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曜日師匠のブログ一覧

2011年06月21日 イイね!

METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS 伊藤 計劃

虐殺器官の他数編の小説を遺し急逝した天才作家 伊藤 計劃、彼はメタルギアソリッドシリーズの熱烈なファンとしても有名である。


「虐殺器官」はメタルギアを思わせるような世界観で描かれている。

ゲームのファンの一人であった彼が、虐殺器官を経て、メタルギアソリッドのクリエイターである小島秀夫氏から依頼を受けて書き綴ったのが、メタルギアソリッド4のノベライズである「METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS」である。

テレビゲームのノベライズ?と首をかしげる方も多いだろう。

実際にゲームのノベライズと言えば、凡庸にゲームのあらすじをたどったものがほとんどだからだ。

実はこの「METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS」を読み終えた後に、メタルギアソリッド2のノベライズを読んでみた。

僕はメタルギアソリッドシリーズの1-3をプレイしたことがある。最もハマったゲームといってもいいだろう。したがって登場人物や背景などは理解しており、以前プレイしたゲームの再現といった形で読み進めることができた。

しかし内容は正にゲームのあらすじをたどっているに過ぎず、ゲームをしたことのない人たちには全くつまらない、ゴミのような内容であった。

しかし、「METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS」は全く違った。

もしかすると、元になっているゲームそのものを越えてしまったかもしれない(僕は4をプレイしていないのだけど)とすら思わせる。

その圧倒的な迫力は「虐殺器官」を越えたように感じるほどだった。

自由とは。

世代とは。

今ここにいる意味とは。






いま僕の手元には彼のもう一遍の長編である「ハーモニー」がある。楽しみだ。

メタルギア4やってみようかな…
Posted at 2011/06/21 22:47:55 | コメント(4) | トラックバック(0) | テレビ、映画、小説 | 日記
2011年03月07日 イイね!

虐殺器官 伊藤計劃

「それでね、その子は整形するためにこの仕事をしてるんだって言ってたんだ。かわいい子だったのに。」

かわいい子というのは僕の本心だった。確かにそう安くはないお店ではあったが、とてもそんな仕事をするとは思えないような子だった。

その子よりも数段美しい彼女は僕にこう言った。

「この仕事がお金のためじゃないっていうわけではないの。でも、整形っていう手段じゃなくても自分を磨く方法はあると思うんだけどな。安直な気がする。ゆるせない。」

「でもね。」僕は反論した。

「それは君がきれいだからだよ。確かにその子も十分にかわいらしい子だったけど、持っているひとに持たざるひとの気持ちはわからないよ。」

「美容整形ってね」僕は何故か判らないが続けて言った。

「確かに直接命を救う仕事ではないかもしれないね。でも、それによって生きる希望が出てくるひとたちっていうのが、やっぱりいるのは事実なんだよね。」

「それに、ね。90を越えたお年寄りに膨大な医療資源を注ぎ込む僕たちって一体なんだろうって悩むんんだよね。これが医療なのかなとね。このままでは日本の保健医療は確実に破綻する気がする。」

生きる希望を与えるかもしれない美容整形。

時として砂漠に水をまくような現代医療。

一体どちらが罪深いのか。


HAL!さんのブログの影響もあって、東京行きの際に読んだ「虐殺器官」。確かにこれはすごい小説だと思う。

原文を英語で書いて翻訳したのではないかと思えるような文体で、それが米国を中心とした社会を描くのにぴたりとはまりこんでいる。

時代設定は近未来で、いかにもSF的な設定もある。メタルギアフェチにはたまらない。しかしこのSF小説には様々な要素が織り込んである。

鋭いナイフの様な文章があちこちから心をえぐるような感じだった。

何が正しくて、何が正しくないのか。

何が罪で、何が罪でないのか。

考えてみると非常に曖昧な世界に生きている自分に気づくのだ。

痛みを感じることの大切さ、自己をしっかりと保つことの大切さを考えさせられた小説であった。

もう一度読み返してみたくなっている。


※このブログの序盤はフィクションです。
Posted at 2011/03/07 00:38:45 | コメント(5) | トラックバック(0) | テレビ、映画、小説 | 日記
2010年12月13日 イイね!

歌野 晶午  密室殺人ゲーム王手飛車取り

昨日は神戸で結婚式に参加しました。いや~、いい式でした。うんうん。

行き帰りの新幹線の中で読むために前もって購入した文庫本のひとつがこれでした。

「密室殺人ゲーム王手飛車取り」

なんてこっ恥ずかしいタイトルww

実はこの作品は3部作の2つめ?らしいのですが、僕は知る由もありません。別に購入した方が面白そうだなと思いながら、なんとなくレジに持って行きました。

ホントにこのタイトルが嫌で(笑)、なんとなく中学生のころにエロ本を買う時に感じたような恥ずかしさ…

「大人が読んで大丈夫な話なのかな…」と不安になりつつも買ってしまったわけなのです。

内容は…多少のなかだるみ(これはおそらく意図的なもの)があるものの、

「はああああ」というある意味恍惚となるような小説でした。エピローグは次回作へつなぐためのものでしょうが、要らなかったかな。

おもしろいです。是非読んでください。

ところでタイトルの「密室殺人ゲーム王手飛車取り」ですが、これがよくわからない。

前半の「密室殺人ゲーム」はいいんです。問題は後半の「王手飛車取り」。

なんとなく結論を暗示しているのかな…とも思うのですが、よくわかりません。最初は将棋がらみの小説と思ったくらいですからww

あ、まったく将棋はでてきませんよ。念のため。

Posted at 2010/12/13 16:39:30 | コメント(6) | トラックバック(0) | テレビ、映画、小説 | 日記
2010年12月01日 イイね!

らせん

どうしてももう一度読みたくなって、Amazonで発注した。

「らせん」と「ループ」

「リング」と「バースデイ」を加えると、いわゆる「リング」の4部作だ。「リング」怖くてまた読む気がしなかったのだけれど、この2作は世界観の説明的小説なので、全然怖くないのだ。

「らせん」を一気に読んだ。おもしろい。本当に、おもしろい。

鈴木光司さんの作品はこの4つしか読んだことないのだ。多分これからも読まないだろう。

「りんぐ」の謎解き、さらに不条理な展開の「らせん」。

そこに説明を加える当時としては画期的な発想の「ループ」。

これまで何度も書いてきたが、マトリックスはリングのパクリだと思う。

ちなみに僕はマトリックスのDVDをすべて持っているほどのマトリックス好きだww

「ループ」は大阪行きの新幹線で読もうかな…なんて考えてもいるのだけれど。

大阪に行くと交通費+宴会費+宿泊費+ごにょごにょ…で5-6マソはとぶな~

来週は結婚式(日帰り)で神戸。交通費+ご祝儀で…

ロドスタの車検も控えているし…

もちろん「ゆるやま」もあるし(まあ朝一で帰ればゆるやまには行ける)。

タカタって話も急に浮上ww

悩みが多い。



さて、インフルエンザの問診に行ってこようかな。
Posted at 2010/12/01 13:06:52 | コメント(9) | トラックバック(0) | テレビ、映画、小説 | 日記
2010年08月22日 イイね!

第9地区

ひさびさに「スターシップトルーパーズ」を超えた映画を観た。

第9地区、こりゃすごい。

地球に飛来…というか不時浮遊wwした宇宙船には数十万人のエイリアンが。南アに居住区が作られるが…というストーリー。

主人公のさえない…男の周りの人たちへのインタヴュー、そして男の仕事を撮影しているビデオカメラの映像を中心に進んでいく。

設定も突飛なら演出も突飛ww

内容は意外に考えさせられる。ぜひ。
Posted at 2010/08/22 09:18:25 | コメント(4) | トラックバック(0) | テレビ、映画、小説 | 日記

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