
9月14日は新居の上棟日でした。基礎工事はコンクリ乾燥後に4週間程度寝かすとの事で、待ちに待った日という感じでした。
当日のお昼頃に営業担当者さんからも「本日は上棟日」の電話があり、息子の風邪具合も大丈夫そうなので、特に上棟式をやる訳では無いのですがお土産持参して夕方頃見に行ってきました。
当日は担当工務店の現場監督と大工さん合わせて9名との事。現地に到着すると2階の手前側にいる(強面の)大工さん達に一斉に挨拶されて一瞬ビックリ(小心者)。
早速現場監督さんにご挨拶(残念ながら担当の棟梁は作業中でご挨拶できず。。)。その直後に「住友林業の」現場監督さんが来たので、ご挨拶と宿題の確認、各部説明を受ける。
※住友林業の場合、現場施工は下請けの工務店が行い、各工務店の監督が現場を仕切る。
更にその監督とは別に、住友林業本体の生産担当者も現場監督(管理責任者)となっているとの事(こちらに上位権限がある雰囲気。。。)。
設計段階で特に営業担当者及び設計担当者にお願いしていた仕様の通り、柱材は檜の無垢材(四隅ほか一部は集成材)、窓周囲等の柱は杉の無垢材、梁は松の集成材である事を確認。柱にはホントにメーカーの刻印が打ってあるのね。
GSパネルと言う制震パネルが4カ所ほど使われているのも確認。
リビング部の天井は、部屋の空洞部分が広くて柱が少ない為、ゴンブトの梁が狭い間隔で補強のように3本入っています。1階の梁はデフォで90㎝間隔との事ですが、スゲー頼もしい。
あと、住友林業では外側の壁部をラティスの様なパネルで全面囲い、2×4の様な強度を持たせるとの事ですが、翌日以降台風が来る予報だったのでソレを貼る所まで作業を行うとの事です。(台風後に電話がありましたが、問題なかったとのことです。)

息子用に木片でも貰えないかとお願いしたら、柱のカット材を貰いました(笑)。左側が檜で右側が杉。見た目で檜の密度が高いのが解りますが、それ以上に重さの違いにビックリ。あと木の香りも全然違いますね。両方等もどこかで嗅いだ記憶のある臭いです(笑)
しかし3.5寸サイズの木片だと息子は遊べない(苦笑)ので、積み木サイズに切る電ノコを貸して(使わせて)くれる人募集中です(笑)
そう言えばハウスメーカー選定までの記録を書いてませんでしたね。覚え書き程度に記録しておきます。
まずタイムラインとしては、住宅建築を発起したのが平成24年初頭。当初は実家を2世帯型で建て直しと言う条件で検討を開始するが、同年末にその計画が白紙に。
引き続き年始から単世帯型住宅の建築へ計画変更。同時に土地探しを開始。平成25年2月頃に土地決定。場所は実家所在地の2つ隣の市。ホントは隣の市が希望だったが、距離及び住所的に限りなく同等の条件だったので決定。やはり土地探しは(区画整理地域以外では)一点物なので難しい。
平成25年3月末にハウスメーカー決定。そこから設計等開始。土地は更地引き渡しが条件だったので6月に移転登記を完了。7月に地鎮祭を行って8月に基礎の着工開始。
と、こんな所。
ハウスメーカーは住宅展示場を行脚し、候補選定したのが、
①一条工務店
②住友林業
③東日本ハウス(見学順)
の3社。基本条件は木軸従来型工法のメーカー。現在の在住地が茨城県で建築地が埼玉県だと地元工務店系は無理で、乳飲み子が居る状況だと埼玉県民共済住宅も無理。
「木造」かつ「木軸工法」が希望だったので、鉄骨系、2×4系、プレハブ系メーカーは除外。(積水シャーウッドは材料以外鉄骨と同じ構造と考え除外)
検討候補とした各社の傾向は、
①一条工務店が空調完備の高気密性&太陽光での発電&オール電化住宅。
②東日本ハウスが無垢の檜4寸柱を使ったメーターモジュールのストロング工法。
③住友林業が檜等の自社国産集成材と無垢の床材を使った「木の家」と自由設計。
各社それぞれ特徴があり、木造住宅なんて全部同じかと思っていたら(と言うか鉄骨系も柱が鉄か木か以外は同じと思っていた)以外と作りが違うことにビックリ。
また、住宅は内容と価格が見事に比例すると言う事。つまり、坪単価には「この設備や基礎も含めた構造ならばこの値段」と言うモノが、メーカーによる多少の多寡はあるものの、ある程度のラインが存在する感じでした。(まぁ、当たり前っちゃ当たり前なんですが。)
要は、こんな家だったら〇〇〇〇万円、或いは〇〇〇〇万円が予算だったらこんな家、と言うのがあると言う感じでした。
前記の条件の他は「木質感が感じられる家」が条件。その中で部屋数や設備で必ず欲しい物を一覧表にして明示し、間取りはお任せで設計プラン及び見積もりを提示して貰う事にしました。
なおイマドキの契約までの流れは、住宅展示場訪問 ⇒ ショールーム等(あれば)見学 ⇒ 建築中(または完成)住宅の見学 ⇒ 希望プランに基づく設計 ⇒ 地盤(地質)調査 ⇒ 見積もり提示 ⇒ 納得すれば契約 と言う流れでした。【2012~2013年度時点】
以下、自分が感じた(と営業マンの売り文句による)各社の特徴です。
①一条工務店
建物の密閉率と完全空調による安定した住まい環境が売り(夢の家シリーズ)。設備は玄関ドアと便器以外は自社開発製品を使うとの事。ドアや押入等、全て規格化・モジュール化されている感じ。自社製の規格物以外は特注になる為、設計の自由度に若干の疑問が残る。坪単価には吹き抜け等も含まれる為、比較する時は注意が必要。元々木軸工法のメーカーだったが、現在は2×4にシフトして来ており、坪単価も従来の木軸タイプより低めに設定されているとの事。
見学も2×4は沢山見せて貰ったが、何故か木軸住宅の見学案内を中々やって貰えなかった。途中から営業マンからの連絡が滞る様になり、更にはホテルの様な空調の家に違和感を覚えて来たので、見積もり前に候補から除外させて頂く。
②東日本ハウス
4寸柱の重厚な作りと見事な和室が魅力。洋室は普通な感じで特に特徴は無いかも。でも建物全体からの空気感は最高。メーターモジュールなので空間は尺間スケールよりも広々している。
建築物件が数的に少ないため、現地見学できる環境が限られるのが難点。一応現地見学会が行われていたのでそのタイミングで見学に行きました。ごつい作りは確かで、床も柱も頑丈そう。一番見たかったのは普通に建築作業中の現場だったのですが、見られなくて残念。
最終的な選考をプラン&見積額で比較・決定するつもりでしたが、想像以上に価格が高くてビックリ。ネット情報では3社の中では一番低めだったのですが、現在ではそうとも言い切れない様です。設計プランはメーターモジュールの弊害か、廊下や階段が広い分他の部屋に影響を与えており構造的に改善の余地が少ない&価格が高いと判断してお断りさせて頂く。
③住友林業
木造の業界最大手らしくソツの無い手堅い作りだが、これと言った特徴も無く凡庸なイメージであった。(まことちゃんハウスが特殊すぎる?)
標準装備の設備や部材等の品質は高い物がチョイスされているので無難と言えば無難。だが、積極的にお願いしたいと言う魅力(と言うか決め手)に欠けるのも事実。ただし、個人的には無垢のフロア材が1フロア分標準で装備されるのが大きなポイント。
その無垢材も種類が豊富で(オプション扱いの樹種もあり)、仕上は凄くよさそう。
たまたま年度末キャンペーンでオプションの2フロア目の無垢材が無料で装備!、と言う広告が入る。
また、柱は標準で集成材となってはいるが、差額無しで無垢材も選べる様になっているとの事。因みに強度的には集成材の方が上との事だが、あくまで無垢材にこだわった。

設計にあたって、各種希望条件を(各社へ)細かく指示したが、条件の1つ以外は完璧に仕上げてきたのが住友林業だった。このプラン設計及び無垢材(2フロア床・柱)が決め手となり住友林業に決定しました。
あと気が付かなかったのですが、ローンを組む場合、(どうやら)大手メーカー系は申込時及び引き渡し時の2回の支払いで良い事から、所謂「つなぎ融資」が必要ない(申込時、上棟時、引き渡し時等、途中での支払いが発生しない)事。
これはローン費用(利子)の点で非常に有利であり、更には大手の場合は銀行の金利優遇でも有利で、最終的な支払金額でも結構差が出てくると言う事も初めて知りました。
ネット上では各メーカーの善し悪しが沢山出ていますが、私が感じたのは営業&設計の担当者次第で印象が決まりそうと言う事。
担当者の人柄も重要ですが、その方の提案力・人脈・物事の進め方やフォロー等が大きいと感じました。今回は住友林業さんにお世話になりますが、社内の担当者がが違っていたら今回の選択もまた変わっていたかも知れません。
住宅の前に土地を決定しましたが、土地購入は売り主との交渉や周辺の既存住民との交渉事が発生する物だと感じました。
今回は売り主さんが非常に真面目で親切な年配の方だったのでトラブルは無かったのですが、通常は何か交渉ごとが必要となった場合、通常は売り主側と買い主側の不動産屋同士で交渉をやって貰います。
が、今回は同じ大手不動産屋が売り側と買い側を抱えたので(謎)、お願い事1つ取っても非常に腰が重い感じが。いや、トラブル無く購入できて本当に良かったです(汗)
当然価格交渉も行いましたが、偶然にも価格交渉の裏側を目の当たりにして(謎)、素人が入り込むべきでは無い恐ろしい世界だとも感じました(汗)
ここの大手不動産屋はさいたま市の某所にあるのですが、すぐ近所に私の母が生前パートで働いていた地元系不動産屋があり、店長さんに色々と教えて貰い、事前に準備が出来た事は非常にラッキーでした。
設計が始まり、建物本体は当初見積金額とほぼ同じで推移して行きましたが、カーテン・照明機器辺りになると見積もり度外視の如く相当に高額になりそうだったので、埋め込み照明器具以外は施主支給品としました。
家具は住友林業主催の家具フェアで最終的に決定。ダイニングテーブルと椅子&リビングのソファはちゃんとした家具で買いたかったので、割引率の一番高かったフェアで購入確定。
なお、事前に家具メーカーのショールームや家具屋さんに見学しに行き、気に入った品の当たりを付けていったのが大正解。スムーズに決定できました。価格的には各種フェアを狙えば大体同じ金額になりそうな雰囲気でした。が、徹底的に安くはならないので、価格重視であれば量販店でチョイスが一番かと思います。
外構は引き渡し時期や保証の関係が面倒なので、門柱、アプローチ及び駐車場を住友林業緑化でお願いする事にしました。もしかすると塀の一部も追加でお願いするかも。
で、見積もりを依頼したら意外と高い(爆)ネットで調べる限りではホームセンターでもこんなモノみたいですが(汗)
その他犬走りやカーポート、物置等の必要工事等は悩み中。庭への煉瓦並べとかは自分でやれるかな・・・。
取りあえず思いつくのはこんな所です。追加で思い出したらまた書くかも知れません。