※今回は枚数が多いです。
ご覧になる方、覚悟してください。
体育館の裏手にて。
ヤベ。
足が写ってた。
が、今回の夕張で死亡したトレッキングシューズ(ソールが剥がれると大体靴も其れなりにヘタっている)。
テクニカさん、羽幌や雄別。
白石鉱山などで活躍してくれました。
今までありがとう。
私の足を守ってくれて。
この小川は体育館内部へと流れて行く・・・・。
妙に綺麗な黄色。
表面に吹いた化粧板のような部分なのですね。
とはいえ、黄色が眩しすぎた・・・。
体育館の内部がこんなにまで植物に侵食されるとは・・・・。
廃校当時の卒業生や在校生、およそ還暦前後の方々。
こんな風になるなんて想像もしていないし、出来ないでしょうね。
雪が降る土地ゆえか、柱は本当にガッチリしたものを使っています。
静寂なひと時。
普通ではありえない組み合わせ。
其れが廃なモノの魅力のひとつであると思う。
梁や柱はまだしっかりしている。
放置されて40年。
学校建築の耐久力とは凄いものだ・・・・と思う。
柱と柱の間の筋交い。
こういう細かいものまでしっかりと残っているなんてね・・・・。
柱と梁の組み方。
鉄橋のような構造美を感じます。
工場のような力強さ。
ああ・・・堪らなく愛しい。
内部の壁面だった漆喰(?)の白壁らしき跡。
よく残っていてくれたね。
おかげで今回、会うことが出来たよ!。
ありがとう、また会おう!。
森に飲み込まれる体育館。
しかし、それを拒否しているかのようにも思える・・・・。
柱の化粧面に伸びる影・・・。
周囲はノンビリと暖かく。
優雅な空気が流れる。
たおやかな空気に包まれている、というのかな。
男性的な感じの空気じゃないんだよ。
優しく、柔らかい。
居心地がいい・・・・。
知っていて、好きじゃなければ行かない場所。
好きだから行く場所。
沼東小学校も好きな場所のひとつ。
この感じが堪らなく好きだ。
草に埋もれ、消えつつある・・・。
と思うのだがしっかりとした体育館。
この「しぶとさ」もまた魅力だ。
ああ・・・暖かい場所だ。
体育館の外側は黄色に塗られていたのだろうか。
外壁部分、微妙だが残っている。
その過去を想像できる部分があることは、楽しみである。
この場所での過去への脳内旅行のために・・・。
さあ、めがね校舎片割れの方に向かいます。
内部をじっくり見られるかな♪。
・・・・・ガーン。
水没してるじゃないか・・・・・・・・・・・。
80センチ位はある水位にショック(泣)。
連絡通路(渡り廊下)があったといわれるシャッター部分。
今シャッターは健在。
元々は防火シャッターだったのかな?。
表面、化粧面もあと数年で落ちてしまうだろう・・・・。
水が滲みこみ、凍り、表皮を剥がして行く。
そして彼女の体を傷つける。
彼女には抗うすべはなく、なすがまま。
気の毒なのだが、彼女はこの世にひとつだけ。
それもまた廃の魅力のひとつ。
タイルも剥がれ、傷みが激しい。
心無い人による破壊の跡。
自分の母校がこんなになったら・・・って考えないのだろう。
今や森の中の校舎なのだが、我路周辺は美唄で一番栄えていた場所。
この現状を見ると信じがたい。
この奥には白いセダンもある。
道が合った当時、乗り付けて捨てたのだろう。
屋上に上ってみたいのだが・・・・。
40年放置されたはしごを上るほど、チャレンジャーじゃない。
過去に撮ったもの。
コレが見たかったんだよね・・・。
この降り注ぐ光。
ここで癒されたかった。
リベンジしないとね。
廃校になり約40年。
ここまで木が大きくなるものなのか。
周囲を見ても近寄れる場所は無かった。
さすがにウェーダーは持っていかなかったからね・・・。
赤い扉の昇降口。
ここから生徒が出入りしていたんだろうね。
接近はゴムボートが無いと無理だ・・・・。
学校の名前、沼東小学校・・・。
という事は湿地や窪地なんだろうね・・・。
元々、ここは・・・。
今は植物たちの楽園となった、沼東小学校。
全校生徒が1500人超えの小学校だった・・・・。
内部に入れなくて悔しいのだが・・・・・。
ここの空気の穏やかさ。
暖かさ。
優しいんだ。
そしてまた、美しい光を見せてくれた。
悔しいのだが、まあいいか・・・・って思ってしまったよ。
それだけのものが、ここ(沼東小学校)にはある。
沼東小学校、その名の通り沼があった。
ただ、その沼に映る森の緑。
それは美唄の森の色。
優しく、派手さはなくしっとりとした色。
斜光が一条の矢となって・・・。
正確な情報ではないが、めがね校舎は平地が少ないこの場所ゆえらしい。
ただ太陽の射し込む光で、生徒や先生は大変だったらしいが・・・。
都市部では校庭をコの字に囲む形式が圧倒的に多い。
少し地方に行くと校舎が並列に建っていて、渡り廊下がある。
この形式の建て方が一番好き。
分校の小ぢんまりとした校舎も堪らないのだが・・・・。
いや~・・・、学校建築ってモノが好きなもので。
ここはゲタ箱らしい。
でも窓はすべて割られてる。
この事がとても悲しい。
校舎に伸びる木の影。
ここは「たおやか」って言葉が似合う。
女性的な優しさを感じる校舎です。
・・・どこぞの霊能者がここには悪霊が集まってる・・・とかのたまわったとか。
ここの空気は嫌な感じが全く無いよ。
夜は来た事がないから分からないけどね。
生きとし生ける者の時間じゃない夜間の行動は厳に慎むべきだ。
幽霊よりも怪我の方が怖いってのにさ。
1階教室は完全に水没・・・・。
分かっているけど、悔しいなぁ・・・。
中に入る気マンマンで来たのに。
渡り廊下の先の対の校舎は不審火があり、解体されたなんて情報もあった。
この校舎が対になっている姿を見て見たかった。
めがね校舎は都市部ではまず無いからね。
綺麗な窓なのに・・・・。
どうしてガラスを割ってしまうのだろう。
♪夜の校舎 窓ガラス壊して回った
彼を否定するつもりはないけど、学校に復讐したかったのか?。
窓ガラス割ってスッキリしたか?。
私はスッキリしないと思うよ。
所詮、子供のやることだ・・・。
修繕費用は何処から出るか知っているかい?。
自分で払う訳ないだろう。
そういう私も卒業した中学校だけはこの世から消し去りたいくらい嫌い。
が、ガラス割るなんて、ただの八つ当たりでみっともないよ。
渡り廊下基部の雑草たち。
君らはたくましいね。
窓ガラスは割れ、表皮を剥がされた校舎。
木の影が彼女を守っているかのようでした。
いつ見ても立派な校舎です。
いかに石炭産業が地元に貢献したか。
その事を証明出来る大切な遺産だと思うのだが・・・。
ここの生徒になりきって教室から外を眺めたい・・・。
何処をそう見ても完璧な水没。
・・・真冬に来るしかないのかな?。
静かに眠る、沼東小学校の校舎。
あのシャッターの隙間から外を眺めてみたい。
錆びてもなお、細いのだが頼もしい梁。
これからもその美しい姿を見せてくれよ!。
この体育館の梁といい天井といい・・・・。
造りは芸術品だよ。
なんて美しい造りなのだろうか・・・・。
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学校(廃も現役も・・・) | 日記
Posted at
2012/10/15 23:09:24