
10年以上河川敷に…放置車両撤去を 地元町内会申し入れ、福島・摺上川
2025/06/11 09:06
福島市瀬上町の摺上川河川敷に、10年以上前から車両が放置されている。景観や生活環境に悪影響を与えているとして、地元町内会が河川管理者の国に撤去を申し入れているが、いまだ撤去には至っていない。
町内会によると、車両は国道4号瀬上橋と県道国見福島線の間の摺上川河川敷に、東日本大震災前から放置されている。以前は人が生活していたようだが、現在はドアが壊れ、ガラスも割れた状態で放置されており、地元の2町内会が2022年ごろから、市を通じ継続的に撤去を申し入れている。
これに対し、河川管理者の国土交通省福島河川国道事務所は「放置車両所有者の身分の把握調査などに取り組んでいる。現地に警告看(移動要請)を設置し、放置車両の撤去に向けて所轄署や市と連携し進めていく」と回答している。
関係者によると、同事務所は車両の所有者や身内を把握し移動を求めているとみられるが、撤去には至らず、長年放置されたままの状態が続いている。国が所有者に代わって撤去する「簡易代執行」の方法もあるが、この制度は所有者が不明の場合が前提条件となるため、難しいとみられる。
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2025/06/11 12:46:28