2009年12月27日
RomRaiderのロガー定義ファイルを改良する
早くECUを弄りたいの山々だが、自分のECUに適合したロガー定義ファイルはまだない。また、定義ファイルもいつ更新されるか分からないので、最新のロギング定義ファイル( Logger definitions (0.3.5b 10-02-09))元に手を加えてみた。
ロガーの定義ファイルは、ECUの定義ファイルよりぜんぜん小さいファイルだが、それでも物理行で47,387行にもなる。今回、全行にすべて目を通し、どの行に何が記載されているかを調べて整理することから始めた。
ロガーの定義ファイルは、次のような構成になっている。なお、カッコ内の行数は宣言文やコメント文を除いた行番だ。
1. Standard parameters(7-570行)
ストアアドレスが決まっており、どのECUでも共通な基本項目。項目数は合計で91項目ある。
2. Calculated parameters(572-622行)
基本項目を元に計算された項目で以下の4項目になる。
2-1 Engine Load (Calculated)
MAFとエンジン回転数から計算したもの。
2-2 Fuel Consumption
MAF、速度、そしてAF値(フロントO2センサー値)から計算したもの
2-3 Injector Duty Cycle
インジェクターパルスとエンジン回転数から計算したもの
2-4 Manifold Relative Pressure (Corrected)
SSM(Subaru Select Monitor)では、相対圧力の上限値が約1.28kgf/cm2になっている。そのため、この項目では「Manifold Absolute Pressure」から「Atmospheric Pressure」を引くことで、約1.57kgf/cm2まで拡張したたものになる。ただし、実際の上限値は地域によって異なるが、最大で約2.6kgf/cm2になる。
2. Switches(623-692行)
クラッチのON/OFFやブレーキのON/OFFなどの項目。合計で69項目。
3. Extended parameters(693-47,387行)
ECUによって読み出しアドレスが違うもので全部で124項目もあった。合計数はECU IDから数えたが、よく見るとダブった項目もあるので、それらをまとめればもっと少なくなると思う。
以上のような構成になっているのだが、もちろん手を加えたのは「Extended parameters」だ。手始めにGRBのB型を参考に同じアドレスで追加してみた。ただ、ディスアセンブルしたデータと比較して見ると、違うアドレスもありそうである。この辺はメイク&トライで試してみるしかなさそうだ。
それにしても全行を見ながらExcelに項目やアドレスを書き出したら疲れた…
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Posted at
2009/12/27 21:14:50
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