大相撲春場所 新十両の草野が初日から12連勝で初優勝
2025年3月20日 17時50分
シェアする
大相撲春場所の十両は、新十両の草野が初日から12連勝して初めての優勝を決めました。十両で12日目に優勝が決まるのは、昭和52年春場所の琴乃富士以来、48年ぶりです。
春場所の十両は19日の11日目を終えて、新十両の草野が初日から11連勝とし、3敗で狼雅、英乃海、志摩ノ海、日翔志の4人が並んでいました。
12日目の20日は先に取組のあった英乃海と志摩ノ海、それに日翔志の3人が敗れたあと草野が幕内経験者の狼雅と対戦しました。
草野は土俵際に押し込まれたものの粘りを見せ、最後は「下手投げ」で勝って初日から12連勝とし初優勝を決めました。
十両で12日目に優勝が決まるのは、昭和52年春場所の琴乃富士以来、48年ぶりで、1場所15日制が定着した昭和24年夏場所以降では3人目です。
伊勢ヶ濱部屋の草野は熊本県宇土市出身の23歳。
おととしの学生横綱で去年5月の夏場所で幕下最下位格付け出しとして初土俵を踏みました。
十両に初めて昇進した今場所は、右四つを中心とした力強い相撲で白星を重ね、1場所15日制が定着した昭和24年夏場所以降では、これまで最長だった初日からの9連勝の記録を更新していました。
草野は「勝てば優勝というのは頭にあり今場所で一番緊張した。夢中で取組を覚えておらず、体が動いていた。優勝を決めて一安心で、うれしい。全勝優勝も少し意識するが、1つずつ勝つだけだ」と心境を話しました。
今後の目標については「しっかり稽古をしてまずは幕内に上がりたい」と意気込みを示していました。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2025/03/20 20:25:36