
新年度予算案 衆院本会議で可決 年度内に成立へ
2024年3月2日 17時46分
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一般会計の総額が112兆円余りとなる新年度予算案は、衆議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党などの賛成多数で可決され、参議院に送られました。予算案は憲法の規定により年度内に成立することになりました。
目次
参院予算委 4日と5日に質疑
衆院予算委 賛成多数で可決
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参院予算委 4日と5日に質疑
衆院予算委 賛成多数で可決
2日昼すぎ
きょう午後 衆院採決で合意 年度内の成立確実に
自民 御法川国対委員長代理「ギリギリのところで交渉」
立民 安住国対委員長「ある程度取れるものは取った」
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一般会計の総額が112兆円余りとなる新年度予算案は、採決をめぐる与野党の攻防が1日夜の11時半ごろまで及んだことから、土曜日の2日、衆議院予算委員会で可決された後、衆議院本会議で採決が行われました。
土曜日の日中に審議が行われるのは異例です。
採決に先立つ討論で、自民党の上野賢一郎氏は「能登半島地震の被災地の復旧復興への切れ目ない対応や物価高に負けない賃上げの実現に向けた対応を最大限図るため、予算案の速やかな成立が求められる」と述べました。
一方、立憲民主党の伊藤俊輔氏は「物価・賃上げ促進予備費を1兆円計上している。必要性や合理性が十分に説明できない予備費は、財政民主主義の観点から一刻も早く正常化すべきで、予算案に断固反対する」と述べました。
このあと記名投票による採決が行われ、自民・公明両党などの賛成多数で可決され、参議院に送られました。
立憲民主党、日本維新の会、共産党、国民民主党、れいわ新選組などは反対しました。
予算案は衆議院を通過すれば憲法の規定により、参議院で採決が行われない場合でも30日がたてば自然成立するため、年度内に成立することになりました。
予算案は来週から舞台を参議院に移して審議が行われます。
参院予算委 4日と5日に質疑
参議院予算委員会の理事懇談会が開かれ、4日と5日の2日間、岸田総理大臣とすべての閣僚に出席を求めて質疑を行うことを決めました。
衆院予算委 賛成多数で可決
衆議院予算委員会は、一般会計の総額が112兆円余りとなる新年度予算案の採決をめぐる与野党の攻防が、昨夜の11時半ごろまで及んだことから、土曜日の2日、岸田総理大臣らに出席を求め、1日にできなかった分の質疑を行いました。
締めくくりの質疑で立憲民主党の石川香織氏は「土曜日朝からの異例の予算委員会は、そもそも自民党が政治資金問題の『脱税疑惑』を真正面から説明してこなかったことが混乱のもとだ。強引に進めようとする予算審議の道筋は身勝手極まりない」と指摘しました。
これに対し岸田総理大臣は「1兆円に倍増した予備費には、被災地での仮設住宅の引き渡し時の費用など、年度明け早々直ちに執行が想定されるものも含まれている。被災自治体からも早期の衆議院通過の要望が多く寄せられており、年度内成立をぜひお願いしたい」と強調しました。
このあと予算案の採決が行われ、自民・公明両党の賛成多数で可決されました。
立憲民主党、日本維新の会、共産党、国民民主党などは反対しました。
予算案は、衆議院本会議でも賛成多数で可決されて参議院に送られる運びです。
予算案は、衆議院を通過すれば憲法の規定により参議院で採決が行われない場合でも30日がたてば自然成立するため、年度内の成立が確実になりました。
Posted at 2024/03/02 18:13:20 | |
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