
お盆休み最終日 全国各地の動きまとめ
2024年8月18日 17時58分
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「お盆休みもきょうで終わり」
「あしたから仕事」
という人も多いのではないでしょうか?
地震や台風の影響で、予定の変更を余儀なくされた方もいるかと思います。
みなさんはことしのお盆休み、どう過ごされましたか?
(8月18日の各地の動きをまとめています)
目次
JR金沢駅 Uターンで多くの人
奈良 大和郡山 金魚すくいの腕前競う全国大会
目次
JR金沢駅 Uターンで多くの人
奈良 大和郡山 金魚すくいの腕前競う全国大会
NEW
岩手 二戸 休耕田でどろんこバレーボール
鳥取「米子がいな祭」で「万灯」に触れて楽しむ
山形 鶴岡 「だだちゃ豆」の収穫体験
東京 渋谷 「夏の風物“止”展」で温暖化について考える
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JR金沢駅 Uターンで多くの人
JR金沢駅の北陸新幹線の改札やホームにはスーツケースやお土産の袋を持った人たちが次々と訪れ、見送りに来た家族や親せきとの別れを惜しんでいました。
祖父母の元を訪れていた男の子は、「おじいちゃんとおばあちゃんの家やプールに行って楽しみました。小松市で見たブルドーザーは大きくてびっくりしました」と話していました。
見送りにきていた祖父は「来年の正月にまた元気に会えるのを楽しみにしています」と話していました。
金沢市の実家に子どもとともに帰省していた女性は「観光施設の『トレインパーク白山』に行ったことが1番の思い出です。久しぶりに実家に帰ってみんなでゲームをして盛り上がりました」と話していました。
JR西日本によりますとことしはお盆の期間が平日と重なったことや、台風の影響で予定を変える人が多かったことから、Uターンの混雑は分散されたということですが、18日午後に東京方面へ向かう北陸新幹線の指定席はほとんどの列車で満席となっています。
奈良 大和郡山 金魚すくいの腕前競う全国大会
全国有数の金魚の産地、奈良県大和郡山市で、金魚すくいの腕前を競う全国大会が18日開かれました。
この大会は、金魚の養殖が盛んな大和郡山市などが「金魚のまち」をアピールしようと平成7年から開いていて、29回目のことしは、全国各地から1700人あまりが参加しました。
大会は、3人1組で競う団体戦と一般と小・中学生の2つの部門の個人戦が行われ、それぞれ3分間にすくう金魚の数を競います。
会場では午前中、181チームが参加した団体戦が行われ、各チームのメンバーがおよそ1000匹の金魚が入った水槽を囲み、スタートの合図とともに丸い枠に和紙をはった「ポイ」という道具を操りながら次々と金魚をすくっていました。
地元の50代の女性のチームは「日頃の練習の成果が発揮できました」と話す一方、兵庫県から参加した家族は「初めて参加しましたが、1匹しかすくえませんでした。素人が参加する大会ではないと実感しました」と話していました。
団体戦は1回戦を勝ち抜いた25チームで決勝を行った結果、合計79匹の金魚をすくったチームが優勝しました。
NEW
岩手 二戸 休耕田でどろんこバレーボール
水を張った休耕田で泥だらけになりながらバレーボールを楽しむ催しが岩手県二戸市で開かれました。
この催しは、岩手県二戸市にある金田一温泉を広く知ってもらおうと、地元の有志でつくる実行委員会が5年前からこの時期に開いています。
18日は、休耕田に金田一温泉の源泉を流し込んでつくった特製のバレーボールのコートに、地元や東京などから8チームのおよそ50人が集まりました。
参加した人たちは、ぬかるんだコートに足を取られて戸惑う場面もありましたが、慣れてくると、泥に飛び込んでレシーブをするなど、全身泥だらけになりながらボールを追いかけていました。
優勝したのは地元の中学校のバレーボール部員でつくるチームで、チームの代表の生徒は、「いつものコートと違って難しいですが、楽しかったです」と話していました。
また、千葉県から参加した女性は「いろいろな人と交流できて楽しかったです」と話していました。
主催した実行委員会の久慈浩介実行委員長は「大人になると泥だらけになる機会が少ないので楽しいです。これからも『泥んこバレー』を続けて二戸市を盛り上げたい」と話していました。
鳥取「米子がいな祭」で「万灯」に触れて楽しむ
山陰を代表する夏祭りの一つ、「米子がいな祭」が鳥取県米子市で開かれ、最大の呼び物の「がいな万灯」が行われました。
「米子がいな祭」は、「大きい」という意味の方言「がいな」から名付けられた夏祭りで、51回目のことしは、17日からJR米子駅前を中心に開かれています。
17日夜は、はっぴ姿の人たちがちょうちんを飾りつけた竹ざおを担いで街を練り歩く「がいな万灯」が行われました。
35チームの担ぎ手が「万灯」を額や腰に乗せながら、傘や扇子を出して広げる大技などを披露すると観客が拍手を送っていました。
ことしは、観客に「万灯」に触れてもらう時間が設けられ、子どもたちが実際に竹ざおを持ったり、ちょうちんに触ったりして楽しんでいました。
11歳の女の子は「みんなで盛り上がって楽しかった。万灯をやりたくなりました」と話していました。
また、「万灯」の担ぎ手を務めた地元の男性は、「先人から引き継いできたがいな万灯が米子の地にしっかりと根づいてほしいと思います」と話していました。
「米子がいな祭」は、18日午後7時半から米子港で500機のドローンが夜空に模様などを描くショーと花火大会が行われ閉幕します。
山形 鶴岡 「だだちゃ豆」の収穫体験
山形県鶴岡市で栽培されている特産の枝豆、「だだちゃ豆」の収穫を体験する催しが開かれました。
「だだちゃ豆」は山形県鶴岡市で江戸時代から栽培されている強い甘みと濃厚な味わいが特徴の枝豆でこの時期は、主力品種の「白山」が収穫時期を迎えています。
地元の農事組合法人は、「だだちゃ豆」の収穫を体験できる催しを8年前から開いていて、18日は、親子連れなどおよそ40人が集まりました。
会場となった布目地区にある畑では午前8時すぎから、参加した人たちが根っこから引き抜いて豆をもぎ取る方法を生産者から教わりながら収穫していました。
鶴岡市では先月25日の記録的な大雨で、「だだちゃ豆」を栽培する多くの畑が水につかり、一部が出荷できなくなる被害が出ましたが、「白山」はおおむね例年並みの収穫量を見込んでいるということです。
大阪から参加した60代の男性は「毎年来ています。おいしいので食べるのが楽しみです」と話していました。
催しを開いた農事組合法人の小池貢代表理事は「だだちゃ豆は甘味がじわじわ出てくるので帰省した人たちにぜひ味わってほしい」と話していました。
東京 渋谷 「夏の風物“止”展」で温暖化について考える
記録的な猛暑が続く中、地球温暖化の影響について考えてもらおうと姿を変えつつある夏の風物詩を紹介する催しが東京・渋谷区で開かれています。
これは身近なことから地球温暖化や再生エネルギーの活用について考えてもらおうと環境NGOの「WWFジャパン」が企画したものです。
渋谷区の会場には、猛暑の影響を受けて姿を変えつつある夏の風物詩として夏祭りや学校のプール、そして、高校野球のルールなどがパネルで紹介されています。
また、この夏も高値となっているキュウリやトマトなどの夏野菜も展示されていて、このまま温暖化が進めば、将来十分に楽しめなくなるかもしれないとのメッセージが添えられています。
さらに、会場には来場者がメッセージを書き込むコーナーが設けられ、「日本の夏の文化を守るために太陽光発電を増やしてほしい」といった意見が寄せられていました。
都内の小学5年生の女の子は「海で遊ぶのが好きなので、温暖化で砂浜がなくなってしまわないようにしてほしい」と話していました。
また、横浜市の60代の女性は、「改めてこんなにいろいろなことが影響を受けているのかと驚きました」と話していました。
「WWFジャパン」の吉川景喬さんは、「身近なことから地球環境や再生エネルギーについて考えてもらうきっかけになれば」と話していました。