「君たちはどう生きるか」アカデミー賞長編アニメーション賞に
2024年3月11日 11時01分
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アメリカ映画界で最高の栄誉とされるアカデミー賞の各賞が10日、ロサンゼルスで発表され、長編アニメーション賞に、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が選ばれました。
日本の作品が長編アニメーション賞を受賞したのは、2003年に同じく宮崎監督の「千と千尋の神隠し」が受賞して以来で、宮崎監督がこの賞を受賞するのは2度目です。
「君たちはどう生きるか」は宮崎監督が引退宣言を撤回し、原作と脚本も担当しておよそ7年の製作期間をかけて作り上げた作品で、太平洋戦争中に母親を失った少年が不思議な世界に迷い込む宮崎監督のオリジナルストーリーです。
これまでにアメリカでアカデミー賞の前哨戦とされるゴールデングローブ賞を受賞したほか、英国アカデミー賞でも日本の作品として初めてアニメ映画賞を受賞していて、国際的に高い評価を受けています。
鈴木敏夫プロデューサーがコメント「大変光栄」
受賞のあと、スタジオジブリの中島清文副社長は報道陣に対し鈴木敏夫プロデューサーからのコメントを代読し「賞をいただいたことを大変光栄に思います。この作品は宮崎監督の引退の撤回から始まりました。制作に7年もの歳月を費やしてしまいました。宮崎駿の前作「風立ちぬ」から10年ぶりで、映画の制作を取り巻く環境もすっかり変わってしまいました。本当に難産でした。それを乗り越えた作品が世界中の人に観てもらえたことをうれしく思います」と述べました。
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2024/03/11 11:24:42