2015年10月14日、釣りの二日目です。
この日も5時前に起きて、食事後ランニング。今度はルシンダ港まで足を延ばしてみました。すると堤防で何人も釣りをしています。餌を使った投げ釣りのようでしたが、グランターという魚が釣れていました。後でトッドに聞いたところ、ホイル焼きにするとおいしいらしいです。40cmくらいあったので、いいサイズですね、と話しかけたら、こんなのまだまだ小さいよ!って言ってました。
部屋に戻ってシャワーを浴び、6時半にボートランプに向かい、トッドと落ち合いました。この日は、沖合に出てリーフフィッシングです。これまでのボートはバスボートだったのですが、今日の船は沖合用の船です。しかし思っていたより小さい船でした。強風の時は出船できないので、リーフフィッシングに行けるのは天候次第と事前に聞いていたのも頷けます。
幸いこの日は少し風とうねりがありましたが、大丈夫とのことで、リーフフィッシング初挑戦となりました。ボートランプから1時間ほど走り、沖合に向かいます。当然なにもない沖合でしたが、GPSでポイントが記録してあるようで、目的の場所に到着して魚探をチェックすると魚の群れの反応が出ています。まずは100gのオーストラリア産ジグを借りて、底から高速巻きをするように指示がでます。しかし、この場ではアタリがなく、さらに沖に向けて次のポイントに走りました。
次のポイントに到着すると、再び魚探には群れの反応がでています。さらに少し離れたところではボイルが起きていて、バシャバシャやっています。鳥の数は少ないのか鳥山は立っていませんが少しだけ鳥も舞っています。トッド曰くツナの群れらしく、ジャンプする姿を見る限りキメジくらいのサイズがいっぱいいるみたいです。今回マグロキャスティングタックルは持ってこなかったので試せませんでしたが、この日のボイルぶりを見ると、キャスティングで挑戦したいところでした。
バスロッド+バス用ポッパーで試してはみましたが、ボイルしているところまで全然届かずでした。
しかし、この時ジギングで狙っていたトッドにヒット。いらないと言ったのにロッドを渡されたので、結構強烈な引きを感じつつ取り込むと、マッカレルツナ(Mackerel Tuna)でした。日本でいうスマガツオでしょうか。でも自分でかけていないので、ノーカウント。
これは自分で釣らなくてはと思い、再びエビングで挑戦。しかし、DRスティックには反応がありません。トッドがもう少し大きいサイズのワームにしてみてはと言ったので、バラマンディ用に用意したメガバスのレネゲードワーム(チャートバック)に交換。底から数回しゃくったところで、ガツン!とあたり、ドラグを鳴らしながらファイトして、あがってきたのはブラッドジャートレバリー(Bludger Trevally)というブリっぽい顔つきながらもトレバリーの名がついた魚でした。引きは強烈で楽しかったです。
続いて、ゴン!とヒットして、これまで以上の引きを味わいながら巻いてくると、あと10mくらいのところでふっと軽くなり、ハリスからスッパリ切られていました。
少しポイントを移動し、水深40mくらいのところにきました。魚探には20~40mの部分でかなりの反応がでています。引き続きエビングで狙うと、ガン!とあたり、さっきほどのサイズじゃないなと思いながらあげてくると、今度はティーリーフトレバリー(Tea Leaf Trevally)でした。様々なトレバリーが釣れて、かなり楽しいです。
さらに続けてもう一匹ティーリーフトレバリーをゲット。ちょっとサイズが小さくなりました。
またまた強烈なアタリがきましたが、巻いてる途中で軽くなり、今回もリーダーが切られていました。どうも途中でサメに食われてしまっているようです。そして再びアタリ、これも強烈な引きで今度こそと慎重にやり取りしていると、突然ドン!とさらなるショックが襲い、次には軽くなんの抵抗もなく巻けてきます。リーダーはもちろん切られていたのですが、天秤につけたジグもなくなっていました。天秤をよく見ると、スイベルからへし折られていました。ファイト中にエビングのジグの方にも食いついたみたいですが、スイベルをへし折って150gのロングジグを持ち去るなんてどんな怪物だったのでしょうか・・・
一方、トッドの方はジギングで40cmくらいのスキャッドを釣り上げたのですが、それを餌にしてさらなる大物を狙ってみると言います。何を釣る気?と思いつつ、自分の釣りに専念していると、トッドがヒット!と叫びます。え!と思いながら振り返ると、ドラグが鳴ってどんどんラインが出されていき、ついにはラインが切られてしまいました。たぶんブラックマーリンだろうと言っていましたが、そんなのまで釣れるの?とびっくりでした。実際ここでマーリンを釣り上げたこともあるそうです。
11時近くになり潮の流れが変わり、群れていた魚も散ってしまったようで、アタリもなくなりました。ここから40分くらいかかるがポイントを移動しようということになり、その途中にグレートバリアリーフの周りも通るようです。船が進むと、水面の色が変わり、水深も一挙に浅くなると、トッドが水中で写真を撮ってみたらというので挑戦してみると、確かにサンゴ礁が続いていました。
新たなポイントに着くと、水深50mくらいで、魚探に大物の反応がでているらしい。でもその頃にはラインブレイクが続いたので、日本から持ち込んだエビングタックルは底をつき、レネゲードワームは1パック使い切っていました。ジグを借りてやってみますが、ジギングになったとたん調子くるっちゃいました。しかし、その時トッドにヒット。またまた断るもロッドを渡されてしまいます。でもこれが半端なかった。これまでのも強烈な引きと思っていましたが、これは次元が違い、リールがまったく巻けない、全身でロッドを抑えないとロッドごと引き込まれそうになります。ポンピングをしようにもロッドを立てるだけでも一苦労の上、少しラインを巻いても、すぐにその倍は引きずりだされてしまう始末。そのうち、腕は疲れ腰も痛くなってきましたが、魚の方は疲れる気配が全然ありません。10分経ち、30分経っても状況は変わらず、もうヘロヘロでした。
さらに時間が過ぎて、ファイトから1時間経過した頃、ようやく少しづつラインを巻き取ることができるようになり、へとへとになりながらも、もう意地でファイトを続けます。ようやく水面から魚影がうっすらと確認できるようになると、かなりでかそうなのですがなにか変。トッドが水中で写真を撮ると、巨大なサメでした・・・
それで気が抜けたのか、フックオフしてしまいましたが、ルアーを見ると、フックは延ばされ、スプリットリングももう限界の状態でした。トッドが言うには、最初はかなりのサイズのトレバリーがヒットしたのが、ファイトに時間かかりすぎでサメに食われてしまった。途中からロッドに出る引きもおかしくなったのでサメだとわかったとのことでしたが、ファイト中はそんなことを感じる余裕もなく、ひたすら必死でした。
この後はぐったりして、しばらく動けませんでした。その後、トッドがスパニッシュマッカレルをヒットさせます。写真を取り忘れましたが日本でのサワラですね。これはおいしいよということで、レストランに持ち込み、夕食にいただくことになりました。
3時過ぎになり、帰りも時間がかかるので、ここで今日は終了。
部屋に戻り、魚の血で服が汚れたので、客用の洗濯機を使って洗濯。そうこうしているうちに時間になったので、レストランに行くと、料理された魚がでてきました。値段が21.5ドルだったので、高いと思ったのですが、色々な調理がされていて、ボリュームもあって納得。味はとってもおいしかったです。
結局、この日はかなり疲れた上に、バラシが多く、釣り上げたのは、
・ブラッドジャートレバリー 1匹
・ティーリーフトレバリー 2匹
の計3匹。いずれもエビングによるものでした。
来年は必ずギンバルを持ってこようと思いつつ、就寝。
Posted at 2015/11/06 00:13:55 | |
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釣り | 日記