豪快に水や泥かけ合う 三春で奇祭、無病息災や五穀豊穣を願う
2024年01月03日 09時45分
威勢良く水や泥をかけ合う若者たち=1日、三春町
三春町西方地区に伝わる奇祭「西方水かけまつり」は1日、同地区の塩釜神社近くの水田で行われた。西方若連会の若者たちが今年1年の無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)、子孫繁栄を願って豪快に水をかけ合った。
400年以上の歴史がある元日の恒例行事で、町の無形民俗文化財に指定されている。伝統を継承する会員7人は大滝根川で身を清め、神社に参拝した後、水の張った田んぼに入った。最初は井戸の水をかけ合うが、次第に田んぼの泥水までもかけ合うことから、別名「泥かけ祭り」と呼ばれている。若者たちが威勢良くバケツで水や泥をかけ合うと、見物に訪れた人から大きな歓声が上がった。
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2024/01/03 10:14:43