木の補強もできそうで、減速機付きモーターも入手済みなので、エアコン吹き出し口の切り替えユニットの作成を始めました。
まずは、φ6mmのモーター軸(Dカット)を□6mmの軸に変換するアタッチメントの仕上げです。木を削って作ったこれ
を補強します。
こんな感じで、木口に瞬間接着剤を盛り、
しばらく待っていると、木の中に浸透して行きます。
盛った分がほぼなくなりました。
固まるのを十分に待った後に削って整えたものがこちらです。
爪で木口を叩くと、カチカチと高い音がして、ちょっとプラっぽい感じになりました。
これくらいになっていれば、たぶん割れる心配はないでしょう。
モーター軸のDカットには、横からビス止めする一般的な方法で固定することにしました。十分に硬そうなので大丈夫でしょう。
使うビスは、木ねじやらボルトやらなんやらの補材を入れているこの中に1個だけあったものです。
たぶん、何かから外したものなのですが、タッピングっぽいピッチなのに先が尖っていない謎のビスです。細く小さくてちょうど良い。
木肌のままでもいいんですが、機械部品っぽく黒に塗装しておくことにしました。
塗料はダイソー110円ラッカー。
これを何回か吹いて、
塗装完了。Rがキツイから結構ムズい。
機械加工ではない手削りなのでボコボコしていますが、まあいいでしょう。
モーター軸に挿し込むとこんな感じ。
次に、モーターを車に固定する台座を作ります。
まずは、壊れているアクチュエータ
のねじ穴位置と軸位置を採寸します。
(汚いけど私がわかればいいんです。)
これを基に型紙を起こすことにしました。
まずは穴位置を書いて、
穴を開けてアクチュエータに載せてみるとピッタリです。
モーターはネジ穴を結んだ直線に直交するように固定することにして、補助線を入れていきます。
こういう感じで固定予定。
板の外形の切り出し方を考えて、
こんな感じの形にすることにしました。
型紙を切り出して、アクチュエータに載せてみるとこんな感じです。
台座の板の材料は、1mm厚の軟質塩ビ板にすることにしました。多少柔軟に変形する方がいいかなという判断です。ETC車載器の取り付け板に使ったものの余りですが、余っていたからというわけでもありません。
ということで、型紙を塩ビ板に貼り付けて、
モーター固定の穴を開け、
切り出します。
アサリのないのこぎりが使いやすいですね。
切り出したものがこちら。
モーターに載せてみると、ちょっと固定穴の位置がズレていますね。
真ん中の軸位置はあっていることを確認したので、固定穴を長穴に加工します。
ちょっといびつだけど機能上問題ないのでよしとします。
軸変換アタッチメントの長さ分だけクリアランスを確保する必要があります。測るとだいたいネジ穴の上面から18mmくらいです。
20mm長がちょうど良さそうなので、M3のネジとナット2つで固定。
車体に固定する穴位置と□6mmの軸位置は、オリジナルのアクチュエータと同じようにできたかなと思います。
クリアランスを確保しているところはこういう感じです。
モーターギアボックスのところは、ダブルナットの要領でとめ、板は別のナットでネジ頭と挟んで固定しています。見た目よりは、かなりがっちりしています。
なお、量産品ではこんな高さ調整・組立が難しいやり方はしないと思います。箱形状のものを作って上下別々にシンプルにネジを締めればいいだけの設計するでしょう。私は一個だけあればいいので、面倒な箱作りを省略しています。高さ調整は結構大変でしたけどね。
だいたいできたので、車に持っていって合わせてみました‥‥‥ちょっと干渉するところがありますね‥‥‥このままではだめ‥‥ですね‥‥‥ここから先はまた今度。
《続く》
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2023/10/18 21:26:02