
大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンジェルス)が“二刀流”として世界に羽ばたいた秘話が、7月14日にNHKで放送された「翔平を追いかけて」で明かされた。
このドキュメンタリー番組を制作したのは、大谷翔平をこよなく愛する米放送局『FOX Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏だ。
二刀流スターとなった彼を育んだ日本の地を自らの目で確かめたうえで、大谷翔平選手にも直接インタビューしてつくられた番組だ。
ベーブ・ルース以来となる二刀流の歴史を築き、連日のように全米各地の球場を沸かせる大谷翔平選手。
投打で躍動する彼の秘訣に、バーランダー氏が迫った。
「18歳の時にメジャー挑戦という夢は手の届くところにあったのに、日本に残ることにしたのはどうして?」と直球質問を投げかけた。
これに大谷翔平選手は、「メジャーリーグのスカウトの人を含めて、日本のスカウトの方もほとんどピッチャーの話で、バッターとして評価してもらっていなかった」と明かしたうえで、「ピッチャーをやるという選択肢で最初からメジャーリーグに行ったほうが、最終的に大きい選手になれると思っていたので行きたいなとは思っていました」と当時を振り返った。
そんな彼に二刀流の提案をしたのが日本ハム(栗山監督)だった。
「自分でも2つやるという選択肢はあると思っていなかった」と口にした大谷翔平選手は、「2つやるという選択肢が出来て、やってみたいなという気持ちになりました」と日本で“二刀流”の道を歩む決断をしたのだ。
バーランダー氏は「当時メジャーに進んでいたら二刀流じゃなかった?」と問いかければ、「やってないと思いますね。そういう選択肢がもちろんなかった。自分のなかでもなかったので、ピッチャーとしてやっていくことになっていたと思います」と感慨深げに話した。
自ら道を切り開く背番号17は、2023シーズン前半も驚異的なパフォーマンスを見せており、32本塁打(MLBトップ)、71打点(AL2位)、OPS1.050(MLBトップ)という打撃成績を残しながら、投げては7勝4敗、防御率3.32、132奪三振(MLB4位)をマークする。
いまや日本人として誇らしい“唯一無二”の存在だ。
また、世界中の女性たちからも、憧れ愛されるスーパースターとなった。
あと半月と迫ったトレード期限、果たしてエンゼルスからトレード放出されるのか、シーズン終了まで活躍してFA(フリーエージェント)となり、争奪戦が繰り広げられるのか…
その去就が注目される。

打って

投げて

投打二刀流で両方とも超一流
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2023/07/15 08:48:13