
もしも…の時を考え、モビリティランドに協力を仰いだのは正解だった。
直接交渉したのは編集のカキザキで、直接面識はなかったが担当広報殿にはこの場で深く感謝の気持ちを表明したい。ありがとうございました。
今回の『We love you! Sportcar』は、たぶん何かの始まりだ。動かせるかもしれない……漠然とだが、手応えのようなものを感じた気がする。
オフ会としての評価は、初めての経験なのでまったく分からない。参加した皆さんにあらためて感想を聞きたいものである。
できたら、今回浜名湖と鈴鹿に集結した皆さん全員のコメントをここで見てみたい。どうぞよろしくお願いします。
それにしても、素敵なひとときをありがとう。
この場を創ったのは、カキザキの深夜の電話だった。他の編集作業で大変だったと思うが、今回のオフ会の成功は彼の下働きの結果でもある。
今回の模様はdriver3-20号(2月20日発売)カラー4pにて掲載されます。参加者の皆さんだけでなく、どうか一読をお願い致します。
またやりましょう。
おっと、もう一人。
お嬢の力を忘れてはいけない。大阪のイカした女S2K乗りである。ありがとう。
残念ながら写真をアップするクレードル?を忘れてしまったので、画像は後ほど!!
さあ締め切りだ(大汗)。
Posted at 2009/02/09 08:50:53 | |
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