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伏木悦郎のブログ一覧

2012年08月26日 イイね!

こんなところもありますか。

こんなところもありますか。昨夜の締め切りをなんとかこなし日曜日。ブランチでものお誘いに乗って出掛けることに。現地運転手付きのミニバンは中国ブランドのJAC製。MTでエンジンはパワフルでも洗練されているでもないが、上海市内で不足を感じることはない。

で、どこへ? 仏、伊、台湾の3料理が提示されたけれど、何となくイタリアンが良さそう。そこへ。決めると、これが中々のところ。表通りから向こうに抜けるいわゆる路地裏を行くと、一般市民が暮らす里弄(リーロン)という昔ながらの住宅が並ぶ。北京で言う胡同(フートン)の上海版という趣。

その一角に小さな門があって、中庭が雰囲気のあるイタリアンリストランテが程よいサイズで収まっていた。店内よりも中庭で…ということで頂きました、Bella Napoli。ちゃんとアルデンテが出てくる本格派?で、客層も西洋人が多い。

店の名刺をもらってきたので再訪は可能でしょう。一つ覚えました。
食事の後は日曜日も仕事という相手に上海の見どころとされるスポットを教わり、そこまで運転手付きで送ってもらってはいアドベンチャー開始。

田子坊(Tian zi fang)というその一体は、やはり里弄の古い住宅が密集する一角を観光資源化した裏原宿的(?)なところ。日曜日ということもあって、大変な賑わい。観光ツアーでは定番らしいですが、普段仕事メインの渡航の身には、なかなかないんですねこういうチャンス。


この後、地鉄9号線の打浦橋駅真上の円形5階建てテナントビルを巡り、ほぼ半分しか店舗が埋まっていない状況に、こりゃバブル崩壊はそう遠くないか、と妙な気分に浸ることに。テナントのかなりの数を日系の利いたことのある店が占めているのを見て、何かヤバイな…と。

所詮蟻の目ではあり、誤解や誤認はあるでしょうが、自分が感じたことについては自信を持てる。効率は悪いかもしれませんが、そういう感覚が今の自動車を語る存在には必要なのだと、心底思う。何か関係ない話してんなこのオッサン……と思われても痛くも痒くもない。今までのやり方でやって行けると思うよりはずっとまともだと考えているから。

どうありたいかと自分の頭で考えているか否か。そこを分かった上での批判は甘んじて受けますが、鎖国状態を保とうとする内向きの話には乗れないなあ。独りで旅しているこの感じを分かってくれる人がひとりでも増えたらいいなあ。
Posted at 2012/08/27 19:17:54 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2012年08月25日 イイね!

♪永遠の嘘をついてくれ

♪永遠の嘘をついてくれ中島みゆきが、曲が書けなくなった吉田拓郎の依頼(?)に応じて提供したのが標題の歌。

……♪この国を見限ってやるのは俺のほうだと、追われながらほざいた友からの手紙には、上海の裏町で病んでいると、見知らぬ誰かの代筆文字~~♪……

『永遠の嘘をついてくれ』というタイトルからしてマイナスエネルギーがそこはかとなく漂いますが、なんかそんな危ない状況だったらなあ、とあらためて歌詞を読み耽ってしまいました。状況は似て非なるものですが、やはり上海はニューヨークとはまた別の意味で毒気に当てられる環境であります。

あいにくyoutubeで嬬恋のデュエットを見ることはできません。中国を実感する機会はいくらでもありますが、一昨日まで行けてたローミングを介してのスマホのfacebookもtwitterも昨日の午後あたりからアウトになりました。チェックされているんですね、内容。交差点のカオス状態を動画とコメントで送ったのがいけなかったのかも。

今日はまぐまぐ!のメルマガ・週刊伏木悦郎の『クルマの心』の締め切り日。もう?という感じの日々の移ろいですが、これもサバイバルの一環。せっかくなので今週も中国ネタで押し切らせていただきました。毎週配信しているので、ストックがある程度溜まると見えてくるものがあると思います。是非一度ご覧ください、っと。

朝からホテルの部屋に籠もってウンウン書いていたら、夕方に自主設定している締め切りを3時間ほど飛び越えちゃった。上海駅北口の定宿から歩ける距離で遅い晩飯…と出掛けましたがさすがに遠出する元気なし。ブルースリー似のキャラクターがトレードマークの24時間営業中華ファストフード店で中華風味付けの牛丼セットを背中を丸めて……おおっ、この状況が冒頭の曲が思い浮かんだきっかけか(笑)。

やはりいろいろある旅はたのしい。


Posted at 2012/08/27 18:27:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2012年08月24日 イイね!

クルマと現代アート

クルマと現代アート本職から考えると、アートは近いようで遠い。現代アートの世界は学校の美術で習うような"古典"として括られる芸術のお勉強とは違って、すぐそばにあるのかもしれないのに意識しないとそれに気がつかない。

技巧や技法の巧みさに目を奪われて、上手いの下手のと言っている内はまだまだであるようだ。直観的に見たまま感じたままでどうか…が本来の芸術の価値であり意味だろう。ま、半可通が分かったようなことを言ってもトンチンカンになるのが関の山なので、こんなところで……。

上海駅から歩くと20分。クルマなら10分と掛からないところに漠(のサンズイなし)干山路(Mogangshan road)のM50と呼ばれる、かつて織物工場だった跡地にアトリエやらスタジオが入り込んだSOHOのようなところがある。

そのひとつに知り合いの画廊があって、時折訪ねるようになっている。まだ若い女オーナーの夢は、アパレルのブランドを作り、デザインと経営をかねて中国人の女をきれいにしたいのだとか。その前に自らが絵画などの作家でもある好きなことをベースにビジネスを展開し、世界中を駆け回っている。

今日は東京、明日はパリ、バルセロナ。来月は韓国ソウルでアートフェアがあるとか言って、上海をベースに世界にネットワークを拡げている。出会いはひょんなところだったけれど、エネルギーの大きさ、突破力に惹かれて、何か一緒に仕事ができたらと考えているわけですが、こっちは年季だけはたっぷり取っちゃって、ただただ呆然と見ているだけという感じなりがちだ。

しかし、どうしてこうパワフルに動きますかね近頃の"肉食系女子?"は。芸術とは距離を感じる僕ですが、できることからやってみましょうかね。ということで、30代の中国人作家の作品を見て、なんとかビジネスに繋がりますかと踏み出した。

龚 新 如(Gong xin ru ゴーン・シン・ルー)が描くのは急速に進む中国のモータリゼーションの中で、クルマのメーカー/ブランドは最先端の技術が盛り込まれた高級上質なものだが、乗るドライバーのモラルやマナーやスキルがそれらに追いついていない。

誰が見ても猿と分かる顔の中に描かれるのは世界30の名のあるメーカーあるいはブランドマーク 。それとともに漢字標記の各メーカー/ブランド名が顔の表情の表現として描かれ、路上に展開される悲惨な状況をある種の社会批判とともに笑いを誘いながら問い質す。

この他にも一本の木のように標識をまとめて枝分かれさせたオブジェを創り、一つ一つなら意味が分かるのに、混乱の様相でギュッとまとめられると何が何だか分からなくなる。急速な自動車化の進展が、これまでの中国人の性質性格と複雑に絡み合って、外国(とくに自動車先進国)からやってくるとただただカオスと呼ぶ他はないものがある。

僕は中国語が全然だめで、ゴーンさんも中国語以外は厳しいというコミュニケーションが取りづらい状況で通訳を介して話をしたが、中国人も分かっているんですといわんばかりの冷静な目線と、状況を笑い飛ばしつつ少しでも前進したいという思いが伝わってくる。

まあ、まったくの畑違いですが、こういう出会いというのもなかなか刺激的でおもしろいものです。
Posted at 2012/08/26 20:42:30 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2012年08月23日 イイね!

なぜか上海 ・・・

19時35分定刻のデルタ航空295便で上海。チェックインの際はガラガラと聞いて、席を後方に改めて周囲が空席という位置にしておいたけれど、ボーディングが終わるとけっこう埋まって、空いた後方シートも中央シートからの"移民"で塞がった。

フライトは3時間あまり、時差1時間マイナスで時計の上では2時間ちょっとで着く。和訳のつかない『THE IRON LADY』・・・メリル・ストリープ主演の元英国首相マーガレット・サッチャーを描いた、ストリープの役作りが話題となった作品を観よう、以前も機内で試みたが果たせなかったことだが、今回も英語が耳に入らず途中でリタイア。持っていった本をパラパラとめくっている内にランディングとなっちゃった。

浦東空港には迎えのクルマの用意があって、中国語しか話せない運転手と中国語は話せない僕の小一時間の道行とあいなった。いつもデルタなのでこの時間の到着には慣れているが、夜更けに向かう上海の高速を街まで走らせる感覚はいつも独特の緊張感を覚える。

基本高架橋の高速をずんずん行く感じは東関道~湾岸~首都高速の東京とそうは変わらないはずだが、平らな土地に高層ビルが延々と林立するスケール感はその多くが夜はもぬけの殻となるオフィスビルではなく高層住宅であり、桁外れの人々の暮らしがそこにあるということからもたらされる圧迫感だ、多分。

少し見慣れた感の出てきた広大な上海市内の景観をみていると、ニューヨークのマンハッタンとはまた違うエネルギーを感じてしっかりしないとヤバね、という感慨が深く湧いてくる。

まあ、基本ケセラセラですが。
Posted at 2012/08/25 12:49:16 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2012年08月22日 イイね!

To be,or not to be ・・・

ハムレットの心境は分からない。そういえばシェークスピアを読んだ記憶はないし、さっき有名な台詞の原文と対訳をググって、難しい英文と意訳のかぎりをつくす訳者の苦労に思いを馳せたばかり。

もう嫌んなっちゃいながら、でも有名なTo be,or not to be, that is the question. の、俺何となく今そういう感じ……を表現するにはいいかも、ということで謹んで使わせていただきました。

まあ、世の中分からないことだらけで、歳を重ねれば多少は知識も増えて悩みは小さくなると思っていたら正反対。知れば知るほど分からないことが増えるということを知った(今頃?)。おまけに記憶力が怪しくなってきて、いろいろ覚えたはずのことが輪郭も中心もなく曖昧になっちゃった。

こりゃもうね、このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ!などと悩んでいる場合ではなくて、こんなんじゃない?と思ったことは即行動。とりあえず、このままでいいとは思えないので、変える方向で行きましょう。

人を変えるのは大変なので、自分を変えようと思うわけですが、なかなか習い性をあらためシフトチェンジするのは簡単じゃない。もう、やることなすことドッキドキ。ずっとフリーランスでやってきたので、諸々判断は自ら下すを日々やってきましたが、今まで通りをNGにした上で次を考えるのは相当難しい。

ここまで来て、培ってきた仕事の楽しみを捨て、まったく新規に何かを始める。それはそれで刺激的ではあるけれど、あんまりハッピーな感じがしないなあ。やっぱり踏まえて方向を拡げるぐらいが精々?どんな形でもいいから旅を続けられることが望み。

好奇心だけは衰えていないようなので、ポルシェ911の如く変えないで変わって行くスタイルをなんとか遂行したいものです。まぐまぐ!のメルマガ『クルマの心』最新号でそれとなく触れていますが、中国が日本の過去現在未来を映す鏡のように思えてなりません。

歴史をひもとくと、中国という国の歴史はえっ?と思うほど浅い。国名として中国という言葉が生れ、統一国家という概念とともに中国人であることを彼らが自覚するようになったのは、今から100年前。清王朝が倒れ1912年に中華民国が建国されてから。

現在の中国人がイメージする中国という国家観が形作られたのは1949年の中華人民共和国が誕生してからだ。中高の学校歴史教育でほとんど学ぶ機会がなかった東アジアの歴史は、あらためて知ろうとすると意外性に満ち満ちている。

中国5千年の歴史とか言うけれど、そもそも中国という国の歴史は100年しかない。歴史に残るところとしては、秦の始皇帝がその名の通り初めて歴史に残る皇帝で、次の漢までが漢民族が治めた時代。いずれも現代的な統一国家というより単なる王朝。地方は都市国家が広大な大陸に点在していて、中央の王朝と主従関係を結ぶことで共存共栄が図られる。そんな構造だったとか。

秦・漢の2代から先は蒙古系をはじめとする北方民族の統治で、秦から2200年の歴史のほとんどすべては非漢民族。最後の王朝清国も満州族といった具合に、へぇ~というトリビアに満ちている。

清王朝の最大勢力圏(版図)を中国と認定する現在の中国の領土感覚は島国の日本人には理解しがたいものがある。この10数年で世界経済のホットコーナーに躍り出た中国を知ることは、知ったつもりで実は何も分からない日本人としての僕を掻き立てるものがある。言葉をはじめ問題は山積みだけど、まあそこはこれまで通りの無手勝流で行く他はないなあ。

ということで、ちょいとふらりという感じで上海に行ってみることにしました。無事で済むでしょうか?

……と、なんのかんの言ってるうちに、あと10日を切っちゃいました。メディア対抗ロードスター4時間耐久レース@筑波。ディフェンディングチャンピオンとして唯一連覇を狙える立場にいるわけですが、出ましたね、ハンディキャップ。

優勝チームとしては止むなしの3分(レース中にピットストップで消化)。2位以下のチームにも2~1分のハンディが与えられているので、なんとか戦略的にこなすしかありませんが、難しいから面白いレースになることは請け合いです。今年還暦のロートルレーサーの優勝に刺激されて? 今回はいつになくみんカラ・スペシャルブロガーの参加が常連を含め目白押し(清水和夫、北畠主税、萩原秀輝、斉藤聡、佐藤久美、丸茂亜希子、河口学、島下泰久、五味康隆)の状態。

他にも、マツダ”ワークス”チームからはロードスター開発の山本修宏主査に前田育男デザイン本部長、藤原清志パワートレイン開発本部長、毛籠勝弘グローバルマーケティング担当執行役員というマツダの次代を担う同期三羽烏、スバルSTIの辰巳英治車両実験部長、トヨタ86開発の多田哲哉CE、レクサスHS250の古場博之CEなどなど、他にも名の知れたレーサーやらジャーナリストが相当数。

当然carviewGODTAKSPEEDは連覇を狙いますが、ここは多くのサポーターの声援が何よりの励みになると思われます。当日来場可能な皆さんを含む応援うエネルギーに変えて発奮したいな!!……と。

いつもながらの応援団、名乗りを上げていただきありがとうございます。当日は筑波サーキット正門あたりで8時から対応できると思います。よろしくぅ~。
Posted at 2012/08/23 10:20:42 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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「撤収!! http://cvw.jp/b/286692/42651196/
何シテル?   03/24 18:25
運転免許取得は1970年4月。レースデビューは1975年10月富士スピードウェイ。ジャーナリスト(フリーライター)専業は1978年9月から。クルマ歴は45年目、...
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