
女人高野のひとつ宇陀「室生寺」表門から、太鼓橋を渡り室生寺駐車場前を通り過ぎ、目的地「室生龍穴神社」へ向け歩を進めた。
「室生寺」からは徒歩10分ほどの距離で、割と近くに在る“奈良県指定重要文化財”の神社である。
道路脇に在る大きな杉が二つ並び、その間を抜けると石造りの「室生龍穴神社」の鳥居が在り、右手側を向くと「連理の杉」と名の付いた夫婦杉が在った。
「連理の杉」は、40cm程の小さく積まれた石垣の上に立ち、木の柵と小さな赤い鳥居を前に飾り、太さ10cm足らずのしめ縄で括り付けられ繋がっていた。

※ 「連理の杉」(夫婦杉)
手洗い場で指先を清め、おみくじ等を売っている社務所を通り過ぎ、本殿へと向かう。
手前に在る5段と6段の二つの階段を上がると右手に直径1.5mほどの巨木が在り、その奥に大きな拝殿が在った。
賽銭箱に賽銭を入れ、しっかり“ニ礼ニ拍手一礼”で参拝しました。
拝殿での参拝を済ませ、ぐるりと裏手に周ると、今度は手前を真新しい木の柵で囲った赤い本殿が見えた。
本殿の手前にも、石造りの鳥居が建っていた。
拝殿でも参拝しましたが、本殿でも参拝しておこう…と、拝みました。

※ 室生龍穴神社案内図には室生寺、天の岩戸、龍穴も描かれている
さて、これで終わりか…と、一息つけると思っていたら、妻が「さ、次いくよ!」とまた歩き出しました…
次に向かったのが「天の岩戸」と「室生龍穴神社 奥宮(吉祥龍穴)」。
「室生龍穴神社」を出て前の道路を左手に更に進む…
道路を10分ほど歩いて、また左手を手前に戻る方向へと登る狭い(車1台が通れる位)上り坂を歩いていく。

※ この辺りは「東海自然歩道」となっている
山肌に沿って右へ左へと曲がるワインディングロードだ。
途中、車や歩行者ともスレ違い、また私達と同じ方向へ登って行く車もあった…
坂道の途中に、車同士がスレ違える幅員の場所が在り、そこで対向車をやり過ごす為待機している車もあった。
坂道を登り始めて15分ほどで、坂道の右手に「天の岩戸」が現れて来た。
「天の岩戸」は、高さ3m奥行5〜6m幅2mと3mほどの大きな苔生した岩が二つ、頂上付近でしめ縄で繋がれていた。

※ 妻が「天の岩戸」を撮影している姿…(笑)
大きな岩の間は、人一人が入れるほどの狭さで地面が低くエグれており、先客の女性がその空間に入ってスマホカメラで天を仰ぎ写真を撮っていた…
私達は、そこまで立ち入らずに、右手奥に在る階段を少し上がった神棚に手を合わせて次に向かった。
「天の岩戸」から更に先に進むと、スグに「室生龍穴神社 奥宮」別称「吉祥竜(龍)穴」に到着した。

※ 道脇に鳥居が建ち、その先は下りの階段になっている…
階段と言っても、コンクリート製ではなく、山の坂道に木の足掛けを横にして敷いた山道坂の階段で、運動靴やスニーカーなら良いが、革靴やパンプスでは厳しい階段だ。
30mほど下っただろうか、清流らしき岩肌の出た渓谷に、人が4〜5人も入れば一杯となる小さな小屋が渓流脇に在り、そこに靴を脱いで入り、奥に広がる大きな枠組みだけの窓から流れの対岸に在る岩窟(龍穴)を参拝する。

※ これが龍王が棲むと言われる「龍穴」
ここに棲む龍王は、元々は奈良の猿沢池に棲んでいたが、春日山に移動し、その後この龍穴に移って来たと言われている。
ようやく、妻が計画した目的地を巡り終え、少し重い脚を「室生寺駐車場」へと向かわせた…
つづく

奥に見えるのが「室生龍穴神社」拝殿

「室生龍穴神社」の本殿…

「天の岩戸」の鳥居を潜る…

「天の岩戸」なんだか神聖な感じがある

「天の岩戸」右手奥の神棚にも参拝…

「吉祥龍穴」の鳥居⛩ ここから下る

参拝する小屋(靴を脱いであがる)

この小屋の中から「龍穴」を参拝した
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2023/05/24 14:05:23