アニメーション監督 高畑勲さん生誕90年で展示会 東京 港区
2025年6月26日 17時56分
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7年前に亡くなったアニメーション界の巨匠、高畑勲さんがことし生誕90年となるのにあわせ、半世紀に及ぶ創作活動を振り返る展示会が27日から都内で始まります。
高畑勲さんは「アルプスの少女ハイジ」や「火垂るの墓」など、数々の名作を手がけた日本を代表するアニメーション監督で、2018年に82歳で亡くなりました。
ことし生誕90年となるのにあわせ、27日から都内で展示会が始まるのを前に内覧会が行われました。
内覧会に先立って行われた式典では、高畑さんの長男の耕介さんがあいさつし、「父の作品は甘さが控えめで、爽快感が得られるとはかぎらないものですが、味わい深く、今も色あせないと思っています。懐かしかったり、おもしろかったりする“何か”を見つけていただき、改めて作品を楽しんでほしいです」と述べました。
会場には、高畑さんが手がけた「アルプスの少女ハイジ」や「赤毛のアン」など、おなじみの作品の背景画や原画、セル画などが作品ごとに展示されています。
このうち「おもひでぽろぽろ」のコーナーでは、声優を務めた俳優のさまざまな表情のスケッチが紹介されていて、実際の俳優の顔をアニメに反映させていたことがわかります。
このほか、戦後80年となることしは、映画「火垂るの墓」のコーナーが、ほかの作品よりも展示数を多くするなど、力を入れているということです。
「高畑勲展 ー日本のアニメーションを作った男。」は、東京 港区の麻布台ヒルズで9月15日まで開かれています。
Posted at 2025/06/26 19:34:10 | |
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