暑さしのぐ休憩スペース「ふくしま涼み処」県内1200か所余
06月03日 13時41分
暑さが厳しくなる季節を前に、福島県は今月から県内の公共施設や店舗1200か所余りに、一時的に暑さをしのぐために、誰もが休憩できるスペース「ふくしま涼み処」を設けました。
福島県が1日から設けた「ふくしま涼み処」は熱中症対策として一時的に暑さをしのぐために誰でも利用できるスペースで、先月末時点で市役所などの公共施設やスーパー、それにドラッグストアなどの店舗1246か所が登録されています。
このうち福島市役所では避暑に訪れた人が休憩できるようソファーや机が並べられ、水分補給のための給水器も設けられています。
水筒やボトルを持参すれば、この給水器から自由に飲み水をくんでよいということです。
福島市危機管理室の高橋千裕主査は「熱中症対策として、こまめな水分補給と合わせて涼み処も活用してほしい。ぜひ多くの方に気軽に利用してほしい」と話していました。
「涼み処」は、この夏の暑さの状況をみながら9月まで設けられる予定で設置場所は福島県のウェブサイトから確認できます。
福島県のまとめによりますと、去年5月から9月までの夏場の5か月間で過去最も多い1840人が熱中症で救急搬送されました。
このうち、医師がみた時点で死亡していたのは4人、重症は37人にのぼります。
また、搬送された患者のおよそ6割は65歳以上の高齢者でした。
県は水分補給はこまめに行うこと、エアコンや扇風機をためらわずに使うことなど、注意を呼びかけています。
Posted at 2024/06/04 00:34:03 | |
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