
やっぱり、
文化の日に塗った耐熱塗料の焼付を早くやりたくなってしまいました。マフラーエンドすぐの熱を考慮して耐熱塗料にしたはいいものの、耐熱塗料は自然乾燥だけでは完全硬化せず、高温(180℃程度)での焼付が必要です。
#本当は必要に迫られてというよりは、やってみたいっていうことなんですけど。
さっそく、昨日、足りないものをアマゾンでポチッとしました。
ヒートガンとダンボールで即席オーブンを作る作戦でいきます。
材料は、チモシーとアマゾンのダンボールをメインに

半端なダンボールを使います。

2重になみなみがあるやつです。
ヒートガンから熱風を吹き込む口に、空き缶を使うことにしました。
ダンボールを追加補強して、
がっちり固定します。
ダンボールを閉じるテープは熱でやられてしまうので、300℃までもつガラス繊維入りアルミテープですべて貼り直します。
焼付するノズルやチーズをダンボールの中に設置するのに、七深がすみっコを掘らないようにガードに使っているステンの網を七深から借りることにしました(注:ダイソーで買えます)。
こんな感じで熱風の上に網を設置です。アルミ箔を一応貼ってみましたが、いらない気がします。実際、途中で面倒臭くなって、他の場所は貼るのをやめました。
この箱に少し隙間を開けつつ、上から被せられる箱を作ります。
こんな感じで上から被せられるように作りました。ステンの網がはみ出ていますが、単にサイズの問題で、深い意図はありません。
ダンボールとダンボールの間には
わざと若干の隙間が開くようにして、ヒートガンからの熱風の出口にします。模式図で書くと、

こういう感じで作ります。実際にはヒートガン側の隙間はほぼなくして、この図に書けない側面側を主な排気路にします。ヒートガン本体はオーブンの熱の影響を受けないようにします。
排気路を確保するために、蓋側が少し浮くように、蓋側ダンボールの内側の対角角にダンボールの欠片を貼り付け。
熱気が下側のダンボールの側面外に沿って排気されるようにすることで、内部の熱をより逃さないように狙ってみました。完全に被せるとこんな感じ。うん、模式図通り。
3mmの穴を上面に開けて、温度計を差し込めば、ダンボールオーブンの完成です。
ベランダにダンボールを何枚か敷いて設置し、焼付したいものを入れていきます。
大物3つと小物4つ入れて、高さも幅も奥行も、ちょうどのサイズです。
熱風を吹き込む口にアルミ箔やいらないアルミ板で隙間を程よく埋めて、準備万端です。

※後日追記 ここはヒートガン本体が加熱しないようにちょっと工夫しています。
こちらのブログに後から書きました。
温度は順調に上がり、

最終的には、
180℃までちゃんと上がりました。
偶然にもちょうど180℃で釣り合いがとれる状態を比較的簡単に見つけることができ、温度の維持は簡単でした。180℃に上がってから、20分程焼きました。その前後入れると必要十分以上に熱をかけられたと思います。
《後日追記》このブログはよく見られるため、短い動画も撮ってあったので載せておきます。
やり方を調べているときに、ダンボールオーブンを使っていると、ヒートガンが時間で止まってしまうという記事を複数見ましたが、
本体が過剰に熱くなる突っ込み方をしていたか、排気経路が不十分で入口から吹き返していたかで、熱で安全装備が働いて切れたんだと思います。それを防止したくて、
周囲の冷気を巻き込みながら熱風を送る(後日記)導風路を作って、ダンボールオーブン本体から離すようにしたのですが、それもうまくいき、長時間問題なく安定して加熱し続けられました。
ふぐちりを食べつつ、常温に戻るまでしばらく放置しました。出来上がりがこれです。
いい感じ、いい感じ。これで完全硬化したと思います。
初めての耐熱塗装は思った以上にうまく行きました。
ブログ一覧 | 趣味
Posted at
2022/11/06 22:08:55