天気が良くないので、今日の休みはグダグダしたり車をいじったりです。ということで、夏場にエアコンをかけるとワイパーをしょっちゅう動かさないといけない問題の続きです。
エアコンECUが怪しい感じがしますが、まずは電気は使う側から調べるべきということと、吹出口切替用アクチュエータ(Timing Actuator: 63307100)が壊れるのは定番だということで、アクチュエータのチェックから始めました。
まずはアクチュエータがどこにあるのかですね。調べるとダッシュボードど真ん中のエバポレーターユニットの助手席側(右隣)についているようです。これの12番。
もっとわかりやすい画像を発見したので、それで見るとこれです。
で、おおよその位置はなんとなくわかるんですが、どうやってそれにアプローチするのかを調べると、FerrariChatによると、助手席側エアバッグを外せと。
このど真ん中に見える黒い箱状のものがそれです。
んー、エアバッグを外すのは面倒くさいなぁと思ったのですが、助手席の足下側から頑張れば何とか手が届くという先人の皆様の情報があり、そこからアプローチすることにしました。皆様の情報はありがたい限りです。
私の車で助手席側下から覗くと、
確かに見えます。
結構奥で作業性悪そうですが、何とか手は届きそうです。
普通のドライバーだと入らないので、超短いドライバーに適当に少しだけ延長付けて、程よく短いドライバーにして使いました。
なんとか外せました。
一応確認のため、ひとまずこの状態でエンジンをかけて、吹出口を切り替えてみましたが、アクチュエータの軸はまったく動きません。まあそりゃそうですね。アクチュエータが悪いのか、駆動回路側が悪いのか、両方悪いのかはこれではわかりませんので、外してみます。
ちょっと汚れを拭き取ると、案外キレイですね。
アクチュエータ単体で動作テストをするために配線を調べました。
なるほど、ポテンシオメータで回転角度(位置)を計って、その角度になるまでモーターを回す仕組みということですね。
じゃあ、Motorの2線に12Vをかければテストできそうです。ということで、安物の12V電源に繋いでみました。
おぉ〜、モーターは回る音がするのに出力軸が回りません。これは、駆動ギヤが伝達できていないことで確定ですね。やっぱりだめなのか。
じゃあバラしてみますか‥‥。バラし方の情報を見つけられないので、じっくり観察します。構造をよく見ると、ここに隙間があって、基本は嵌っているだけようです。
そしておそらくは、角のところにプラが棒状に伸びていて熱でかしめてあるっぽい。
なので、角のかしめられたとおぼしきプラの頭を攻めます。
まずは20年物の安物ミニリューターで小さい穴を開け、そこをきっかけに削り拡げて、マイナスドライバーでこじると開きました。
探り探りやったので結構手こずりました。開け方がわかったので、もう一回やると簡単に開けられそうですが、もう二度とやることはないか。
開けてみて一見するとギヤが欠けたりはしていなさそうに見えたので、この状態でモーターを回してみました。すると、やはりこの大きなギヤが回りません。モーター側ギヤとの見えない嵌合部が欠けているようですね。
よくよく見ると、蓋側にギヤの破片がついていました。
このギヤ、樹脂が脆くなって粉々に砕けるようです。これは典型的な加水分解ですね。日本で特別に起きているわけではなく、全世界で起きているようですので、ギヤの下請メーカーの材料選定ミスなのか、樹脂メーカーの原料配合ミスか何かわかりませんが、明らかに製造ミスでしょう、MESさん。
‥‥‥さて‥‥‥、このときは欠けたギヤをヤフオクで売っているギヤに交換して修理をしようと思っていたのでした。‥‥‥でも、この後に、思ってもいなかったことが起こってしまうのでした‥‥‥長くなりました‥‥
続く。
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Posted at
2023/09/09 20:50:57