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伏木悦郎のブログ一覧

2009年02月01日 イイね!

SSM

SSM発作的にオフ会をやると決めた翌日、目黒の雅叙園に出掛けた。

先日60歳の定年で職を退いた本田技術研究所の名物エンジニアH本さんの慰労会というか、卒業を祝う会が行われるという。

案内は届いていたのだがうっかり失念していて、たまたまマツダ・ロードスターの試乗車を借りに行った際に、親しいマツダの広報マンから「今日は行くんでしょ?」。おおっ忘れてた、行きます行きます。

メディアとジャーナリストの有志が発起人となって、会費制でこのような会を開く。知るかぎりでは三人目で、同じホンダの名物広報マン・故M岡さんと、初代シビック開発者のK澤さん以来のことである。

頼まれもしないのに、他メーカー広報マンまでが集う。そんな催しをしたくなる人材を輩出する。ホンダという企業風土が面白いのか、たまたまそのような個性的な人がそこにいただけなのか。

よく分からないが、サラリーマン冥利につきる境遇ではないかと、フリーランスしかやってこなかった私にも想像がつく。

で、昨日の今日というタイミング。そういえばと思い出したことがあった。H本さんと言えば、94年に当時D誌で持っていたインタビュー連載企画で話を聞いたことを思い出す。

NSXが登場して4年。そのずっと前からFR、FRと言い続けてきた私は、長い間FF専業を旗印にしてきたホンダには煙たがられていた。

NSXでは不十分。突き詰めればやはりFRでしょう。インタビューで念を押すと『FRはやるよ。やりたくてウズウズしている」H本さんは、これ以上はないというスクープ発言を飛ばしてくれた。

その翌年95年にSSM(スポーツ・スタディ・モデル)という直列5気筒VTECを搭載したFRスポーツカーコンセプトが東京モーターショーにデビュー。それが99年のS2000として結実した。

ホンダとの間には長い意見の対立を経験し、それ故SSMからS2000に至るFR回帰には誰よりも思い入れは深い。SSMを目の当たりにした時に覚えたある種の達成感は、私の心の奥深くに刻み込まれている。

今回のオフ会に『それ』が居たらどうだろう? そう考えて、駄目もとで尋ねてみることにした。結論はNOだった。それはまあ予想できたことだけれど、その理由を聞いて驚いた。

コンセプトカーをはじめとするすべてのショーモデルは、1年で廃棄処分が原則となっている。コンセプトカーは制作費が億単位となることも珍しくないということだが、それゆえ税務的には高価な資産として計上され、所有しているだけで莫大な固定資産税(?)が掛けられてしまう。

だから、SSMはもうこの世に存在しないというのである。市販車であれば、購入された私有車を買い戻せば保存用に維持することが可能だけれど、優れたデザインスタディは形を残すことができない。

考えさせられる話でした。

Posted at 2009/02/01 23:59:37 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
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