
インド“パキスタン支配地域攻撃” 軍事行動 激化に懸念強まる
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2025年5月7日 12時17分
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インド政府は7日、パキスタンとの係争地、カシミール地方のうち、パキスタンが実効支配する地域などにあるイスラム過激派組織の拠点を攻撃したと発表しました。
パキスタン軍は、この攻撃で子ども1人を含む8人が死亡したとして報復を表明し、核保有国どうしの間で軍事行動がエスカレートしないか懸念が強まっています。
目次
国際部 清水デスク解説
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インド国防省は、インド軍が、インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方でパキスタンが実効支配する地域などに攻撃を行ったと現地時間の7日午前1時半過ぎに発表しました。
標的はパキスタンのイスラム過激派組織の拠点、9か所だとしています。
一方、パキスタン軍は、インド側がカシミール地方のパキスタンの実効支配地域やパキスタン東部のパンジャブ州のあわせて6か所を攻撃し、子ども1人を含む8人が死亡したほか、35人がけがをしたと主張しています。
カシミール地方では4月22日、インドが実効支配する地域で、インド人観光客ら26人が銃撃されて死亡する事件があり、インド政府は、テロ事件としてパキスタン側の関与を主張し、報復攻撃を辞さない強い姿勢を示していました。
これに対してパキスタン政府はテロへの関与を否定し激しく反発していました。
今回の攻撃について、インド軍はテロ事件への報復攻撃だとしていて、過激派組織の拠点に限定したもので、市民には被害はないと主張しています。
これに対し、パキスタン側は、攻撃された場所はすべて民間人が住んでいる地域でインド側の主張は誤りだと強く非難しています。
パキスタンのシャリフ首相は声明で「パキスタンは、インドが押しつけたこの戦争行為に対し、相応の対応をとる権利がある」などとして、報復を表明し、パキスタン空軍がインド軍の戦闘機を撃墜したとの情報も伝えられています。
インドとパキスタンはいずれも核保有国で、今後、両国の間で軍事行動がエスカレートしないか懸念が強まっています。
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2025/05/07 12:27:15