相馬野馬追 最終日「神馬」捕らえ奉納する神事 福島 南相馬
05月26日 11時48分
相馬地方伝統の祭り「相馬野馬追」は26日最終日を迎え、馬を奉納して地域の安寧を願う「野馬懸」の神事が南相馬市で行われました。
1000年以上続くとされ国の重要無形民俗文化財に指定されている「相馬野馬追」はことし、20歳未満の未婚とされていた女性の参加条件が撤廃されて、24日から開かれました。
26日最終日を迎え、南相馬市小高区の神社では馬を奉納して地域の安寧を願う神事「野馬懸」が行われ、条件の撤廃で新たに参加した女性らを含む騎馬武者およそ100人が集まりました。
この神事は野生の馬を人々が追い込み、捕らえて奉納する古来の野馬追のなごりをとどめているとされています。
騎馬武者たちはほら貝の音を合図に、くらや手綱などの馬具を付けていない「裸馬」と呼ばれる3頭を追い立て、境内に続く坂道を一気に駆け上がりました。
そして柵の中に入った馬を、白装束の男たちが素手で捕まえると、見物客から拍手と歓声が送られていました。
捕まえた馬のうち1頭は「神馬」として奉納され、ことしのすべての行事が締めくくられました。
埼玉県から訪れた30代の男性は「裸の馬を追いかけるようすを初めて見ました。馬にかけている地元の人の想いが伝わってきて感動しました」話していました。
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2025/05/26 12:28:14