ガソリン価格は19日以降 段階的に値上がりへ
12月18日 17時16分
県内のレギュラーガソリンの小売価格は、16日時点の平均で175.6円と、政府の補助金によってこの1年あまりほとんど変動していません。しかし、国の補助金が縮小されることから、19日以降は段階的に値上がりに転じる見込みです。
国の委託を受けてガソリン価格の調査をしている石油情報センターによりますと、県内のレギュラーガソリンの小売価格の平均は、おとといの時点で、1リットルあたり175.6円で、灯油は18リットルあたりの店頭価格で2055円と、政府が物価高騰対策として実施している補助金により去年10月以降は価格がほとんど変動しない状況が続いてきました。
しかし、補助金は段階的に縮小されることから、▽レギュラーガソリンは19日以降、段階的に、1リットルあたり最大5円程度値上がりし、▽来月16日以降もさらに、最大5円程度、値上がりする見通しです。
石油情報センターは「補助金の縮小で、あすから、石油元売りの卸価格が高くなることは間違いないが、店頭の小売価格に影響するまでには時間差がある。店舗が抱える在庫や周辺の店舗との競争状況も影響するため、正確に見通すことはできないが、全国的に今後1か月の間に5円程度、その後の1か月でさらに5円程度値上がりするのではないか」としています。
【ガソリンスタンドは混雑】
福島市黒岩のガソリンスタンドでは、店頭に張り紙をして仕入れ価格の高騰の影響で近日中に値上げすることを知らせていました。
店には午前中から、車に給油する人や灯油を買い求める人たちの車の列ができ、中にはタンク5つ分の灯油をまとめ買いする人もいました。
車の給油に訪れた男性は、「ニュースであすから補助金が無くなると知ったので値上がりする前にガソリンを入れに来ました。車は毎日使っているので、値上がりは厳しいです」と話していました。
また、灯油を買い求めた高齢の男性は、「寒さが厳しいので暖房が欠かせずきょうは灯油をタンク2つ分買いましたが、年金暮らしなのでこれ以上燃料代が高くなるのは困ります」と話していました。
店の運営会社では、「今後、ガソリンなどの仕入れ値が上昇することから、20日をめどに店頭での販売価格を値上げする予定ですが、具体的な価格は仕入れ値に応じて検討します」と話しています。
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2024/12/18 20:52:28