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この日は東京湾は爆風予報だったためあきらめて、少し風が弱い予報だった鹿島でマゴチ狙いに行ってきました。風はたいしたことありませんでしたが、雨が終日降って、少し寒いくらいでした。

釣果の方もなかなかアタリがでず、船の真下でしゃくっていたらどんどんと当たって、ようやくかと思ったら小さいヒラメ。これはこれで嬉しかったですが。
ようやくゴンゴンとあたって、グッと合わせたらまさかのライン切れ。しかもいつも用意しているリールの予備を入れ忘れたみたいで、リーダーを組み直すのに時間を食われてしまいました。

最後に小さなマゴチを追加できましたが、ここで終了。帰るころには雨が上がったのは皮肉でしたが、なんとも厳しい釣行でした。

日本に帰国する日、帰りの飛行機の便はお昼ごろに出発のため、車で1時間くらいの場所にある釣り堀に行くことになりました。マングローブジャックなどをルアーやエサで狙うことができるようですが、ここでの狙いは巨大グルーパーです。料金はロッドの本数で計算されるらしいので、2本のロッドを共有して使います。GT用ロッドにでかいウキと巨大なフックをつけ、魚のぶつ切りをエサに足元に投げ込みます。


すぐに釣れるかと思いきや、なかなかアタリがでず、何度もエサを動かして誘いを入れていると、ウキがス～ッと沈み、思いっきり合わせるとヒット。フッキングした瞬間走り始め、ドラグがジージー鳴りますが、数分後には素直に寄ってきました。ガイドさん曰く、何度も釣られていて、すぐにリリースされるのがわかっているので、すぐにあきらめるそうです。とはいえ、寄ってきた魚は巨大で、ガイドさんが大きな青いかごですくってくれました。写真を撮ったら、即リリースです。



なかなか全員釣れず、時間ぎりぎりまで粘ってようやく全員キャッチしてホテルに荷物を取りに戻ろうとしたら、なんと途中でガス欠になり、高速道路の路肩で停止。幸いGrabですぐにタクシーを捕まえることができ、空港内を走って、なんとか飛行機に乗り込むことができ、日本に帰ってくることができました。

釣果はイマイチで、色々あった釣行でしたが、これはこれで面白かったです。

シリガンダを発つ日、桟橋から見た夜明けはとってもきれいでした。ゆっくり出発の準備をして、お世話になったホームステイ先の家の前で、日本人チーム、マレーシア人チーム、ホースステイ先のご主人、ガイドさん、運転手さんみんなで記念撮影。今回はとってもお世話になりました。

来るときにもオフロードの道から、舗装された道まで延々と走り続けましたが、帰るときもひたすら走ります。寝れたら良かったのですが、道が悪くて飛び跳ねるので寝ることもできません。


途中寄った町でランチを食べましたが、つい好奇心を出してテーブルに出ていた調味料を麺にかけたら激辛に激変！しばらく咳が止まりませんでした。


夕方にタワウ空港に到着し、手続きを済ませて搭乗口で待っていたら、いきなり停電。誰も騒いでいなかったので、よくあることなのでしょうか。

クアラルンプール空港に着いて、ここでマレーシア人チームとはお別れ。我々は近くのホテルに向かいますが、予約ミスなのかなんなのか予定の部屋数が確保されておらず、相部屋になってしまいましたが、疲れていたのですぐに就寝。

この地での釣りの最終日。夜中に激しい雨が降っていて、その音で目が覚めたほどでした。朝には雨は上がっていましたが、今日のペアのBさんと出船すると、川の水は茶色に濁り、水面には流されてきた流木や草がたくさん浮かんでいます。
今日操船をしてくれるのは、年期の入ったベテランの雰囲気を持ったおじさんです。朝一番からパプアンバスが釣れた実績のあるポイントをめぐってくれるのですが、キャストでもトローリングでもアタリがありません。

川の分岐のそばにある岩場はかなりいいポイントらしいのですが、そこでも反応なし。川岸際をトローリングで流していると、何度かごみが引っかかった後に、クンと当たって、寄せてくるとバラクーダ。そのまま終了となりました。


もう一方の日本人チームもフィンガーマークが釣れたくらいでパッとせず、我々が初日に行けなかったGTポイントに向かったマレーシア人チームは見事GTをキャッチしてきて、その日の夕食にはそのGTが食卓にのぼりました。（でもGTはすごくおいしいというわけでもなかったです。）


これで今回ここでのパプアンバス狙いは終了してしまい、釣り上げるどころかアタリすらなく、他の釣果もかなり寂しい結果となりました。とはいえ、パプアンバスはすでに次の機会を狙っているので、今度こそ。

翌朝雨は上がっていましたが、パプアンバスは雨が降って水のph値が変わると釣れなくなると聞いていたので、厳しくなったと思いながら出船。この日はTG君とペアです。昨日とはまた違った川をさかのぼります。


木陰になっているエリアでキャスティングから開始。反応がないままキャストを繰り替えしていると、CDラパラマグナムを引いているとき、コンコンとなにかがアタリ、うん？と思ったらグングンとヒット。しばらくファイトして、水面近くに白っぽい魚体が見えた瞬間フッと軽くなり逃げられました。走らなかったのでパプアンバスではないと思いますが、結構いいサイズの魚だったし、正体がわからなかったのが本当に悔やまれます。しばらく茫然としていました。

この日もしばらくしてからトローリングに切り替わりましたが、TG君がバラクーダをヒットさせた以外は反応なく、TG君はアーチャーフィッシュ（テッポウ魚）を釣ったことがないとのことなので、しばらくトップのゲームに付き合って、見事ポップxで釣り上げたTG君は喜んでいました。

午後にはまたもや雨が降り始め、トローリング中に少し重くなって小枝でも引っかかったかと寄せてくると、小さなコッドがついていました。この日はこれが唯一の釣果でした。


桟橋に戻ってくると、周りの木には猿が一杯。


他のチームも戻ってきましたが、どのチームもバラクーダばかりだったようです。ただ、マレーシア人チームは巨大バラクーダがヒットしたそうで、船底に潜られたときにロッドをへし折られていました。
マレーシアチームのタックルです。


夕飯はおいしかったです。