
今年は家族が揃うGWが3連休で確保できたので、比較的近場(近くは無いけど定期が有効活用できる私の通勤圏内)である鎌倉まで5月4日(土)に行ってきました。
余裕があれば鎌倉から江ノ島まで足を伸ばそうかと思ってましたが、故あってそちらは諦めることに(後述)。
地元の駅から鎌倉までは各駅停車利用で問題なく行け、今回グリーン車を使いましたが、その場合の追加料金も+1,000円で済むので、特急を使う様な遠距離のお出かけよりも断然リーズナブルなのです。
鎌倉市ではGW前から混雑アピールを行っており、遠回しな来訪自粛を呼びかけていたので鎌倉駅を中心とした行動は避け、恐らく多少は空いていると予測した北鎌倉駅からお寺を巡って鎌倉駅まで歩くルートをチョイス。
これが結果的に大当たりで、勿論それなりにインバウンドの訪日客を含めた観光客が見られましたが、元々は閑静な北鎌倉の寺めぐり、天気も良くイイ感じに歩くことが出来ました。

出発の北鎌倉駅はこれまで無人駅だと思っていたのですが、実は委託有人駅だったんですね。下り線ホーム出口は普段は恐らく無人で、出入り口に設置されている入出場用Suicaタッチ機の所に数名の駅員さんが常駐しておりました。
駅を出て目の前にある円覚寺に早速向かいます。
決してトイレが目的ではありません、ウソです。グリーン車が寒かったのでトイレに行きたかったのです。
お寺関係は沢山あるのであまり気合い入れて下調べしてなかったのですが、このお寺は木陰で感じる吹き下ろしの風が気持ちよくて、思いの外マッタリしてしまいました。

当日は奥にある国宝の舎利殿の参拝(入場料別途)が可能だったので、折角なので参拝。
建物の歴史の説明が境内で行われており、沢山の人が聴いている!と思ったらプロジェクターの上映を皆さん見ているのでした。うん、時代ですね(笑)

円覚寺を出た時点で時間は11時30分。早めの食事を済ませようと、奥様が下調べしてくれた「
お食事処 しんとみ(新とみ)」に入りました。
タイミングが良く、丁度混み合う寸前で待つこと無く席に座れました。
こちらのお店は地元の方がよく利用する感じで、派手さは無いが安心感はバリバリのお店という感じ。

売りはラーメン&寿司系の料理で、寿司はアジやコハダの様な地魚握りが中心の様です。
私と奥様が注文したのはラーメン鉄火丼セット。ラーメンは昔懐かしい、少し小ぶりなドンブリに入った素の醤油ラーメンです。

息子は冷やし中華を注文。これまた昔ながらの伝統的な具材のスタイルが良きです。
味は普通に美味しい。観光地価格な鎌倉の中ではリーズナブルな方でしたので、こちらのお店は立地も含めて全然アリです。
こちらは北鎌倉駅からも非常に近いので、次来た時もまた利用したいです。

次はあじさい寺に行くつもりだったのですが、歩行ルートの関係で鎌倉高校の隣にある建長寺に立ち寄りました。(実は向かう先を間違ったとも言う)
こちらのお寺はけんちん汁発祥の地だそうですが、食せたり売っている所は確認できませんでした。(近隣に提供してくれるお店は無いのか?)

建長寺を出て、次は息子が今日一番の目的地としているお店へ向かうために、少し離れた所を走る横須賀線の反対側へ渡る必要があります。
が、さすがは神奈川県。目的地に向かうにはショートカットできる道があるのですが、そこは見事な山越えでした。

亀ヶ谷坂という、峠の部分が自動車通り抜け禁止となっている細い地元道を通っていきます。
この坂自体は非常に歴史を感じる所ではありますが、鈍りきった足には中々のダメージが。(風と木漏れ日が気持ちよい所ではあるのですけど。)
因みに、ここを迂回して向かうのは相当の遠回りになりますので、想像以上には地元民の通行がありました。

山道を抜けると住宅街が現れ、線路のガードをくぐると鎌倉駅まで通じる線路に平行した道に出ます。
偶然来た横須賀線を走る電車ですが、湘南新宿ライン(奥E233系&手前E231系)だと地元を走るまんま宇都宮線なので、絵的に新鮮味が全然ないのが難点(苦笑)

程なく、ビンテージと雑貨が大好きな息子が雑誌Popeyeに載っていたのを見つけ、今日一番に行きたがっていた「
アメ車庫」と言う雑貨屋さんに到着しました。
こちらはオーナーのお父さんがアメリカ在住時に集めた多数のコレクションを販売しているお店で、当時入手した時の為替レートであることとと、当時の購入価格で販売しているため、一般的なビンテージ雑貨のお店価格よりは安いとのことです。(確かにそんな感じはした)
息子はウハウハで物色していました。お店の人も流石にわざわざ埼玉から来たこんな小学生を見て驚いていましたが(笑)
【備忘録】七里ヶ浜のフリーマーケットがFireKingのお勧め。場所はPacific DRIVE-IN(レストラン)の場所。

アメ車庫での買い物の後、鎌倉方面に歩いて行くと人力車や着物の女性陣が現れ、店と店の間には横須賀線の狭い歩行者専用踏切が現れ、段々と観光地感が強まってきました。
こちらの道沿いには結構なお店が建っていますが、何となく価格に観光地感が強まっており、入室を躊躇う様になってきます(苦笑)

ようやく鎌倉駅まで到着しました。(流石に疲れて足の裏が痛い)
いやはや、噂どおりの人混みです。混雑の報道をしていたのはこの光景でしたか(汗)
ここから鎌倉大仏と猫神社で有名な
御霊神社に向かうのですが、鎌倉市の推奨する大仏までの徒歩移動は既に足が限界に近かった(笑)ので、素直に江ノ電を頼ることにします。

しかし江ノ電は報道どおりの大混雑で、電車1本待ちでようやく乗車できる状況です。
駅ホームは3番線までありますが全線単線だから増発もままならないんでしょうね。

江ノ電の長谷駅を降り、鎌倉大仏のある高徳院に向かいますが、一般道路なのに駅前から混雑が酷くて徒歩の列が進まない(苦笑)
高徳院に到着したら取り敢えず入場料を払って、そのままズズズィと入る感じですから、もはや参拝と言うよりもテーマパーク。

鎌倉大仏に前回来たのは小~中学生の時以来ですから、ここには大凡40年位振りに来た事になります。
大仏様はてっきり建物の中で座っていると思っていましたが、奈良の大仏様との記憶違いだった様です。想定外の青天井の場所に座っていて少し驚きました。
あまりの人出でしたので、大仏様の中に入ることも無く高徳院を後にしました。

猫神社こと御霊神社は、江ノ電の長谷駅に戻る途中にある長谷寺脇の道から向かった場所にありました。
参道の始まりが江ノ電の踏切前にある事で有名ですが、この日は到着が17時近かったこともあり、社務所は既に閉まっておりました。
あぁ、猫柄表紙の御朱印帳が買いたかったのに・・・(涙)
ま、恐らく近いうちに七里ヶ浜へ行く事になるでしょうから、その時にリベンジしましょう。

流石に歩きすぎで足が痛い&電車混みすぎで長時間立って乗りたくない事から、今回は無理せず江ノ島訪問は取りやめました。
本当は江ノ島から湘南モノレールに乗って帰りたかったのですが、そちらは次回のお楽しみと言う事で。
なお、鎌倉駅に向かう江ノ電も変わらず激混みでした。鎌倉大仏から直接鎌倉駅まで戻る人は、高徳院の前から乗れる路線バスの方がお勧めかも知れません。

鎌倉駅で電車待ちの間に、生しらす&釜揚げしらす丼を食しました。
しらすは江ノ島が有名ですから、こちらも江ノ島の方で新鮮な早い時間帯に食べてみたい所です。

帰路もグリーン車利用で帰宅しますが、宇都宮線直通が良い時間に無かったので横須賀線で大船まで行き、東海道線の熱海方面から来る上野東京ラインに乗り換えて帰宅です。
車内の写真は2駅だけ乗った新型の横須賀線E235系グリーン車ですが、乗り継ぎでもグリーン料金が通算できるのが嬉しいですね。
ここ最近は混雑することで有名な鎌倉ですが北鎌倉はさほどでも無く、個人的にお勧めスポットでした。
あとは江ノ島の方がどの程度インバウンドで混雑しているのか不明なので、そちらも近いうちに行ってみようかと思います。