ラーメンは山形市 餃子は浜松市が日本一 家計調査【動画も】
2025年2月7日 17時30分
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総務省は7日、全国の県庁所在地などを対象に行った去年1年間の家計調査の結果を発表しました。
山形と新潟が争うラーメンにかける外食費用や、長年、浜松市と宇都宮市が日本一をめぐって激しい争いを繰り広げてきた餃子の購入額など、まとめました。
目次
【餃子】浜松市 2年連続の日本一
【喫茶代】岐阜市 5年連続の日本一逃す
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【餃子】浜松市 2年連続の日本一
【喫茶代】岐阜市 5年連続の日本一逃す
【豆腐】沖縄市が1位 “豆腐のまち”盛岡市2位
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【ラーメン】山形 3年連続の日本一
ラーメンにかける外食費用は山形市が3年連続の日本一となりました。
ラーメンなどの「中華そば」で、去年1年間にかけた外食費用は、山形市が1世帯あたり2万2389円と過去最高額となり、2位の新潟市に6097円の差をつけ、3年連続の日本一を達成しました。
7日午前8時半に結果が発表されると、山形市役所では佐藤孝弘市長や市内のラーメン店主らがくす玉を割ったあと、ふるまわれたラーメンを食べ、喜びもかみしめていました。
山形市やラーメン店などで作る協議会は、2023年「ラーメンの聖地」を宣言し、PR活動を進めており、ラーメン店の鈴木敏彦さんは「店舗や市が一体となって取り組んできた結果だ」と話していました。
また、山形市は「日本そば・うどん」も去年の5位から躍進し、高松市に次いで2位になっています。
山形市の佐藤市長は「1位の高松は大半がうどんなので、そばの消費額は、実質1位なのではないか。そばがブランド化され、多様な種類のそばもあるので全国の皆様にも知ってほしい」と話していました。
【ラーメン】3年連続2位 新潟市は
新潟市は去年の調査でラーメンにかけた外食費用が2年連続で山形市に次ぐ2位になっていて、2021年以来の1位を奪還できるか、市の職員やラーメン店の店主らが市役所で発表を見守りましたが、山形市に及ばず、3年連続で2位になりました。
新潟市は去年から、市内のラーメン店をめぐると抽せんで景品があたるキャンペーンを行うなどラーメンの消費拡大に取り組んでいて野島副市長は「山形市とは差が開いたが2位はすばらしい結果だ。多くの人に新潟のラーメンを味わってほしい」と話していました。
また、市内のラーメン店の店主、石黒純一さんは「県内外からもっと新潟のラーメンを食べにきてもらえるよう取り組みたい」と話していました。
【餃子】浜松市 2年連続の日本一
ご当地グルメの「浜松餃子」で知られる浜松市が、ライバルの宮崎市と宇都宮市を抑え、2年連続の日本一になりました。
2024年、1年間の外食や冷凍食品を除く餃子の1世帯あたりの購入額は1位の浜松市が4066円、2位の宮崎市が3517円、3位の宇都宮市が2801円と浜松市が2年連続で日本一になりました。
家計調査の餃子の購入額は、長年、浜松市と宇都宮市が日本一をめぐって激しい争いを繰り広げ、2015年以降の10年間で日本一に輝いた回数は浜松市が6回で最も多くなっています。
浜松市役所の観光・シティプロモーション課では7日午前8時半、緊張感に包まれる中、静かに結果が発表され、職員からは拍手がおきました。
澤田吉延担当課長は「餃子を愛する市民の皆さんが多く、非常にうれしい。今後も他都市と協力して盛り上げていき、浜松の餃子を全国の人にも食べてもらいたい」と話していました。
浜松市浜名区の井伊谷小学校では、給食で揚げギョーザがふるわれました。
給食の担当者によりますと、子どもたちに地元の「浜松餃子」を知ってもらいたいと「浜松餃子」の特長のひとつ、キャベツを多めに入れて包んだということです。
2年生の教室では、「いただきます」のかけ声とともに給食を食べ始めると、子どもたちは時折笑顔をみせながらギョーザを口いっぱいにほおばっていました。
ギョーザを食べた女の子は、「パリパリしていておいしい。家族みんなが好きなので1週間に2回ぐらいギョーザを食べます」と話していました。
【餃子】宮崎市 購入頻度で5年連続の日本一
去年1年間の餃子の購入頻度で宮崎市は5年連続の日本一となりました。
一方、購入額については去年と同じく浜松市に次いで全国2位で、“2冠”とはなりませんでした。
ギョーザの購入頻度 宮崎市が5年連続の日本一 購入額は2位
【餃子】宇都宮市 前年に続いて3位
「餃子のまち」として知られる宇都宮市は、1世帯あたりの餃子の購入額が、前年に続いて3位となりました。
市内の専門店が加盟する宇都宮餃子会は、「この調査結果にとらわれず、味と信頼で日本一を目指したい」としています。
ギョーザ購入額 宇都宮市は前年に続き3位
【喫茶代】岐阜市 5年連続の日本一逃す
岐阜市は2020年から4年連続で「喫茶代」の支出額が全国1位でしたが、2024年は5位となり、5年連続の日本一とはなりませんでした。
▽1位 東京23区 1万5566円
▽2位 名古屋市 1万4897円
▽3位 千葉市 1万4523円
▽4位 横浜市 1万3597円
▽5位 岐阜市 1万3536円
日本一を逃したことについて、岐阜市に事務所がある岐阜県喫茶組合では、残念がる声が聞かれました。
岐阜市内には個人経営の喫茶店が多く、物価が上昇する中でも値上げをためらう店が少なくないということです。
このため組合では、今回、値上がりしても利用する人が多い大都市が上位を占めたのではないかと分析しています。
県喫茶組合の牧野義春副理事長は「1位を逃したことは残念ですが岐阜の人にとって喫茶店はなくてはならない場所です。次はリベンジしたいと思います」と話していました。
【豆腐】沖縄市が1位 “豆腐のまち”盛岡市2位
盛岡市は2018年と2019年の調査で2年連続で豆腐の支出金額が日本一となり、“豆腐のまち盛岡”を掲げていましたが、返り咲くことはできませんでした。
▽1位 那覇市 7650円
▽2位 盛岡市 7137円
盛岡市は豆腐の支出金額 5年連続2位
Posted at 2025/02/07 18:58:33 | |
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