
昨日の続き…
前々から疑問に思っているのが、AF Learning D(AFL-D)の変化だ。Learning Viewで小まめにチェックしているのだが、AFLレンジのA~Cには変化があるのに(O2センサーのフィードバックがあるのでこのレンジは変化するのが一般的)、いまだにAFL-Dは0%のままで変化がない。昨日の
「ECUの学習からの考察-1」で、AFLの値が0%であればバランスが取れた状態と言ったが、自分の場合は燃調もかなり変更しているので、多少の変化はあるのではないかと思っている。
ここでMAFに着目してみる。
ここで説明するMAF(吸入空気量)とは、エアフローセンサーで測定された電圧値(Mass Airflow Sensor Voltage)を元にしたMAFマップ(Maf Sensor Scaling)の値のことだ。
このMAFマップは、リニアな電圧に対応できるようにMAF値が細かく設定されている。セル数は全部で54個あり、そのうちAFL-Dに関係するセル数は26個にもなる。
言い換えれば、この26個のセルはOpen Loop領域のほぼ全体に関わっていることになる。範囲が広いということは、AFL-Dの補正係数によっては、影響を及ぼす範囲が広くなるということだ。画像は論理的なMAFを示したマップになるが、ピンクの部分がAFL-Dに関連する部分になる。
つまり、ある許容範囲に合った燃調であれば、補正は入らないんじゃないかと思うのである。
それでは、ある許容範囲はどのくらいかというと不明である。実はこの許容範囲を調べようと思って、先週の日曜日に走りに行ったのだが、なぜかログが取れなかった。いづれロギングして分析したいと思う。
ところで、以前
「MAFのロギングと変更」でClosed Loop領域に相当する範囲のMAF値も変更してみたが、どうやらAFL-Dに影響することはないようだ。
Posted at 2009/07/27 17:03:16 | |
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