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伏木悦郎のブログ一覧

2012年10月17日 イイね!

今度の週末はお台場へ

あちゃちゃちゃちゃぁ~~。すみません、告知を忘れてました。今週末、お台場で『モータースポーツジャパン』というイベントが行われます。その中で、所属する日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)もイベントの一環としての「ふれあい試乗会」http://www.motorsport-japan.com/msjf/experience.htmlとAJAJ主催の『母と子の楽々安全教室』で参加します。

この中で今年の僕は「ふれあい試乗会」で運転手を務めます。昨年は『母と子の……』を担当したので今年はもう一つのお手伝いをして全体像を掴もうかな…と。短い距離ですが、同乗走行でいろんなクルマに(ただで)乗れます。子供用にはチャイルドシートの用意もあると思います。土日二日間フルに"出走"しますので、お時間のある方、伏木悦郎の隣にどうしても乗りたいというあなた。是非お台場まで遊びに来てください。いつも土壇場になって重ね重ねすみません。

それはそうと、昨日はBMWの3シリーズに追加されたディーゼル320dとACTIVE HYBRID3に乗りました。試乗時間が16時からと遅かったのであまりいい写真が取れなかったのが残念ですが、お約束のワゴンで試したディーゼルは、春にフランクフルト~ジュネーブ往復で乗った520dの記憶が蘇るなかなかの仕上がりでした。プレミアムゾーンの輸入車なので、おいそれとは行きませんが、これは11月発売のアテンザにも相乗効果をもたらしそうな市場の充実の予感を抱かせました。

ACTIVE HYBRID3は、3ℓ直6DOHCツインパワーターボにBMWのハイブリッドシステムを組合せたEFFICIENT DYNAMICSらしい340psの駆け抜ける歓び系。ストレート6を今に生かそうという試みは一度じっくり1000㎞のオーダーで走って真価を測ってみたいもの。来月あたりに広報車を予約して、『晩秋のなんとか』でも催しましょう。

そして今日は、11日に急遽記者会見やりますと代理店からメールが入ったcontinentalの4ディビジョン各トップの記者会見。サプライヤーも東アジアでのサバイバルに動き出した?やる気満々ということだろうが、EUの波瀾はこれから。日本の20年前の記憶が蘇るのもそう遠くはないのではないでしょうか。

昼までかかって溜池のANAインターコンチを後に。小淵沢のリゾナーレで行われている2013ホンダCR-Zの試乗会に向かう。晴れていた午前中の予報通り、移動中に雨。着いたら土砂降りになっていた。試乗後、久しぶりにお会いする友部LPL以下開発陣と意見交換というか談笑。ウェットコンディションの試乗で気になった個人的な印象を語りつつ、話はちょっと大きく(いつものように)。CR-Zの評価は改めてドライコンディションを試してからということにしたいと思います。
Posted at 2012/10/18 01:40:26 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月15日 イイね!

Get backな気分

Get backな気分それでも地球は回ってます…という感じ?いろいろありますが、まあなんとかやる気だけはあるようです。パリではいろいろありました。スキルの足りない無手勝流なので、未開の地に行かなくても花の都でも未知の経験の連続。何処に行ってもアドベンチャーになってしまう。凹むことは多いですが、楽しいよ。



ということで、2012 Mondial de l'Automobile、僕のお気に入りにしてThe best of showは、これっ!!
LEXUS LF-CC 次期ISにラインナップされるとの噂のクーペルックのコンセプトカー。2.5ℓ直4+hybridシステムの新世代FRスポーツ。

デトロイトに現れたLF-LCも凄かったけど、こっちはよりクールで現実的な雰囲気。また始まった……と思われるかもしれませんが、時代はFRに行きますよ。理由はこのスタイリングにあります。内燃機ベースのクルマはそうならざるを得ません。僕は内燃エンジンで育ったので、そっちの側に立っている。それだけです。

それともう一本動画。トヨタブースにあったGT86(欧州名)の実車を使ったシミュレーター。これエリア86全店に置いたら効くよ。エンジンレスでもいけるはず。欲しいね、実車のウン10%offのこれ。



Posted at 2012/10/16 02:38:59 | コメント(5) | トラックバック(1) | 日記
2012年10月03日 イイね!

82歳のGOLF乗り

82歳のGOLF乗り銭の稼げる人。風貌容貌に始まり、声や仕草や立ち居振る舞いに型がある。個性というのは元来肉体というか身体などの具体的な存在にあって、個性的な姿というのはあるけれど抽象度の高い思考そのものに個性が認められるかどうか疑わしい。自分の身体を他人と置き換えることはできないが、考えなんかその気になって語ればオリジナルを装うことは簡単だ。

僕も結構やってしまう受け売りは、個性の本質を語る上で重要だろう。オリジナルの発案者が語るより、受け売りの人の信憑性が高く感じられることがある。決めては、外見や醸しだされる雰囲気、巧みな演出による発声や所作などの個性だ。

外見は才能だ。非常にアンフェアな物の見方に思われてしまうかも知れないが、持って生まれた具体的な身体は変えようがないという点も含めて才能であり、その上に努力が加わった存在に対しては率直かつ素直に憧れを持っちゃった方が楽だ。妬いたってしかたがない。マイナスパワーで互いに凹むよりも、元気を頂いちゃったほうがいい。好みがあるので無理は禁物だが、嫌じゃなかったら積極に。

僕は年寄りは才能の一つだと思っている。多くの人が誰もが年老いて老人になれると信じているが、その前に黄泉の国に旅立つことは珍しくない。事件事故病気。一寸先は闇であり、現実問題として今そこにいる年長者はただ生き延びたという事実だけで尊敬に値する。好みは別として認めることは必要だろう。

そんなわけで、年長者との距離感の取り方は心得ているつもりだ。そもそも煙たい存在とは思ってはおらず、まだ若輩が見たことのない世界を知っている可能性が高いということだけで傾聴すべきものがある。

礼を逸することなく、きちんと向き合えばそこは人間である。好意的に接しようとする人に邪険に対応する人はどっちに転んでも訳ありだ。質問が的確で、こちらの知っていることだったら、まあ話すだろう。若い内からそうだったわけではなくて、昔は未知なる者に対する恐怖もあって積極的にアプローチすることはなかった。

水は高きから低きに流れるが、先人が頼まれもしないことに進んで答える必要はない。尋ねられたら答えてあげる。年齢を重ねると代替わりの意識が徐々に芽生え、伝承という考え方が生れてくるからなのかもしれない。僕はまだ山っ気があるので全面的とはならないが、近しい同業の若手であれば話すことに抵抗はまったくない。言うだけ言わせてもらって後は本人が決めること。それでいいと思う。

今夜は自動車評論家(Car Critic)の草分け的存在で、所属する日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)の創設メンバーの一人でもある大先輩三本和彦さんにあれこれ話を聞く『講話会』というシリーズイベントに参加した。三本さんとは1980年代中頃から海外プレスツアーなどで同行の機会を得、折に触れてお話しを伺ったことがある。

三本さんは昭和5年(1930年)生れの御歳82歳。亡父の6歳下だが、まあ親子ほどの世代差だ。元々カメラマン志望であり、東京新聞への入社からフリーランスへの道のり、TVのワイドショーの司会から自動車評論家への展開と長寿を極めた自動車番組『新車情報』を始めた経緯などから、国際ラリーへの出場、日本モータースポーツへのカメラマンと評論家二足の草鞋での関わりと、その広がりは果てしない。

容姿といい声といい様になるニ枚目。それを写真の技術をパーソナリティの火種というか核にして存在感を高めて行った。もちろんその裏には様々な努力があったはずで、正しい誤っているという単純な議論ではなく、自分はこう思うという説を曲げることなく相手と向き合う。敵も増えるし、煙たがられたり誤解も半端ではなかったと思うが、82歳にして『こう思う‥‥』という乗り心地に対する意見を臆することなく語る。多くの横道話の面白さが人の心を離さないから、多少耳の痛い話でも素直に通る。

若者よ先人に訊け。いい大人は必ず自分の言葉を持っている。それが自分にとって合うかどうかは自分の勘とセンスで嗅ぎ取る他はない。少し前の某大部活ジムカーナで新入生を前に『いい大人に巡り合い、薫陶を得られるような接し方を意識しておくように』、と伝えた。

しかし、82歳でまだVWゴルフに乗って、自分の言葉を感じさせる視点で乗り心地論を展開する。かくありたい。しゃべりの達者さは老いてますます盛ん。もっと話を聞きたいと思わせる大人が少なくなった今、得がたい才能とキャラクターは今もなお輝きを失わない。やっぱ、人が面白いなあ。面白い人が乗るクルマが面白い。駄洒落ではありません。
Posted at 2012/10/04 08:56:32 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月02日 イイね!

一皮剥けたかも?

一皮剥けたかも?生きていることを実感するために旅に出ている。ここまで30年余、間違いや失敗は数知れずだが、人を欺く嘘はなく陥れようという邪心も持つことはなかった。妬心に駈られることはあったかもしれないが、それをエネルギーに変え狡賢く生きるようなんて思ったこともない。

傲慢はあったかも知れぬ。そう言っては何だが、ずっとグラビアの世界で体を張ってきた。自動車専門誌という狭い世界ですが、最初からカラーグラビアの顔出しで、還暦の今なおその場を与えてもらっている。露出は激減しても、ポジションは変わらないようだ。

すべては読者のお蔭だと思うし、少ないながらも存在する熱いファンの支持の賜物だと心得ている。だからこそ、一貫した立場を守り、若き日に得た確信に基づいて論陣を張ってきたのだ。さして優秀ではないので間違いは多い。

しかし、間違いは問題ではないと思っている。誤りは正せば良い。知らなかったことを知り、分からなかったことを理解する。知らないことを知り、分からないことを認識することこそが生きるということだ。罪は無知を放置し、知ったつもりの状態で人を欺くことだ。皆が言っているということを免罪符に自らの責任回避を念頭に置き、自らの頭で考えたことではない他人の言説を履くことで糧を得ようとする。

生きるためならしようがない。それは違うのではないだろうか。皆で渡れば怖くないと言い放ったタケシは天才だが、本当に心そこにあらずなのに、自分を捨ててまでして皆で渡っている輩の跋扈を見てみない振りはもうやめにしてほしい。

このブログを始めて、そろそろ丸4年になる。2008年の北京五輪はすでに遠く、ロンドン五輪も瞬く間に過去になろうとしている。北京オリンピックの直後にリーマンショックがあり、上海万博から半年を待たずに東日本大震災とタイの大洪水が追い討ちをかけた。すべては歴史の偶然かもしれないが、これを機会に変わらなければという天の配材と捉え、行動に移す。人間の保守性に根ざした既得権益を打ち破る好機はそうあるものではない。

今から30年以上も前に確信したFR絶対主義は、異なる方向性で進んで来て、その結果として地位を得た人にとっては邪魔者以外の何物でもないだろう。しかし、そんなの関係ねぇ。私利私欲を否定する者ではないが、我利我利亡者はどんなに巨人でも精々が一個の魂、一塊の肉体であり高が知れている。

僕は人間嫌いではないし、仲間を不要とする者でもないし、チームワークやハーモニーやそれによるグルーブ感覚はむしろ求めたい人間だと思っている。ただ利害得失が見え見えの、ねぇねぇおトイレにいこう♪みたいな女学生的ペタペタ感は女学校でやってくれ、なのだ。

弱みは強み、強みは弱み。あけすけのの弱さほどえげつなく強く、鉄壁の強さが弱さの前に為す術もなく霧消する。本来形がなく強度を持たない法やシステムは見えざる弱さが前提となって、誰もが守らないと壊れると思うところからパワーを発揮する。

楽しさを味わおうともせず、それに対応する身体こそが楽しさの原点であることも確かめもせず、誰かに聞いた考えを頭に刷り込んで、対論とも意見とも言えない絵空事を皆が言っている、世界がその方向で動いていると無責任なことを言う。自動車はもっとロマンチックなもので良いのではないか?

より速く、より快適に、より安全に、経済的に‥‥なんていうお利口さんぶった話ではなく、人生を豊かにするための道具として捉え、そのためならこんな使わねぇスピードのためのパワーは要らねぇ‥とか、やっぱ豊かな暮らしには空気は汚さねぇ方がいいべ‥とか、なんだかんだ言ったってドリフトは面白いんだからそれを如何にしたら形にできるか‥とか、とにかくクルマとクルマの比べっこではなく、クルマと(人間の)からだの関係で究めるのが筋ではないの? セクシーなあれやこれやを含めて。

もう、インチキな真面目野郎が、全然言葉の広がりを追求することなく、これまで通りの黴の生えた日本語の言葉遣いで、すでに終りが見えている近代西欧の合理主義やら自然観を無理から翻訳しようとしている。やるなら、それぞれの母語で議論を闘わせてきて、その結果をきちんとした日本語に置き換えたり、あるいは自前の頭で考えた言葉を駆使して伝える努力をしてくれないか。

すでに僕らが何十年にもわたってやって来た作法や言葉遣いや常套句や論法を、世代の入れ代わりだけで自分で編み出したかのようなふりをするのはやめてほしい。ハイパフォーマンスを語るなら、きっちり乗りこなせ。ドリフトを批判するなら、完璧にマスターした上でこんなもん話にならんと言え。目的は楽しむことなのであって、あれこれインチキを語ってお足を頂くことではない。

メーカーのスピーカーになるのではなく、自前の意見を持って闘えよ。俺はこういうのが面白いと思うという身も蓋もない弱々しい意見ほど、磐石を装う巨大企業のメンバーをビビらせるものはない。

世界中のクルマ何千車種全部乗ったからといって、ただ比べるだけの単細胞では人類が求める答えなど得られない。そんな唐変木が一人いるよりも、なるほどそういう嗜好もあるかという多くの異論の持ち主が喧々諤々、議論をして、陰湿な争いや喧嘩になることなく面白さの究極を目指す。

孤立を恐れず、孤高に陥らずと書いたのは、一人でもいいからそう考える馬鹿野郎か増えてくれたらなあの思いから。そういうおもろい奴となら組める。そういう一本立ちが100人いたら凄ぇぞ‥ちゅうかんじですかね。

タイトル画像は、パリ発AF128便で北京首都国際空港第2ターミナルに着いて、北京発成田行きのCA6651便(ANA運行)に乗り換えるために第3ターミナルに向かうシャトルバスから見た朝陽。

リーマンショック以降、ずっと厳しい日々を生きてますが(おっ、このブログを始めてからとも言えますな)、読者の支持があるかぎり、熱いファンの応援があるかぎりやっていくつもり。もうね、今のままでは日本の自動車本当に危ないです。メディアがちゃんと機能しないとね。これは自動車を政府、メディアをマスコミと置き換えて相似形として納得できます。

パリサロンは今から7、8年前の予兆が見えだしたデトロイトNAIASに似た、モノとしてのクルマはまあ揃っているけれど、「で、何?」先に進むダイナモを欠く印象。フランクフルトIAAのジャーマン3ほどのハッタリを利かせる勢いはルノー、PSAにはなく、ドイツは時代のコンセプトが急展開したらやはりデトロイトの轍を踏みそう。韓国は一時の日本のポジションを得ているけれど、高すぎる対外依存度と自国文化を製品商品に盛り込めない矛盾は成長スピードが早い分噴出も速そう。

日本は依然として世界をリードするチャンスカードを引きつつあるのに、国策として自動車産業を維持発展させる構えがない。鉄道や海運、航空などが既得権を主張し、満足な道路網すら構築させようとしない。東京一極集中に象徴される古い仕組みに留まりたがる勢力が、分散型の災害を含む安全保障を考えた国の構造への進化を阻んでいる。

あちこちの国に足を運び、爪に灯をともしながら自らクルマで動いてみると見えてくる日本の可能性は皆さんが考えているより遥かに大きい。

成田へは定刻よりも早く12時40分着。往復11万円台の格安券なのにプライオリティタグ付きでさっとバゲージも出てきて、京成スカイアクセスエアポート快特でビュン。途中仕事終りのオタチと品川で合流して、京急神奈川駅近くの味奈登庵で蕎麦と日本酒とカレー丼等々。

まあ、季節は冬に向かいますが、なんとか暖かくなるようにしないとね。読者の皆さん、濃いファンのあなたか頼りなので、どうかよろしく。進むべき方向性は見えているのですが、なかなか形になりません。まぐまぐ! のメルマガもまだまだ。officialblogのDRIVING JOURNALも再起動を掛けてちょっと刺激的な展開を考えるので、時折覗いてみてください。おっ、FACEBOOKとtwitter、youtubeもね。

Posted at 2012/10/04 04:45:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月01日 イイね!

午前7時の名月@Paris

午前7時の名月@Paris10月の始まりは美しかった。今年のフランスは3月25日(日) のヨーロッパ中央時間CET午前2時から10月28日(日)同3時までがサマータイム。目覚ましを掛けたCDG(パリ・シャルルドゴール空港)にほど近いホテルの6時はまだ暗く、シャワーを浴び、パッキングを済ませてチェックアウトした7時でもいい感じにほの暗かった。

台風のおかげで名月が拝めず残念と嘆く年寄りが横浜弘明寺にいたので、車窓からパチリ。目前のトラックがうるさいが、まあ手振れから逃れた月に免じて我慢してくれ。

都合3泊した一泊3000円台の安ホテルはCDGターミナル2まで2駅のRER・B線パルク・デ・エクスポジョン駅は至近だが、ラ・グランド・アルメ通り75番地のプジョー本社に返却してまたこっちまで鉄道で戻ってこなくてはならない。フライト予定時刻は13時45分。さあどうなりますか?

まだ夜の帳(とばり)の中、周辺道路は空いていた。ここ二日で通り慣れたルートではなく勘と道標で最短コースでA1に乗るとウッ!! ほどなく真っ赤な光の隊列が遥か向こうまで連なっていた。NAVIの履歴にプジョー本社の住所が見当たらないが、まあなんとかなる。昨日一足早く帰国する編集者をCDGまで送った後、もう一遍ボルト・ド・ヴェルサイユEXPOを覗くついでに、あの辺の当りをつけておいた。

やはりクルマは走るに越したことはなく、そういえば到着した26日朝TAXIでCDGからやって来る際、見慣れたポルトマイヨールのホテル コンコルド・ラファイエットと凱旋門の間にプジョー本社があることを知った。

コンコルド ラファイエットは、32年前の初海外旅行で唯一事前に予約してあった思い出の宿。新婚旅行だったので、第一泊目ぐらいはね‥‥と奢った。その翌2日は市内のこじんまりとしたホテルを現地調達。しかしそれからはパッタリと宿が取れなくなった。

聞けばローマ法王がやってくるとかで、カソリック教徒の多いフランス中から人々が押し寄せている。 止むなく家内が所持していたアメックスでレンタカー(ラジオも付いていないペーシックなルノー5)を借りて、初欧州でいきなり5000㎞走り回った話は何度も書いている。

タクシーでレンタカー屋に乗り着けたため、自分等が何処にいるのか分からずパリ脱出に半日を要し(笑)、以後スイスで行き当たりばったりの3泊~ドーバーを渡ってイギリス・ロンドン滞在&シルバーストンF2取材(ホンダ復帰第2戦)~またドーパーを渡ってLe Mans24時間取材と、いま振り返ってもどこをどうやって走り、ちゃんと無事帰国できたのか謎だ。

何てこと書き連ねると、またあちこちからお叱りの嵐だろうが、なるほどエトワールとポルトマイヨールの中間なのね。日曜日で閑散としたプジョー本社前に佇んで周囲を探索していると、少なくとも7回は訪れ足で歩き回りクルマで走り回って覚えた記憶がグングン蘇ってきた。

あれだけ動き回って身につけた土地勘がここ何年かは劇的に落ちていた。それがプジョー本社を把握することでパッと灯が点いたような感じ。

シャンゼリゼを往復して、エッフェル塔を見上げ、EXPOで一般公開の日曜日のモンディアル ド ロトモビルの雰囲気を確認し、オペラ辺りの日本飯屋はやっぱり日曜はお休みなのねということですごすごとご帰還。スーパーで買い出しをしようとカルフールを探すも、これも休業。結局宿近くのファストフードでハンバーガーをコーラで流し込み、ショッピングモールでワインの栓抜きと老眼鏡を買った。

脈絡に難ありだが、往路の成田~北京のJAL機内に老眼鏡を忘れ、パリ初日夕刻からのVWのレセプション前に買い出しに出掛け5ユーロ弱の赤ワインを買い求めていた。それの飲みながらあれこれ作業をしようではないか、というのが昨夜だったわけですね。

それにしてもA1の渋滞にはびびった。パリ環状線ペリフェリックまでの20㎞余りの4車線はほとんどクルマの波。左にサンドニのスタジアムがなかなか見えてこない。フランスW杯決勝が行われたスタッド ド フランスに差し掛かるころには明るくなっていた。環状線も洒落にならない混みよう。それでも基本的には流れているからね。

20㎞ちょいを約1時間。心臓には全然良くないが、なんとなく着いちゃった。無料だし絶望的な停止状態がそれほどないので、過ぎてみればストレスは軽い。パリ市内のにっちもさっちも行かないクルマと道路の関係ほどではないが、欧州を十把一絡げにクルマ文化の先進国だとか楽園とか紋切りで語るのは考えものだ。クルマの問題は押し並べて人口問題であり都市問題。人の数だけクルマの厄介はある。

本当は、宿に旅装を置いといて、身軽な状態で試乗車を返却しようかと思っていた。でもね、なにあるか分かんないからね。プジョー本社着は8時過ぎ。エスカレーターのないメトロのポルトマイヨール駅からCDGへは初トライ。シャトレ駅までは地下鉄M1。ここからまた階段だらけの長い通路をふうふう言いながらB線に乗り換え、トータル1時間ポッキリでCDG第二ターミナルに着いた。

Departure boardを見上げるとまだ13時45分発は表示されないタイミング。やっぱ手ぶらが良かったか。後知恵では何とでも言えるので、この経験は次に活かしましょ。

‥‥と、いつものようにダラダラと書いちゃいましたねぇ。
Posted at 2012/10/04 04:08:40 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「撤収!! http://cvw.jp/b/286692/42651196/
何シテル?   03/24 18:25
運転免許取得は1970年4月。レースデビューは1975年10月富士スピードウェイ。ジャーナリスト(フリーライター)専業は1978年9月から。クルマ歴は45年目、...
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2009年3月3、4日に行われた第79回ジュネーブショーの画像です。

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