
林家木久扇、来年3月に「笑点」卒業へ「座布団の芸も新しい人にバトンタッチします」24時間テレビで生発表
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8/27(日) 18:31配信
スポーツ報知
コメンテーター
西条昇
補足『24時間テレビ』内で林家木久扇さんの『笑点』大喜…解説を見る
「笑点」卒業を発表した林家木久扇
85歳の落語家・林家木久扇が27日、「24時間テレビ46 愛は地球を救う」内の「チャリティー笑点」生放送中に来年3月をもって日本テレビ系演芸番組「笑点」(日曜・後5時半)の大喜利レギュラーを卒業すると発表した。
【写真】2000年以降の笑点メンバー変遷
木久扇は「わたくし、林家木久扇は来年の3月をもって『笑点』を卒業したいと思います」と発表。「芸というものは次の世代にバトンタッチしなくちゃいけません。私の座布団の芸も新しい人にバトンタッチいたします。今年の『24時間テレビ』のテーマは『明日のために、今日つながろう。』なので、私も背中を押された」と語った。
近年は桂宮治、春風亭一之輔と40代の大喜利メンバーが新加入。「大変面白くなってまいりました。私の(後任の)1枚が加わって、また新しい風が吹いて、笑点がうんと面白くなります」と世代交代の必要性を主張。「と言ったって、わたくしはやめたわけではない。『笑点』になにかあれば駆けつけますし、高座でも落語を続けてまいります」とこれからも噺家(はなしか)として活動していくことを宣言。最後に「そういうわけで、昇太(司会の春風亭昇太)さん、2000万円ください」としっかりジョークで落としていた。
木久扇は現役最古参で歴代最長の「笑点」メンバー。番組スタート2年目だった1967年10月の「若手大喜利」に初出演し、2年後の69年11月にレギュラー昇格。半世紀以上にわたり、大喜利メンバーとして笑いを届けてきた。
初代司会・立川談志さんから6代目司会・春風亭昇太まですべての司会者を見届けてきた大喜利の生き字引だ。黄色の着物にオバカキャラがトレードマーク。「木久蔵ラーメン」などの鉄板ネタも多数だ。77年10月、大喜利で「いやんばか~ん んふ~ん、そこはお乳なの」という歌詞の脱力ソングを披露したところ、子どもに大ウケ。レコード「いやんばか~ん…」は15万枚を超すヒットを記録した。
プライベートでは胃がん、喉頭がんと過去2度のがんを克服した。21年5月には自宅で転倒し左大腿(だいたい)骨を骨折したが、全治3か月のところを1か月で復帰する鉄人ぶりを発揮し驚かせていたが、復帰後は大事はとって座布団には正座せず、椅子に座って大喜利や高座などに参加していた。
◆林家 木久扇 (はやしや・きくおう)1937年10月19日、東京都生まれ。85歳。60年に桂三木助に弟子入りし「桂木久男」で落語界入り。三木助没後の61年、林家正蔵門下へ移り「林家木久蔵」を名乗る。65年に二ツ目、74年に真打ち昇進。2007年9月、長男の林家きくおの「木久蔵」襲名に伴い木久扇に改名。14年7月には初期の喉頭がんの手術を受けた。十八番に「彦六伝」など。出ばやしは「宮さん宮さん」。
Posted at 2023/08/28 12:31:17 | |
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