
このソフトウェアの存在は前から知っていたのだが、なかなか試すことがないままでいた。やっと今日ほんの少しだけ試すことができたので、簡単に紹介してみたいと思う。
「SSM Suite」は、RomRaiderと同じように.
.Net SSMがGPLで配布しているSSM(Subaru Select Monitor)アプリケーションである。
SSM Suiteは、
「Lumberjack」と
「SawMill」という2つのアプリケーションで構成されている。まずLumberjackの方だが、RomRaiderのロガーとほぼ同様な機能を持つアプリケーションだ。一方、SawMillはダッシュボード機能に特化したアプリケーションになる。
自分にとってLumberjackの方は別にどうでもいいのだが、SawMillはMAFデータやノッキングデータををリアルタイムにビジュアル分布図として見ることができるので興味があった。RomRaiderでもロギングしたデータからExcelでグラフや分布図を作成することはできるが、SawMillは何も加工せずにダイレクトに見れることが特徴だ。
ビジュアル分布図として見れるのは、MAF、Load、AFR、Compressorの4つ、そして統計分布図として見れるのは、Knock、Boost、VE、IVEの4つになる。他にもダッシュボード機能として見れるものもあるのだが、まだそこまでは調べていない。
このような特徴を持ったSSM Suiteだが、ソフトウェアの完成度はイマイチなのである。まずLumberjackの方だが、ロギングデータを保存する場所を指定するためのボタンを押すと、例外処理だという警告が表示され、保存場所がデフォルトから変更できない。そしてSawMillの方は、先にConfigを設定しておかないとまともに起動しない。正確に言えば、まずCOMポートを設定しろというメッセージが表示され、その後ダミーのデータが表示される。そこでConfigを書き換えて起動すると、例外処理の警告メッセージが表示されて全く起動できないのである。最初は、Configの設定が悪いのかと思って何度かいろいろ書き換えてやってみたのだが、その後も全く起動できなかった。仕方ないので再インストールして、先にConfigを書き換えて起動したら、今度は問題なく起動できた。
後からRead Meを読んだら、SawMillを使う前にConfigを修正してから使ってねと書いてあったが、普通、後からConfigを書き換えても起動はするだろうと突っ込みたくなるような感じだ。
とりあえず動作確認ができたので、来週にでも詳しく調査してみたいと思う。
Posted at 2009/03/08 17:31:53 | |
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